コナンめも日和

「名探偵コナン」についてサンデー中心に書いています。

FILE1061 血染めのID

週刊少年サンデー2020年45号掲載

最大衝撃ーー新章突入!!!!!

ついに、ついに来ました新章。

サンデーの表紙はジンとコナン!

ジンの視線の先には、コナン。

今までジンがここまで大きくカラーで描かれたことはないですし、2016年16号の黒に染まったサンデー表紙と逆のアングルになっているのもいいですね…

扉はフードをかぶって険しい表情で走るコナン。


☆☆☆


夜、タクシー乗り場の方をビルの影から見る男。

男はトニーとの待ち合わせに暗号を使っていた。しかし、やって来たのはウォッカ

血にし染まったトニーのFBIを見せられ、逃げる男……その先には、ジン!

翌朝、身元不明の外国人の遺体が見つかったニュースを怖がる探偵団。

2日連続で2人ずつ外国人が亡くなっていることに疑問を持つコナンと灰原。

何かが落ちる音がして、コナンが向かった先には外国人。ビルの上には、ウォッカ

ジンの指令でキャンティとコルンに狙撃されそうになるコナン。

しかし、キールが現場にヤジ馬が増えたことを報告し、何とか狙撃を回避…

外国人の身元がFBI捜査官だと判明し、スマホには謎の暗号が残されていた。

コナンは急いで工藤邸に向かうと、書斎にはジョディとキャメル、ジェイムズに赤井。

暗号を使って待ち合わせをしていた捜査官が次々に組織に狙われている事態に。

組織の狙いは、FBIの拠点。捜査官が暗号の解き方を組織に話してしまったと危惧が、その様子を見たコナンはーー⁉


☆☆☆

●FBI連続殺人事件

ジンにウォッカキャンティ、コルン、キール

組織のメンバー勢揃い!

ここまで揃うのは67巻の米花百貨店の事件以来でしょうか。

なんといってもやはり、キール

赤井の生存がバレると危ないので、赤井には昴のままでいてほしいのですが……今回も工藤邸では赤井の姿でしたね。

人物紹介欄に「仮の姿で暮らす」と書いていましたが(笑)

キールといえば、「RUM」のメールを送ってきたり、『純黒の悪夢』で少し登場したり、と時々出てくるものの、今どうしているのか気になっていました。

組織のメンバーとして活動しているのがわかって安心しました(笑)

しかも、今回は捜査官の転落現場に居合わせたコナンをうまく狙撃されないように誘導していましたし。

キールがいなかったら、コナン本当に危なかったですね…

しかし、組織のメンバー白昼堂々活動しすぎでは…(笑)


話は冒頭に戻り、逃げる捜査官の顔に蹴りを入れるジン!

ジンの足が長いのか、捜査官の姿勢が低かったのか…

ジンって結構足が高く上がるんですね(笑) 意外でした。

そして容赦なく拳銃を口に突っ込んで抹殺… ジン怖…

相変わらず容赦ないですね…

ここまでジンの活動するとなると、やはり、この話が収録される100巻の鍵穴はジンで決まり!でしょうか。

記念すべき100巻ですし、その可能性は高くなった気がします。

●FBI捜査官連続殺害事件

殺伐とした流れから、探偵団の日常へ。

ちょっと『赤と黒のクラッシュ』を思い出す流れですね。FBI絡みなので、まさに『赤と黒のクラッシュ2』っぽい雰囲気。

それにしても、FBI捜査官殺され過ぎでは…

一昨日に2人、昨日に2人、そして今日2人… 計6人、FBIのメンバー殺されていることになるんですが……

捜査官がビルから飛び降りる時も、上手いこと飛び降りる方法があったのでは…

しかも暗号の解き方がバレたのなら、違う暗号でやりとりすれば良かったのに、また殺されてしまうし…

極めつけに、一度暗号を見ただけのコナンに、あっさり解かれてしまうという展開…

FBI、大丈夫ですか…⁉

しかも工藤邸に一旦身を寄せることにして、工藤夫妻に買い出しに行かせるという(笑)

