名探偵コナン 警察学校編 CASE.10 悪因悪果
週刊少年サンデー2020年48号掲載
ついに警察学校編の「諸伏編」がスタート!
サンデーの表紙には5人全員が勢揃いしていますね。
松田編では2人、伊達編では3人、萩原編では4人だったので、この諸伏編で5人揃ったことになりますね!
風呂掃除をしている5人を見ると、あの告知ティザーを思い出します。
PVも公開されました。
サブタイトルは「悪因悪果 (あくいんあっか)」
「悪い行為には、必ず悪い結果や報いがあること」ということで、「因果応報」の悪い方。
今までの警察学校組の悪行三昧を償うチャンス…それが「風呂掃除」だったんですね。
☆☆☆
燃え盛る建物の中へ、仲間の声を振り切って飛び込んでいく諸伏!
その3時間前、風呂掃除をしている5人。
掃除の合間に、諸伏がデザインした体育祭の教場旗をみんなで眺めている。
飾っていたら風に飛ばされ、野良猫に踏まれて松田は怪我をしたのだという。
そのまま旗をクリーニングに持っていこうとした時に、鬼教官に呼び出され、今までの悪行の償いとして風呂掃除を命じられることに。
諸伏は捜索願が出された女の子の資料を見て、何か思い出すかもしれないと資料を持っていく。
捜索願の件について萩原に聞かれた諸伏は、何も答えられず。しびれを切らした松田が、諸伏が両親の事件の犯人を捜していることを明かす。
また誰かが死ぬんじゃないかと怯える諸伏に対し、4人は今まで何とかなっただろと安心させようとする。
そんな様子を見て、諸伏は15年前の事件を話し始めるーー
☆☆☆
●15年前の事件
今回、諸伏にスポットが当たるとのことで、やはり両親の件に触れました。
両親に何があったのか、ついに明らかになりそうですね。
そして、風呂掃除!
初めて警察学校編がスタートすると告知があった描き下ろしのティザーイラストには、風呂場で眠る4人と降谷が描かれていました。まさに今回の話のモチーフになっている…ということですよね?
諸伏が過去を話すのも風呂場ですし、振り返れば警察学校編1話から諸伏の過去は少しずつ登場していたので、
警察学校編において諸伏の過去はかなり重要なポイントみたいですね。
松田が諸伏の過去を知っていたのも意外でしたが、降谷から聞いたのかも。
肩にゴブレットのタトゥーをした男を目撃した押し入れ。
最初は押し入れの下の段で見たものだと思ったんですが、今回は上の段で目撃したことになっていますね。
これって作画ミスなのか、今回のものが正しいのか…
●行方不明の女の子
そして気になるのは、諸伏が気にしていた捜索願が出された女の子。
萩原編で、チラッと女の子の回想がありましたね。
諸伏が子供の頃遊んでいた女の子で、病死したそうですが、気になることがあるそうで。それって一体何なんでしょうか…
諸伏の両親が殺された件と何か繋がりがあるんでしょうかね。
ただもしかすると、今回はその捜索願が出された女の子を犯人の元から救出するのがメインになるかもしれないですね…
今回の話の冒頭では火の中に飛び込む諸伏が描かれているのは、その女の子を助けるためだったりして……?
松田が身に付けている体育祭の教場旗、さらに指に巻き付いた包帯、昨日は雨が降っていた…
何やら伏線っぽい要素がちらほらとありますね(笑)
火災現場から脱出する際、4人が教場旗を広げて受け止める…という展開だったりして。
教場旗のデザインまでできるって、諸伏も才能に溢れていますよね。
ちなみに旗の下にチラッと書かれた助教の名前「松本尚太」。
これは担当編集の「松本敬天」さんと「町田尚太」さんの名前を組み合わせたものですね(笑)
青山先生はよく編集さんの名前を作中に出すんですが、ネームに書かれた名前を新井先生が反映させたんでしょうかね。
●死なねぇよ!!!
「これは俺が解決しなきゃならない事件…」
「もう誰も巻き込みたくないんだ…」
「また誰かが死んだりしたら…」
誰も巻き込みたくない諸伏に対して、松田と萩原と伊達は「死なねぇよ!!!」と一言。
これ、降谷だけ口が開いていないのはわざと…ですよね?
この3人が「死なねぇよ」と言ってしまうのは死亡フラグ感が満載ですが、明るくも少し切ないシーン。
デッキブラシを片手に「悪いようにはしねぇ」と言う松田は、松田らしいですよね…(笑)
果たして諸伏は過去に何があったのか、恐怖の夜…本人も辛いとは思いますが、心して読みたいと思います。
週刊少年サンデー 2020年48号(2020年10月28日発売) [雑誌]
- 作者:週刊少年サンデー編集部
- 発売日: 2020/10/28
- メディア: Kindle版