コナンめも日和

「名探偵コナン」についてサンデー中心に書いています。

ゼロの日常 TIME.46「電話での会話」

週刊少年サンデー2021年4・5合併号掲載

ゼロティ連載再開!

表紙を飾ったのはSixTONES。メンバーの京本大我くんはコナン好きということで有名。インタビューにもしっかりとコナンネタが入っていましたね。


さてさて…

さっそくこの扉絵を見てビビっときた人も多いはず!

これはあの「雪山の教会」事件の時の! 車内でババ抜きをしている安室だ!と。

(雪山事件は97巻に収録。未アニメ化エピソード)


★★★

長野県松本駅 特急あずさに駆け込んで帰ってきた翌日。

ポアロでは梓とまかないの相談。ラーメン小倉の店主がなにやら怪しい電話をしているのを聞いた安室は、真剣な表情で家に戻る…

その怪しげな会話が実は「蕎麦」の話ではないかと推理する安室。

トイチ(外一)、金(斤=キン)、車(車海老)、あんちゃん(残り物)、駅そば(駅構内の蕎麦屋)。

小倉はラーメンのために別のジャンルも研究しており、最近は蕎麦にはまっているそう。

実は安室、長野の時から蕎麦が食べたくて仕方がなく、梓から蕎麦のことを聞かされて、ついに自分で蕎麦を作ることに!

蕎麦を作る安室のそばで、ハロが尻尾フリフリ。

手打ちの外一蕎麦が完成かと思いきや、電話がかかってきて、なかなか食べられず、スマホの電源を切って笑顔で蕎麦を味わう安室――


★★★

●満面の笑み

蕎麦が食べたくて蕎麦を自分で打って、笑顔で食す…そんな安室の日常でした(笑)

ここまで笑顔で蕎麦を食べる人がいる!?というぐらいの笑顔の安室でしたね〜

そもそも、蕎麦を食べたいからと言って、自分で粉から蕎麦を打って作る人ってなかなかいないですよね。さすが安室透…といった感じです(笑)


今回はただ蕎麦を食べたい!という話ではなく、あの雪山事件のその後を描いた話でした。

前号のサンデーでRUMの正体が明らかになり、その次の号で雪山事件に関連した話を掲載するのは狙っている感じがありますよね(笑)

あの雪山事件、結構緊迫した雰囲気でしたが、実はずっと安室は「蕎麦を食べたい」と思っていたんでしょうか…

そう考えるとちょっとシュール。

特急に乗り込む安室、手ぶらだったので本当に何も持たずに長野まで来ていたんですね。


★★★

●怪しいラーメン小倉

さらに今回は、闇金疑惑のラーメン小倉も面白かったですね。

蕎麦に関する用語を話しているだけなのに、怪しげな言葉に聞こえてしまう… そんな梓と安室のやりとり。

さらにシリアスな表情で自宅へ向かう安室からの、笑顔で蕎麦を作り始める安室のギャップ。

蕎麦を食べたい安室が、もっと蕎麦を食べたくなってしまう。そんな話の仕掛けも凝っていました。

さらに蕎麦疑惑を小倉に確認する安室も描かれたので、安室の推理が合っていたことになりますね。


★★★

●ハロと蕎麦

色んな要素が盛り盛りな話ですが、なんといっても…

ハロ

がかわいい話でした。

安室が帰ってくるなり、しがみつくハロも。

ビニール袋をかじるハロも。

トイチについてハロに話す安室も。

それをわからなそうに聞くハロも。

蕎麦のアレルギー検査が問題なかったハロ。

基本的に犬に蕎麦を与えても問題ないそうなのですが、きちんと茹でたもので、冷まして細かく切った方がいいのだとか。そして味付けせずにそのままの方がいいそう。

安室が蕎麦をトントンと切る音に合わせて尻尾をフリフリするハロ。

蕎麦を食べたそうに待っているハロ。

蕎麦を前にしっかりと「待て」するハロ。

よだれを垂らしながら蕎麦を見ているハロも(笑)

それにしてもハロ お利口さんですねぇ…

色んな顔のハロが見られたので嬉しかったです。


最終的に蕎麦を食べようとすると電話がかかってくるので、5分だけ電源オフして蕎麦を食べる安室でしたが………

結局、ハロは蕎麦食べられたんですかね?

安室が夢中で蕎麦を食べ終わった後に、ハロが食べていないことに気づいてそう。

蕎麦を食べて2020年の連載は終了。年末、年越し蕎麦に合わせてこのエピソードを選んだのかと思ってしまうほどのほのぼのした話でした。

次号は鶴山のおばあちゃまのお盆にまつわるエピソード!

季節は冬から夏へ。そろそろ新たなレギュラーキャラがほしいところですね。


今回はゼロティ5巻の6話目に収録される話。ゼロティは基本10話収録なので、あと4話ほどで5巻のストックが貯まることに。

最近青山先生のプロット回もないですし、なんとなく全5巻で完結しそうな予感がしているんですが、どうなんでしょう。

そのあたりも注目したいですね。


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