コナンめも日和

「名探偵コナン」についてサンデー中心に書いています。

ゼロの日常 TIME.48「嘘の見破り方」

週刊少年サンデー2021年7号掲載


ゼロティ 今回は嘘にまつわるお話。

扉はトリプルフェイスな安室透 降谷零 そしてバーボン。


★★★


帰りが遅い安室を心配する梓。

買い出しから帰る連絡をもらったきり、帰ってこないという。

そんな時、ポアロに来ていた浩樹の母に、梓は「嘘の見破り方」を伝授。遅刻した日の行動を順に話してもらい、今度は時系列を逆から話してもらうこと。

人間は実際に体験したことなら、記憶をたどって逆からでも説明できるが、嘘を重ねれば重ねるほどに説明が困難になるとか。

一方、買い出しに時間がかかった安室は、駄菓子屋で偶然浩樹を見かける。贈り物へのアドバイスをした後、ポアロへ帰ってくると…

梓から遅くなった理由を聞かれ、暴れ馬に乗ってひったくりを捕まえていたと答える安室。嘘を見抜くテクニックを知っている安室は、あえて逆から話そうかと提案するも、あきれる梓。

その後、浩樹の母が浩樹を連れてポアロにやってくる。習い事の迎えに現れず、浩樹は側溝のフタを外して泥だらけで遊んでいたという。

嘘をつく浩樹の態度や手に持っている物を見て、浩樹の行動の理由を見抜いた安室。手を洗うようにすすめながら、さりげなくアドバイス

帰り道、母の指輪が見つかっていないことを聞き、明日いいことあるかもと伝える浩樹。明日は母の誕生日、リュックには駄菓子屋で買った指輪が――


★★★

またまた登場 浩樹くん

嘘の見破り方…にまつわる、ほのぼのエピソード!でしたね。

浩樹くんもすっかりゼロティのレギュラーですね。

指輪をなくした母親に、指輪をプレゼントするために… 浩樹くんがついた優しい嘘。

そして、安室が遅刻した時に話したトンデモないエピソードは…まさかの嘘ではなく…ホントの話(笑)

米花町のカウボーイ 見事ひったくり捕獲。
こんなことある!?って思いますが、安室さんならやってのけちゃいそうですよね。

ちゃんと安室の顔が見えないように写真が撮られているのもいいですし、ゼロティらしいオチでした(笑)


さて、原作は9号から連載再開!

2週間後の1月27日発売。割とすぐですね。

黒ずくめとの戦いが一段落して、一体どんな話が描かれるのか楽しみですね。


ゼロの日常 TIME.47「お見舞い」

週刊少年サンデー2021年6号掲載


ゼロティ再開! 『葬送のフリーレン』がまたしてもサンデーの表紙で人気な感じが伝わってきますね。

今回のゼロティは季節が変わり、お盆のお話。

扉はどこかを見つめるハロの後ろ姿。一体何を見ているのでしょうか…


★★★


足を怪我した鶴山のおばあちゃまのお見舞いに向かう安室と梓。

途中でナナと愛犬のチビと出会い、一緒に鶴山のおばあちゃまの家を訪れる一行。

そこでお見舞いに持ってきた果物を一緒食べることに。精霊棚の飾り付けができなくて困るおばあちゃまを見て、安室は何かを思いつき…

安室の指示通りに果物をカットしていく梓とナナ。安室も素早い手さばきでスイカをカット。なんとフルーツカットでお盆の飾り付けを完成!

風もないのにろうそくが揺れたり、チビが何もないところで吠えたり、写真を撮るとチビの周りに光の玉が…

ご先祖様が帰ってきたと喜ぶ一同に、安室はそれぞれの現象の理由について考えるも…

今日はお盆だから、もしかするとそうかもしれない。安室はみんなで花火を楽しむ――


★★★

●鶴山のおばあちゃま回

前回の雪山とは季節がガラリと変わって、お盆のお話。

鶴山のおばあちゃまの話はほっこり箸休め的な印象が強いです。


やはりなんといっても、ナナちゃんとその愛犬チビが再登場したのは嬉しかったですね!

