コナンめも日和

「名探偵コナン」についてサンデー中心に書いています。

FILE1049 とても信じられない…

週刊少年サンデー2020年15号掲載

注目の新シリーズ第3話!


ベルモットとメアリーの対峙。

扉に書かれている「秘密で着飾った、女と女」

まさに二人のことを表していてセンスあるアオリですね(笑)

今週号は「のび太の恐竜」が掲載され、サンデー誌面には「隠れドラえもん」が至るところに登場するなど、ドラえもん号なんですが、
今回のコナンにはドラえもんの姿はありませんでした(笑)

さすがに登場させるのが難しかったのか、連載ペースが変わっているので企画に合わせられなかったのかもしれませんね。


☆☆☆


数ヶ月前、ロンドンのヴォクスホールブリッジで対峙するメアリーとベルモット

ベルモットの目的は、死んだはずの赤井務武に成り代わってMI6に復帰すること。

そのためには、妻のメアリーの存在を排除する必要があり、ベルモットはAPTX4869を口移しでメアリーに飲ませる!!!

薬を飲んだメアリーは橋から転落、世良の元へ体が縮んだ状態で帰ってくる。

現在、事件の検証を進める中、被害者のケーキにのみ毒がかかっていたことや、床の黒ずんだシミ、被害者の動機など気になる点が続々と明らかに…

そして、厨房にマーカーが捨てられていたことから、初根が疑われることに。

しかし、初根のある一言からコナンと世良は真相に気付き…⁉


☆☆☆


●衝撃のキッス

事件はいよいよ次回解決編…ですが、今回はそれどころではないくらい衝撃の展開でしたね(笑)

メアリーがベルモットにAPTX4869を飲まされてしまう…という展開は分かっていましたが、
まさかベルモットがメアリーに直接口移しで薬を飲ませるとは………………

キスして薬を飲み込ませるって、相当のテクニックが…

チューしてる!とシェリーさんも言っていましたが、本当に衝撃のシーン。

メアリーに変装がばれなければ、務武のままでメアリーにキスをして薬を飲ませていたかもしれないですね。

どちらにしてもアダルティな香りがしますし、メアリーにとっては屈辱的ですよね。

そこがベルモットらしいというべきなのか…

ベルモットは薬が若返る効能があると知っていて、わざと飲ませた可能性もありそうですよね。

体が縮むことで、体が動けなくなりますし、黒服の組織の人間がメアリーを拉致しやすくなるという点もありますし…

いずれにしても、ベルモットにとって(組織にとって?)メアリーが邪魔者だったみたいですね。

そして、その薬は「自分の妹」つまり「メアリーの妹」が作ったものだと、ベルモットはさらりと一言。

もちろんそれは、エレーナ…灰原哀 つまり宮野志保の母親。

メアリーとエレーナは姉妹だとさらりと明かしましたね。


ベルモットは宮野家と赤井家のつながりについて、どこまで知っているんでしょうか…

赤井秀一は2年前まで組織に潜入していましたが、正体がバレるまでは彼が赤井務武の息子であり、FBI捜査官だと本当に分かっていなかったのか気になりますね。

ベルモットはもしかするとライの正体に気づいていたのかも。



ベルモットの目的


赤井務武に変装したベルモットが長い間ロンドンをうろついて、メアリーを探し出すという長い計画。

その目的はMI6への潜入。

MI6内部に組織の人間を送り込ませる計画が進んでいたようですね。

組織にFBI捜査官やCIA諜報員が潜入しているように、他の諜報機関に組織の人間が潜入している…ということも十分ありえますし、ベルモットの変装能力を潜入に活かしていたということに。

つまり、この段階ではMI6に組織の人間は潜入していないことがはっきりしましたね。

務武とメアリーがMI6の人間だとどうやって突き止めたのかも気になりますが、やはり組織はスパイに潜入されているものの、逆に色んなところに潜入もしているんですね。


薬を飲まされたメアリーは体が縮んで子どもの姿のままで、世良の元へ。

新一や志保は10歳ほど若返って小学校低学年。

メアリーは50歳を超えているとして、40歳くらい若返って、中学生。

この差って一体何なんでしょうか… 途中川に落ちて体が冷やされたことで、若返りが途中で止まってしまったということでしょうか。

それなら、ちょっとは納得できますね。

世良と再会したメアリーは身長が小学生くらいしかない気もしますが(笑)



Q メアリーはなぜ中学生くらいの容姿をしているのか?

A 数か月前、ロンドンでベルモットにAPTX4869を飲まされたから


Q ベルモットはなぜメアリーに薬を飲ませたのか?

A ベルモットが務武に変装してMI6に潜入するため。メアリーの存在が邪魔だったから


一応今回の話でメアリーの謎がまた明かされたことになりますね。その分、新たな謎も生まれたような…(笑)


●事件の真相は


一方、今回の毒殺事件の犯人に関しては、マネージャーの櫛山に対する疑いがいっそう深まりましたね。

個人的なポイントは、クラスメイトの祐美をコナンが「関澤」と呼び捨てで呼んだところですが(笑)

そしてテーブルの下からひょっこり現れるコナンと世良も可愛かったですね。

その時発見した黒ずんだシミの正体は、おそらく除光液。

書けないマーカーを除光液で復活させたというのは何度も書いていますが、櫛山がマーカーにつけようとしたときにこぼれたんでしょうね。

初根の発言「復活」から、マーカーの復活。


そして、厨房に捨てられたマーカー。

初根が疑われてしまいますが、それも犯人の狙い通り?

櫛山が厨房に行けたタイミングは、コナンの水を貰いにいった時。

その時、マーカーをゴミ箱に捨てたのかもしれないですね。


そして、花崎の毒殺方法。

コナンが最後に「自ら進んで毒を口にしてしまった」とあるように、花崎は自ら毒の入ったケーキを食べたことになります。

つまり、櫛山は花崎に毒入りケーキを食べさせるように仕向けた…と。

そこで気になるのは、櫛山の手付かずのケーキ。

イチゴがぐにゃっと傾いて置かれているのが気になります。

もし、このケーキがもともと花崎のもので、花崎が食べたケーキが櫛山のものだったとしたら…?

花崎はテーブルに置かれたフォークとナイフが平行じゃなかったことに文句をつけるくらいのクレーマー気質な性格ですから、
もしかすると花崎は配られたケーキに対して文句をつけようとしていたのではないでしょうか。

そんな時、偶然席を立った櫛山の綺麗なケーキを見て、自分のケーキの皿と入れ換え。

しかし、そのケーキには櫛山によって毒がふりかけられていた……

この場合、初根が花崎にイチゴが傾いたケーキを配らないといけないんですが、
もしかすると櫛山は元々初根にそういうケーキを配るように言っていた可能性も。

また、プロジェクターのコンセントを抜ける人物も、初根が疑われていましたが、位置的に櫛山が有力ですし。

今回、コナンは声があまり出ないので、世良がメインで推理を披露するんでしょうね。

危険を冒して眠りの園子はしないはず…


次号はサンデー 久々の集合表紙! ジャンプだとよくあるんですが、サンデーではあまりないので楽しみです。