FILE1062 計略の街角
週刊少年サンデー2020年46号掲載
組織編 FBI連続殺害事件 第2話!
「計略の街角」…そういえば、昔「裏切りの街角」っていうサブタイトルがあったのを思い出しました。
FBIに迫る漆黒の魔手!
ってアオリカッコいいですね。それにしてもFBIが殺されすぎのような気もしますが…
扉はスマホの暗号と、メガネをクイッとするコナン。
☆☆☆
FBIの使っている暗号が解けたコナン。
右下の点がずれていることから、文章の下半分を左右反転させると数字やアルファベットとして読めるのではないかと説明。
浮かび上がったのは、「米花町3丁目5番地 カフェ グアバ 10月3日16時」
FBIは専用のツールを使って解読していたが、コナンは頭の中で解読し、26文字のアルファベット対応表も完成させる。
先ほど殺された捜査官は、暗号を作ったジムとチェン。
キャメルは待ち合わせの暗号を使って、組織の人間をおびき寄せる作戦を提案。
暗号はジョディ先生が担当し、マークとキャメルが待ち合わせ場所へ向かうことに。
一方、FBIの暗号メールを傍受した組織のメンバーが動きだそうとすると、「待て…」とRUMの声が…!
待ち合わせの駐車場には、組織の人間が来る気配はなし…かと思いきや、入り口を見張っていた捜査官がキャンティとコルンに狙撃されてしまう!
キャメルも、赤井の指示を聞かずに駐車場から出ようとすると……車ごとジンに狙撃される…!
キャンティはキャメルの車を追跡。そんな中、工藤邸に工藤夫妻が買い出しから帰ってきてーー⁉
☆☆☆
●RUM登場!
暗号を逆手にとって、組織を追い詰めるんじゃないかと予想していましたが、まさかここまで組織に追い詰められてしまうとは。
なんといっても、今回RUMが登場しましたからねー(声のみで)
緊迫感も増し増し。
RUMの丁寧な喋り口調は、『純黒の悪夢』の感じが思い浮かびました。この話アニメ化された時もあんな声になるんでしょうかね(笑)
わざわざ声を変えているのも、組織の人間に裏切り者がいないかどうか警戒しているんでしょうか。
RUMの声にみんな焦っていましたが、ジンだけは笑みを浮かべていましたね。
ここまで組織フルメンバーで登場していますが、そういえばバーボンは一体どうしているのか… 気になりますよね…
公安の動きが描かれるのかも注目。
そしてRUMの正体もまだまだわかりませんね(笑)
本当に脇田がRUMだったら、あの寿司屋の口調とのギャップが凄いことになるんですが、それが狙いでしょうか(笑)
●暗号解読
さて、話を振り返ってみると、冒頭で暗号をあっさり解いたコナン。
あの暗号を頭の中で解いてしまうって、もはやコナンの頭の中どうなっているんだって感じです(笑) ただコナンも平次も、暗号系の事件で結構解読表作らずに解いてしまっている印象的ですね。
グアバジュースを売りにしていたカフェが閉店。その看板が店先に捨ててあるって(笑)
暗号の解読表。「M」「W」は大文字か小文字かで形が変わりそうですね。
組織をおびき出す作戦に加わるキャメルに対して、帽子を差し出す赤井。
実は「この世にいるはずのない人間」だったキャメル… って今さらすぎる気が(笑)
緋色シリーズでもベルモットと会話していましたし、(ゼロティでも安室と色々ありましたし) 何気に表に出て行動しているんですよね…
『赤と黒のクラッシュ』でキャメルの車が爆発する時も、組織に姿は見られましたが、顔までは見られていなかったので、おそらく気付かれていないんでしょうね。
しかも帽子をかぶったら万能って、赤井さんは帽子をコナンのメガネ張りに信頼しているみたいですね。
そもそも、赤井さんもこの世にいるはずのない人間のはずが…FBIの面々に顔出しして、この間も帽子かぶって素顔で車を運転していましたが……
こんなブーメランなセリフ、いいんですか…(笑)
と色々心配になります。でも、これは赤井さんも「自分はもう死んだ人間で、バレるとキールが危ない」ということを認識している、ということでいいんですよね?