ゼロティのレギュラーキャラって結構少ないので、彼女が物語に新たな流れを作ってくれるのかもしれないですねぇ。

チビとハロの犬コンビの活躍も今後見られそう?ですし。


●精霊棚

鶴山のおばあちゃまの家には、精霊棚(しょうりょうだな)が。

精霊棚とは、お盆の時期にあの世から帰ってくる先祖の霊が滞在するとされている、専用の棚のこと。鶴山のおばあちゃまは毎年精霊棚を作って、お盆を過ごされているんですね…

実際のところ精霊棚を作ってお盆を過ごしている家庭って、どのくらいあるんでしょうかね。

ご先祖様の霊が乗る乗り物として、きゅうりやナスで作った精霊馬を用意。

安室や梓は当然精霊棚が何なのか知っているでしょうから、知らなそうなナナを登場させたのかも?

●フルーツカット

果物を使って精霊棚に飾るお供え物を完成させた安室たち。安室は華麗なる手さばきでスイカカービング、見事に薔薇を咲かせます(笑)

イカカービング、調べてみると実際に作っている写真が色々と出てくるので面白いですね。

さらに梓はパイナップルを使ってパインボート、ナナはバナナとブドウを使ってバナナドルフィンを披露。

パインボートもバナナドルフィンも、検索すると綺麗な写真がたくさん出てきて、改めて手先の器用な人は凄いなぁと思います(笑)

単にフルーツを飾るだけでなく、フルーツカットでお盆を迎えるというのも、安室らしいアイデアですよね。

●お盆だから…

風がなくても揺れるろうそくも、何もないところで吠える犬も、写真に写った光の玉も、すべて科学的に説明ができる。

けれども、安室はあえてみんなに説明せずに、お盆を過ごし、花火を楽しむ…

安室自身も、お盆だから警察学校時代の友人4人ことを思い浮かべているのかもしれないですね。以前安室透のLINE企画で「お盆」と打つと、警察学校組の集合絵が送られてくることがありましたし。

お盆は安室にとっても、かけがえのない人々を思い出す大切な時間になっているのかもしれないですね。

そして、今は梓に鶴山のおばあちゃまにナナにチビ、たくさんの人達と過ごすいつもと違ったお盆になりましたね。


さてさて、次回もゼロティ掲載! 安室が遅刻して嘘をつく!? そんな意外な話だそうで…楽しみですね。

ゼロの日常 TIME.46「電話での会話」

週刊少年サンデー2021年4・5合併号掲載

ゼロティ連載再開!

表紙を飾ったのはSixTONES。メンバーの京本大我くんはコナン好きということで有名。インタビューにもしっかりとコナンネタが入っていましたね。


さてさて…

さっそくこの扉絵を見てビビっときた人も多いはず!

これはあの「雪山の教会」事件の時の! 車内でババ抜きをしている安室だ!と。

(雪山事件は97巻に収録。未アニメ化エピソード)


★★★

長野県松本駅 特急あずさに駆け込んで帰ってきた翌日。

ポアロでは梓とまかないの相談。ラーメン小倉の店主がなにやら怪しい電話をしているのを聞いた安室は、真剣な表情で家に戻る…

その怪しげな会話が実は「蕎麦」の話ではないかと推理する安室。

トイチ(外一)、金(斤=キン)、車(車海老)、あんちゃん(残り物)、駅そば(駅構内の蕎麦屋)。

小倉はラーメンのために別のジャンルも研究しており、最近は蕎麦にはまっているそう。

実は安室、長野の時から蕎麦が食べたくて仕方がなく、梓から蕎麦のことを聞かされて、ついに自分で蕎麦を作ることに!

蕎麦を作る安室のそばで、ハロが尻尾フリフリ。

手打ちの外一蕎麦が完成かと思いきや、電話がかかってきて、なかなか食べられず、スマホの電源を切って笑顔で蕎麦を味わう安室――


★★★

●満面の笑み

蕎麦が食べたくて蕎麦を自分で打って、笑顔で食す…そんな安室の日常でした(笑)

ここまで笑顔で蕎麦を食べる人がいる!?というぐらいの笑顔の安室でしたね〜

そもそも、蕎麦を食べたいからと言って、自分で粉から蕎麦を打って作る人ってなかなかいないですよね。さすが安室透…といった感じです(笑)


今回はただ蕎麦を食べたい!という話ではなく、あの雪山事件のその後を描いた話でした。

前号のサンデーでRUMの正体が明らかになり、その次の号で雪山事件に関連した話を掲載するのは狙っている感じがありますよね(笑)

