コナンめも日和

「名探偵コナン」についてサンデー中心に書いています。

ゼロの日常 TIME.45 河童の古井戸

週刊少年サンデー2020年43号掲載

久々のゼロティ再開!

今回は妖怪にまつわるお話。

妖怪といえば、妖怪ハンター山村の出番! ですが、さすがに山村警部のは登場しませんでした(笑)

扉は天狗の安室に、鬼の風見、雪女の梓。


☆☆☆

夜、ハロを散歩中に神社の奥で見つけた古井戸。

ハロが急に倒れ、安室も力が入らなくなりピンチに。

数日後、ポアロでは、神社の裏に温泉施設が出来ることや、神社にある井戸に河童が出ることが話題になっていた。

浩樹が言うには、河童が狙うのは子供や動物で、急に気分が悪くなるが匂いはしなかったという。

そんな話を聞いていた鶴山のおばあちゃまは、餓鬼穴の伝説のようだと話す。

やっぱり妖怪の仕業だと思った浩樹は、安室と一緒に河童を探そうと誘うが、安室は「ダメだ、ダメだ、ダメだ!」と怖い顔。

その夜、浩樹はたくまとマリアとともに、神社に河童探しへ。

そこに現れたのは、まさかの河童ーー⁉

3人は急に気分が悪くなり動けない中、安室が駆けつけてーー


☆☆☆

●妖怪騒動の真相

妖怪の仕業…本当に?

そんな謎から入った今回の話。井戸の裏に温泉施設が出来るという話題からオチは読めていましたが、まさか本当に河童が出てくるとは驚きました。

河童の正体は、自給式呼吸器を装着した風見だった訳ですが(笑)

見つかった温泉というのが炭酸泉で、井戸周辺から高濃度のCO2が湧出されていた。しかも、CO2は空気より重いため、井戸周辺の窪地にたまる。

近づいた動物や子供は大人より小さいので、CO2中毒に陥ってしまう…ということでした。

さらに熊野の餓鬼穴も一種のCO2中毒なのではと推理する安室。

これにて一件落着…と思いきや…

●赤はNG

たくま君たちの証言によって、神社に河童と赤マントが出るという噂が広まっていました(笑)

たくま君が気を失いそうになる中で、上着をはためかせる安室を見て、赤マントと勘違いしたんでしょうね。

「赤マント」というのは都市伝説の一種。妖怪とは違いますが、古くから子どもをさらうとされる赤いマントを身につけた怪人のこと。

救出中の時、安室は「赤」を身につけていなかったにも関わらず、「赤マント」と勘違いされてしまうのでした(笑)

どこまでも赤がNGな安室さん…ゼロティですっかり定番ネタになってしまいましたね。

風見もつい吹き出していますし。

●改めて振り返り

冒頭ハロの散歩から始まり、鶴山のおばあちゃま、梓、浩樹、たくま、マリア、そして風見とゼロティの主要キャラ勢揃いな回でした。

キャラのローテーションが決まってきたので、そろそろ新たなキャラを追加してほしいところですね…

ハロの散歩シーンはやっぱり癒されました。

「ダメだ、ダメだ、ダメだ!」という珍しく怖い表情の安室はどこかのシンジくんを思い浮かべてしまいました(笑)

浩樹の言う「帝丹小の不思議」は、小林先生が登場した「帝丹小 7不思議事件」のことですね! 懐かしい。

そして、草むらから飛び出してきた黒猫!は、以前も登場した『YAIBA』のクロですね。

新井先生は『YAIBA』好きですし、お気に入りのキャラみたいですね。

今回も所々に小ネタがちりばめられていました。

ゼロティが次回いつ掲載になるかは不明ですが、45号からは原作が連載再開!

ドキドキな展開になりそう…

ゼロティの連載ペースを考えると、もしかすると5巻で完結させるつもりなのかな…と最近思っています。キャラが限られているので、なかなか話を考えるのが大変そうな気がしますし。

といっても、あと5話で5巻のストックが埋まるのでまだ分かりませんし、もしかしたら5巻以上続くかもしれませんし、ただの予想なのであしからず。