●組織の作戦
一方、組織はFBIの暗号をあっさり傍受。こんな簡単に傍受してしまうって、やっぱりFBIのセキュリティが心配になってしまいます(笑)
そしてここでRUMが登場するんですが、気になるのはジンのセリフ。
「ああ… 大事の前だ… 邪魔なハエ共は1匹でも多く…」
この「大事の前」って、以前黒田管理官も言っていましたが、やっぱり組織で何か大きな事が起きるみたいですね… そして、そこにバーボンも絡んでくる感じなんでしょうか。
果出風町の駐車場で待機するキャメル達。
果出風町。これはイギリスの地名 カーディフが元ネタですね。
そしてビルで待機していたデイビッドが撃たれてしまう… 原作でキャンティとコルンが狙撃しているのは結構レアですよね。いつも未遂で終わっているので…
さらに、ジンも狙撃!
キャメルの隣に座っていたマークは足を撃たれてしまいます。
ジンがライフル構えているのって、まさに『天国へのカウントダウン』ですよねぇ…
でも、あれれ~⁉ ジンって「左利き」のはずなのに、引き金を「右手」で引いていますが…
これって、作画ミス⁉ それなら単行本で修正されるかと思いますが、結構大きなミスですよね。
『元太少年の災難』で、ジンは左利きだと言っていましたし。
もし作画ミスではないのなら、ベルモットが変装していることになりますが、そんな危険なことするでしょうか。キャンティに命令も出していますし…
それから焦ってキャメルに指示を出す赤井さん、珍しいですよね。
赤井さんにもこういう一面があるんだ、と。『緋色の弾丸』でもきっとそういう赤井さんが見れそうな気がします。
キャメル、あっさり工藤邸まで帰ってきたら、居場所がバレるので、うまいことドライブテクで逃げ切ってくれよな!
●工藤夫妻、帰宅
工藤夫妻が買い出しに行っている間に色々と大変な事態に…
優作は暗号を書いたのがジョディ先生ということで、あることに気付く。
優作キレッキレですね。もはや「優作 VS RUM」の話になっている気が(笑)
鍵はジョディ先生の友人、澁谷夏子先生。
「渋谷夏子」と書かれていますが、正式には「澁谷夏子」のはず…
まさかここで澁谷先生の話が出てくるとは、意外でした。今回の暗号がローマ字で書かれているのがポイント。
小学校で習うローマ字は、訓令式なので、「フ」を「hu」と表記。
本来はヘボン式で「フ」を「fu」と表記するべきなんですが、
ジョディ先生は、澁谷先生に教わったこともあって、果出風町の「カデフ」を「kadefu」ではなく「kadehu」と書いてしまった訳ですね。
以前やりとりされた暗号の「古糸」は「furuito」とヘボン式になっているので、急に暗号が訓令式に変わっている…
この違和感にRUMは気付いて、罠だと思ったんでしょうね。
暗号の作成者が別の人物になっている…と。
FBIのメンバーもジョディ先生に任せずに、後でチェックすればこんなことにはならなかったのでは…と思うんですが、後の祭り。
昔のあのキレッキレのジョディ先生はどこに…とちょっと悲しくなりつつ…
あっさり見抜く優作とコナン。やっぱり優作はチートキャラですよね… 知恵を借りるどころか、FBIを仕切る展開になってしまいそう(笑)
次回も緊迫の展開が待っているはず…楽しみです!
週刊少年サンデー 2020年46号(2020年10月14日発売) [雑誌]
- 作者:週刊少年サンデー編集部
- 発売日: 2020/10/14
- メディア: Kindle版