あの雪山事件、結構緊迫した雰囲気でしたが、実はずっと安室は「蕎麦を食べたい」と思っていたんでしょうか…

そう考えるとちょっとシュール。

特急に乗り込む安室、手ぶらだったので本当に何も持たずに長野まで来ていたんですね。


★★★

●怪しいラーメン小倉

さらに今回は、闇金疑惑のラーメン小倉も面白かったですね。

蕎麦に関する用語を話しているだけなのに、怪しげな言葉に聞こえてしまう… そんな梓と安室のやりとり。

さらにシリアスな表情で自宅へ向かう安室からの、笑顔で蕎麦を作り始める安室のギャップ。

蕎麦を食べたい安室が、もっと蕎麦を食べたくなってしまう。そんな話の仕掛けも凝っていました。

さらに蕎麦疑惑を小倉に確認する安室も描かれたので、安室の推理が合っていたことになりますね。


★★★

●ハロと蕎麦

色んな要素が盛り盛りな話ですが、なんといっても…

ハロ

がかわいい話でした。

安室が帰ってくるなり、しがみつくハロも。

ビニール袋をかじるハロも。

トイチについてハロに話す安室も。

それをわからなそうに聞くハロも。

蕎麦のアレルギー検査が問題なかったハロ。

基本的に犬に蕎麦を与えても問題ないそうなのですが、きちんと茹でたもので、冷まして細かく切った方がいいのだとか。そして味付けせずにそのままの方がいいそう。

安室が蕎麦をトントンと切る音に合わせて尻尾をフリフリするハロ。

蕎麦を食べたそうに待っているハロ。

蕎麦を前にしっかりと「待て」するハロ。

よだれを垂らしながら蕎麦を見ているハロも(笑)

それにしてもハロ お利口さんですねぇ…

色んな顔のハロが見られたので嬉しかったです。


最終的に蕎麦を食べようとすると電話がかかってくるので、5分だけ電源オフして蕎麦を食べる安室でしたが………

結局、ハロは蕎麦食べられたんですかね?

安室が夢中で蕎麦を食べ終わった後に、ハロが食べていないことに気づいてそう。

蕎麦を食べて2020年の連載は終了。年末、年越し蕎麦に合わせてこのエピソードを選んだのかと思ってしまうほどのほのぼのした話でした。

次号は鶴山のおばあちゃまのお盆にまつわるエピソード!

季節は冬から夏へ。そろそろ新たなレギュラーキャラがほしいところですね。


今回はゼロティ5巻の6話目に収録される話。ゼロティは基本10話収録なので、あと4話ほどで5巻のストックが貯まることに。

最近青山先生のプロット回もないですし、なんとなく全5巻で完結しそうな予感がしているんですが、どうなんでしょう。

そのあたりも注目したいですね。


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FILE1066 RUM


週刊少年サンデー2021年2・3合併号掲載

FBI連続殺害事件 第6話 シリーズ解決編!

サブタイトルは「RUM(ラム)」…こんなストレートなサブタイトル… 衝撃のクライマックスでしたね!

扉はコナンと開眼昴+背後霊の赤井。


★★★

キャンティの凶弾はキャメルの胸に命中。キャメルは海へ落ちていく…

一方、指を立てて笑みを浮かべる赤井を見て何かを察するコナン。

ジンは手榴弾を海に投げ込むことで、確実にキャメルの命を絶とうとする。しかし、投げ込む手榴弾を赤井が狙撃し、空中で爆破させる。

消防艇が消火活動を開始したため、ジン達は島から退散。

ベルモットは撃たれたFBI捜査官がキャメルだと気付き、コルンに確認すると、「2年前にRUMから送られてきた写真に写っていた男」とのこと。

2年前、倉庫の見張りをさせられていたコルンは、赤井(ライ)を見たら撃ち殺せという指示を受けていたという。

そんな会話に割って入ってくるRUMは、車に乗ってどこかへ移動中。

工藤邸ではキャメルの散髪が行われ、笑うFBIの一同。

実はキャメルは死んでおらず、コピー用紙の束で弾は防がれ、ハンチング帽の血ノリの仕掛けによって 貫通したように思わせたのだった――

コナンと赤井が立てた作戦によって、何とか助かったキャメルは、RUMが「ふざけた名前」を名乗っていることを話す。

走る車の中で、2年前のキャメルとの出来事を思い出すRUM。そう、あの時居合わせたおじいさんこそ…RUM。

RUMは車から降り、カツラをかぶり、髭と前歯をつけて、「いろは寿司」へ―― 視線の先には毛利探偵事務所が――!?