むしろ工藤夫妻が買い出しに行ったら、余計に目立つんじゃ…

前回、組織が工藤夫妻に探りを入れ、工藤夫妻と工藤邸は安全だと判断した展開があってからの今回ですから、まぁ大丈夫かな…といったところなんでしょうか。


そしてFBIが拠点にしているホテルには組織の気配は無し。

そのホテルって、どこなんでしょうね。もしかすると世良とメアリーが偶然泊まっているなんてこともあったりして。

今回の話で、組織とFBIの関係性に何か大きな動きがあるのかもしれませんね。

●暗号メールの解読

コナンがあっさり解読したFBI捜査官の暗号メール。

暗号でやりとりするなら、暗号そのもの以外に、別の鍵を用意しておいて、その鍵と組み合わせることで解けるようにしておくべきだったのでは…

暗号メールに記されていたのは、「待ち合わせの住所と場所と日付と時間」

本誌では「電話」と書かれていましたが、「時間」の間違いでした。


仕方ないですが、サンデー時々誤植あるなぁ…という印象です。単行本では直っていると思いますが。

電話番号まで暗号に書かれていたら情報量凄いことになってますよね。

さてこの暗号、一体どうやって解くのか…

コナンが目撃した暗号メールを元に解き明かそうと思います。

ポイントは、不自然な「点」の位置。

暗号の「時間」に該当する部分は、おそらく3行目、右下の4桁。

どうにかして「00:00」という形に直す必要がある…ということですよね。

「:」の下の部分は、位置が妙に下にありますし、斜めになっているのがおかしい…ということで、同じ列の右から3番目を見てみると、「:」の下のパーツが見つかります。

つまりこれは、数字の下の段ごと左右反転すれば、数字が浮かび上がるのでは…

とうことで、下の段(中線を含む)を左右対称反転してみると、

「10.03.16:00」

10月3日16時…!!!!!


同じように、1行目と2行目もそれぞれの下の段を左右反転してみると、謎の文字列と数字が浮かび上がります。

アルファベットをデジタル表記で読むと…

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bEIKA 3-5 (米花3-5)
CAFE guAVA (カフェ グアバ)
10.03.16:00 (10月3日16時)


まさに、待ち合わせの住所と場所と時間ですね。

この「カフェ グアバ」は、コナンが駆けつけた現場に意味深に倒れていた看板。ここにもヒントがあった訳ですね。


さて、今回の冒頭で捜査官が読んでいた暗号も、同じように解読すると…

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FuruItO 2-1 (古糸2-1)
tAXI StAnd (タクシー スタンド)
10.02 20:30 (10月2日 20時30分)

となります。

古糸という地名、どうやら昔『上野発北斗星3号』で登場した「古糸市」のことみたいですね。

これはホームズの「赤毛連盟」に出てくる地名「フリート街」が元ネタ。

冒頭を見返してみると、きちんとタクシー乗り場が描かれているので、この答えは合っている…ということになりますね。

デジタル表記で「X」はなかなか読みにくいですが…

今回の話、ちょうど10月3日の出来事なんですね。

●さて次回は

コナンがあっさり解いてしまったので、暗号の解読がメインになるかと思いますが、
もしかするとこの暗号を逆に利用して、組織を誘き出す作戦に出るのかもしれないですね。

RUMが姿を見せるのかも気になりますし。

気になるといえば、『警察学校編』

コミックス 11月に上巻、12月に下巻の発売が決定しましたね。

しかし、下巻に収録されるであろう「諸伏編」と「降谷編」がまだ連載されていないので、今回の組織編は意外に短いのかも⁉

11月から警察学校編の連載を始めないと間に合わなさそうですし…そのあたりどうなってしまうんでしょうか…

そもそも、上下巻にするにはページが足りないのも気になります。

基本1話12ページで1人につき3話なので、12×3×5人=180ページ。ちょうど1巻分くらいで、上下巻に分けるだけの分量はないんですよね…

青山先生への質問コーナーが大量にあるんでしょうか。詳細待ちですね。


さて、次回も楽しみです!