FILE1063 闇夜の追跡劇
週刊少年サンデー2020年47号掲載
FBI vs 黒ずくめの組織 シリーズ第3話!
キャメルがピンチ⁉
ますます緊迫の展開になってきましたね…
そもそもこの3話は主にアクション回!だったので、アニメになった時に見ごたえありそうな感じになりそうですね。
扉は「HU」「FU」と窮地に頭を抱えるコナン。
☆☆☆
ジョディ先生の書いた暗号が訓令式だったため、組織に罠だとバレたのではないかと推理するコナンと優作。
赤井はキャメルと連絡を取り、キャンティとコルンの追跡から逃れるよう指示。
キャメルは大樽通りに入り、持ち前のドライブテクを活かして、縦列駐車の車に紛れることに成功!
マークを路上に残し、キャンティ達から逃れるキャメル。しかし、コルンが停まっていた車の向きに疑念を抱き…
新たな追っ手にポルシェ356A ジンとウォッカも参戦。キャメルはT字路で巻こうとするが、左に曲がったためにジンに追い付かれてしまう。
海ボタルのトンネルを抜けると、ベルモットとキールに待ち伏せされ、キャメルは右肩を撃たれてしまい、車は海に転落…
コルンはキャメルの顔をどこかで見た気がすると発言。
水没する車の中で、キャメルはドアやパワーウィンドウが動かないことに焦る。
コナンは車の空気が天井から残り20センチになるまで吸い続けるように指示。なんとかキャメルは車から脱出してーー⁉
☆☆☆
●キャメルのドライブテク
ジョディ先生の暗号が組織に罠だと気づかれた件は、ローマ字表記の問題でしたね。
しかしジョディ先生だけの責任ではなく、赤井さんもチェックしていたそうで、そこは仕方なかったとフォローが入っていました。
赤井がキャメルに入れと指示していた「大樽通り」。
「大樽」は、イギリス ロンドンにある「ウォータールー」が元ネタのようですね…
そこで魅せたキャメルのドライブテク! 前後の車間なさすぎなのに、ここまでピッタリ付けるのもキャメルだから。
この状態から車を動かすと、前後の車に擦りそうですが、どうやって動かしたんでしょうか(笑)
●VSポルシェ
キャンティを振り切ったと思いきや、今度はジンのポルシェに追い付かれる展開!
ちょうどすれ違ったタイミングでUターンして追ってくる…執念深いジンらしいですね。
赤井はT字路をどちらかに曲がり…とあえて指示を出さなかったんですよね。まぁT字路なのでどちらかに曲がるしかないんですが(笑)
そして、T字路で左に曲がったために、ポルシェに追い付かれてしまうキャメル。
左側通行なので、左に曲がりやすいというのもあるんでしょうけれども、ジンはズバリ「人間は追いたてられると、左に曲がる習性がある」と豆知識を披露。
なんでも、人間は心臓が左側にあるので、心臓を守るために壁のある左側に向かってしまうのだとか。
ジンも物知りですねぇ(笑)
●海ボタルへの逃走
「海ボタル」…はもちろん「海ほたる」のこと。
「海ほたる」といえば、劇場版『14番目の標的』のモデルの1つですね。
ついに舞台は東京から千葉へ。
ここにきて逃げ切れたかと思いきや、ジンの指示で千葉側で待ち伏せしていたベルモットとキールに遭遇してしまいます。
ここのベルモットが例のパンチラですね。言われてみないとわからない感じですが…
ベルモットとキールのバイク二人乗りも新鮮で何だかいいですね。『ブラックインパクト』の時は分乗していましたし。
そして容赦なくキャメルを撃つキール! ベルモットの腕をさりげなく掴んでいるのもいいですね…
今回地味にキール活躍シーンが多いのは嬉しい!
そして、油断してはいけないのが、コルン!
コルンって寡黙ですけども、勘というか動体視力がもの凄いですよね。
キャメル追跡の際も、車が逆に駐車しているところを見抜いたり、車に乗っている人物の顔を判別したり…
何気に油断できない存在。
そういえば『純黒の悪夢』でも、「8時の方向…観覧車の上、何か動いた」と、細かい動きに気付いていましたし、『ブラックインパクト』でも赤井の狙撃の方向を瞬時に把握していました。
コルンがキャメルのことを思い出したら、またキールが危なくなりそうなので、要注意ですね。
●水没する車からの脱出
キャメルが乗った車は東京湾へ水没…
パワーウィンドウは故障し、ドアは水圧で開かない、ガラスを割れる工具もない…ということで大ピンチ!
しかし、車内ギリギリまで水を満たすことで、外側と内側の圧力が同じになり、ドアは簡単に開き、車から脱出。
コナンの助言によってなんとか脱出できました。そして優作がしっかりと解説(笑)
冷静になれば水圧のこととか考えられそうですが、焦っていると人間何も考えられなくなっちゃいますね…
キャメルの「赤井しゃん」が遺言になりそうなところでしたし(笑)
まさかここで緋色シリーズの名セリフ「赤井しゃん」が出てくるとは思いもしませんでした。
これで組織の追っ手からは逃れたのか…?
と気になるところで優作が「組織のことを少々甘く見ていた」と発言。
このセリフといい、だんだんFBIよりも優作の存在感が増してきている感じがします。
優作の言う「誰か」とは「RUM」のことなんですが、優作 vs RUMの構図が強まってきましたね。
…と、いい感じのところで、
51号まで
休 載
です!!!!
11月25日発売の52号にて連載再開。
次号から警察学校編を掲載。ついに「諸伏編」がスタート。
一応組織編は一段落したんですが、まだシリーズ3話目。続きがあると思うので、できれば休載なしで読みたかったですね。
(この話の後、普通に日常回が始まったらびっくりしますが(笑))
そもそも警察学校編が単行本発売に合わせるために、急ピッチで連載しているスケジュールなのもなかなか大変そう…
10/28 48号 諸伏編 1話目
11/04 49号 諸伏編 2話目
11/11 50号 諸伏編 3話目
11/18 51号
11/25 52号 原作 FILE1064
12/18(金)に警察学校編の下巻が発売予定。
本当に降谷編はいつ連載するのか… 原作と同時掲載というのもあったりするんでしょうか…
謎だらけのスケジュールですが、とにもかくにも警察学校編の諸伏編楽しみにしたいと思います。
週刊少年サンデー 2020年47号(2020年10月21日発売) [雑誌]
- 作者:週刊少年サンデー編集部
- 発売日: 2020/10/21
- メディア: Kindle版