★★★

●RUMの正体

RUMが…ついにRUMの正体が判明しました!

まさかというか、やはりというべきか…

脇田兼則… 彼はRUMが変装した姿だったとは…

元の姿は「スキンヘッドで義眼の男」…といった感じですが、カツラと髭と前歯、眼帯を付けることで脇田に変装。

前歯が変装だとわかって少し安心しました(笑)

前歯が出たRUMがあの方の側近だった場合、ちょっとコントっぽくなってしまいますからね。

ベルモットみたいに顔そのものを変えている訳ではなく、簡単な変装なので、ベルモットの手を借りなくてもいいんですね。


電話でジン達に命令している場面では、黒い犯人っぽいビジュアルで登場したので素顔がわからなかったのですが、終盤に来て、キャメルの回想とともにRUMのビジュアルも判明。

という、ちょっと凝った見せ方。

そして、RUMは脇田登場前から、「58巻」から登場していたのには驚きました!

2年前、赤井(ライ)が組織にフラれるきっかけとなった、キャメルのやらかし現場にいたあの老人がRUM!

あの老人、実はアシスタントさんではなく青山先生が描いているので、もしかすると青山先生はこの段階から何かを想定していたのかもしれないですね…

58巻の鍵穴はキャメル。『赤と黒のクラッシュ』の前半は怪しげなキャメルの初登場が描かれていて、懐かしい…

今100巻収録のエピソードを連載しているのですが、58巻が42巻も前の話だなんて、時間の流れは早いですね。


★★★

●ふざけた名前

キャメルがRUMの新たな情報を手に入れましたが、ちゃんとコナンやFBIのメンバーに情報共有していたのがよかったですね。

RUMの正体が「読者」に明かされただけで、コナンはRUMが一体誰なのか知らない状態。

まさか探偵事務所のすぐ隣、「いろは寿司」にいるとは思っても見ないでしょう…

顔を変えて、ふざけた名前を名乗ってる。

「ふざけた名前」が何なのか。それはおそらくこの前予想した通り、「脇田兼則」=「時は金なり」=「タイムイズマネー」のアナグラム

しかし、コナン達がここにたどり着くためには、RUMがメールに「タイムイズマネー」と付けていることなどの情報が必要になってくると思いますが、そのあたりどうするんでしょうかね…

まだまだRUMとの戦いは始まったばかり…なのかもしれませんね。


★★★

●キャメルの犠牲

RUMの衝撃が強かっただけに、前回撃たれたキャメルのことが放置気味ですが(笑) 無事に生還しました!!

FBIのみんながキャメルが死んで悲しんでいるかと思いきや、髪の毛を犠牲にすることで、まるで別人のようになったことに笑っているとは(笑)

キャメルは長髪のイメージがあったので、ちょっと2年前の雰囲気に戻った感じがしますね。

コピー用紙を使って防弾チョッキ代わりにして、博士の発明品の血が出るハンチング帽の血ノリを使って、見事撃たれたように見せかける… 口から血が出ていたのは背中を強打されたことによる吐血でしたが、キャメルの偽装死は成功。

鉄柵を閉めたのは、足を狙わせないようにする作戦だったとは驚きました。

なんとか生還したキャメルですが、今回捜査官が7人も殺されてしまったのはなかなかの痛手。

ここまでの大事件、本当に降谷零や公安が動いていないんでしょうか…? バーボンは今回出てこなかったので、裏で何かしていると睨んでいましたが何も無し。そのあたりの動きも気になるところですねぇ…


★★★

●スナイパー赤井

そうそう今回は満を持して!? 赤井の狙撃シーンも描かれましたね。

キャメルの胸に仕掛けられた血ノリを撃ち抜き、さらにはジンが投げた手榴弾も撃ち抜き、ジンの足元やキールの帽子も…

特にキールの帽子を撃ち抜いたのは見事…赤井の狙い通りでしょうね。

ベルモットの言うとおり、やみくもに撃った弾が当たったようにしたかったのかも。ただ「赤井じゃあるまいし」という発言はなかなか鋭い(笑) さすがベルモット

まさか赤井が生きていて、今組織が狙われているとは夢にも思っていないでしょうね… キールを除いて。

「伏せろ!!」と言われて一斉にしゃがんでいる組織もちょっとシュール(笑) 消防艇が来たことで組織は退散。


「今日は全然釣れなかったね お父さん!」

「まさかボウズとはな…」

今回の話、愉快な釣り親子に扮する昴とコナン…さらっと描かれていますけど、なかなかのインパクトを残したシーンですね(笑)

ボウズは一匹も釣れなかったことを指しているんですが、コナン=坊やのことを意味していたり、「組織の人間が一人も捕まえられなかった」という意味もあったりで凄い場面。

昴とコナンが親子のフリしているのもちょっと面白いので、アニメ化する時も楽しみです。もっとこの偽親子を見ていたい気分になりますね(笑)


★★★

●今後の展開

RUMの正体も判明し、新たな展開に突入しそうなコナン。

1月27日発売の9号まで、約1ヶ月ほど連載がお休み。組織編の後日談を少し描いた後、日常回に戻りそうな予感がします。

さっそく脇田が出てくるのか、いよいよ平次と和葉の決着が描かれるのか、赤井ファミリー絡みなのか、あのお茶会の続きが判明するのか…

おそらくお茶会の話は、今後描かれる組織の「大事」に関わってくると思うので、まだ先なのかも!?

次号はゼロティ連載再開! 蕎麦にまつわるエピソード。

年末ですから、年越しそばとかそんな感じですかね…楽しみです!



FILE1065 狩人と獲物

週刊少年サンデー2021年1号掲載

やってきました!新年1号! つながる表紙の続き!組織一色!

全サもジン&ウォッカのボイス入りポルシェ! と黒に染まっていますね!


今回の表紙を飾っているのは、コナン(右側)、ジン、コルン、ベルモットウォッカキールキャンティ

さすがにバーボンやRUMは描かれていませんが、組織のメンバー勢揃い。しかも、先週の表紙を左に置くと、1枚絵が完成! 赤井の視線の先にはジン!

キャンティ、コルン、キールはサンデーの表紙に初登場ですねぇ。

キャンティとコルンって、いつもセットに描かれがちなんですが、今回の表紙はバラバラに離して配置。

キャンティベルモットは不仲なので、離れていて、キャンティは感情的なので前線に配置しているんでしょうか。

繋がった表紙のイラストを使ったグッズも出してほしいですね〜。


☆☆☆

全サに喋るポルシェ356A登場

ジンが大きく表紙を飾ったタイミングで、ジン&ウォッカの音声を150種収録したポルシェが応募者全員サービスに!

RX-7マスタングRX-7と来て、ポルシェは外せないですね!

昴さんのマッチ箱が余計浮くことになるので、スバル360で出してほしいところですが(笑)

ジン&ウォッカファンにはたまらない全サですね。

さて、扉は柵の向こうを見るコナン。


☆☆☆

海猿島を捜索する組織のメンバー。

キャメルは赤井の指示でコーヒー豆の麻袋を手に入れる。

そんな中、キャメルのいる観光案内所にウォッカキャンティがやってくる。

ウォッカ曰く「RUMがふざけた名前を名乗っている」

ウォッカの話に聞き入るキャメルは、うっかりコーヒー豆を踏んでしまい、姿を見られてしまう。しかし、ウォッカがコーヒー豆に足を滑らせたことで何とか逃げることに成功。

赤井は麻袋を3つ繋いで土の中に埋め、その中に隠れることをキャメルに提案。キャメルは指示通りに土の中に隠れるが…

ジンも落ちていたコーヒー豆からそのことに気付く。RUMからの指示で島の森を燃やし、キャメルをあぶり出す作戦に。

土の中から脱出し、桟橋まで逃亡するキャメル。

組織に追い詰められ、キャンティの撃った弾丸が、キャメルの心臓に――!?


☆☆☆

●キャメル死す!?

キャメル、キャメル…

キャメルー!!!!

…撃たれてしまいました…

まさかまさかの展開に。

まさに衝撃展開。

コナンも驚いていますし、これはキャメル本当に死んでしまうのでは…


――――と思ってしまいますが、色々と気にかかる点がいくつか。


まず、コナンが赤井に風向などを指示するスポッターの役割をしていること。

赤井に「アレを使うっきゃないよ」と言うコナン。

観光案内所にコピー機があったかどうかキャメルに聞く赤井。

そして阿笠博士の発明品のハンチング帽。これは赤井曰く「切り札」。


これらのことから言えるのは、コナンと赤井は何かしらの作戦を仕掛けている!ということですよね。

つまり、キャメルは撃たれていない!


キャメルが撃たれたように見えるのは、「ハンチング帽」の仕掛けを使ったのかも。

博士の発明品で「血が出るニット帽」があったので、おそらく今回はそのハンチング帽バージョン。

赤井はキャンティが撃った瞬間に、キャメルの服に仕掛けられた「ハンチング帽の血が出る仕掛け」を撃ち抜いたんでしょうね…

では、キャンティに撃たれたキャメルは大丈夫なのか!?

撃たれるキャメルといえば、『異次元の狙撃手』を思い出しますが、あの時はきちんと防弾チョッキを着ていましたね。

今回は着ていない?みたいなので、もしかすると、防弾チョッキの代わりになるものを身につけているのでは…

ヒントは「コピー機」。

コピー機の中にはコピー用紙が入っているので、コピー用紙の束を使えば、防弾チョッキの代わりになるのかもしれないですね。

そもそもジンが「頭」を狙わなかったのは、キャメルの顔を確認したかったから。コナンと赤井は頭ではなく胸を狙うことも読んでいそうです。


これでキャメルが無事だという可能性が出てきたので一安心。

そうそうコナン達がいる「なみかぜ公園」は、「うみかぜ公園」が元ネタでしょうね。写真を調べてみたらそっくりな場所でした。


☆☆☆

●土遁の術

では今回の話の冒頭を改めて振り返ってみると、
まず赤井はコーヒー豆の麻袋を使って土に潜る作戦を提案。

「土遁(どとん)の術だね!!」と言うコナン。

このセリフを見て、青山先生の前作『YAIBA』を思い出した人がいたら嬉しいですね(笑)

刃が土遁の術を使う場面がありまして……懐かしいです。


そしてコーヒー豆に足を滑らせるウォッカ(笑)

いや、これはウォッカにしかできないですね。ジンがコーヒー豆に足を滑らせるところなんて見たくないですし…(笑)

「ズデン」という効果音がちょっとかわいい。

麻袋がなくなったことに気付くジンもやはり勘が鋭い…

しかし、その先を行くのがRUM。

森を燃やす作戦ってなかなか豪快ですよねぇ…


☆☆☆

●ふざけた名前

そんなRUMに関する新情報!

ウォッカはRUMのことを「RUMの旦那」って呼んでいるんですね(笑)

RUMの姿が大男や老人だとか言われているのは、RUM本人が流した「偽情報(ブラフ)」。確かなのは義眼のみ。

灰原が言っていたことは大体合っていましたね。

ジンはRUMに会ったことある上、どこで何をやっているのかも知っているとか。やはり、ジンだけは別格といった感じですね。

しかし、ウォッカ…捜索中とはいえ、喋りすぎでは(笑)

そんなうっかりなところもウォッカらしいと言うべきか… この会話、RUMにも筒抜けだったら大変ですね。


ウォッカ「顔を変えて… ふざけた名前を名乗ってるって…」


顔を変えると言っても、ベルモットの協力なしには変えられそうにないですし、簡単な変装でしょうか。

「ふざけた名前」を名乗っている…

まず思い浮かんだのが「若狭留美」先生。

若さを留める美しさ…と妙に洒落た名前なので、ジンにとってはふざけた名前かもしれません。

若狭留美留美(RUMI)にもしっかり「RUM」が入っているのもポイント。

そういえば、若狭先生が載った新聞記事を見た脇田兼則が「トンチが効いてる」と言っていましたね。

しかし若狭先生はRUMではなく、浅香だと個人的には思っているので、違いますね。

となると、やはり脇田でしょうか…

色んなところでこの推理を見かけますが、

脇田兼則 = WAKITA KANENORI を並べ替えると、

TOKI WA KANE NARI

時は金なり… タイムイズマネー

RUMは口癖が「タイムイズマネー」みたいなので、ジンにとっては「ふざけた名前」ともいえますね(笑)


RUMの指示通りに森に火をつけたら、キャメルが逃げ出してきたのを見て、
「またもRUMの言った通りですぜ!」と嬉しそうに言うウォッカ

そんなウォッカに、「いちいち誉めるな…」とちょっと嫉妬している様子のジン。

あまりにもRUMの言う通りにうまく行きすぎているので、ジンもちょっと不満みたいですね。

しかも相棒的な存在のウォッカにRUMのことを誉められたら、ジン的にも嬉しくはないでしょうね…

ちょっとジンのかわいい一面ではありますが(笑)

さてさて、さて、キャメルは無事なのか!? 大丈夫なはず! 楽しみにしたいと思います。