FILE1048 何故泣いている…
週刊少年サンデー2020年14号掲載
注目の新シリーズ第2話!
モデルの誕生パーティーで事件発生!
扉はマーカーのふたを開けるコナン。
そして「ラストーー刮目」のアオリ。
☆☆☆
ヘアメイクの花崎が暗闇の中で毒殺される。
被害者の額にはマーカーで書かれた「天罰」の文字。
テーブルの周りは、椅子や割れたワインボトルでふさがれ、厨房に繋がる扉から誰も出入りしていないことから、容疑者は被害者の席に座っていた4人に。
容疑者の4人に話を聞く中、被害者の額にペンで文字を書いた人物ではないかということになり、マーカーを持っている祐美に疑いの目が向けられる。
そんな中、世良にメアリーから電話が入ってくるーー
「毒殺事件」という世良の言葉を受けて、メアリーが思い出したのは数か月前のロンドンで起きた出来事ーー!
☆☆☆
●注目のラスト
ラストーー刮目!!!!!!!!!
扉のアオリの通り、刮目の過去エピソードでした!
まさか…ベルモット!が出てくるとは…
メアリーの体が縮んだことにベルモットが絡んでいたとは…
まさか…そんな…と衝撃ですね。
数か月前、ロンドンで務武に会いに行ったメアリーは、ヴォクスホールブリッジの橋の欄干で待ち合わせ。
メアリーは時間に遅れてきた務武との久々の会話から、務武が偽者だということに気付き、涙を流しながら銃を突きつける。
務武はベルモットの変装であり、ベルモットはメアリーを「毒殺」するために例の薬を取り出すーー
おそらくその後にメアリーは薬を飲まされ、橋から転落し、体が縮んで世良の元へ戻る。そんな時、TVでウィンブルドンの試合でコナンが「僕が助けてあげるよ」と叫ぶのを見て、日本へ行くことを決める…という流れですね。
まさにメアリーの体が縮んだのは71~72巻の「ロンドン編」の真っ最中。
それがもう「数か月前」なんですね(笑)
ロンドン編の時、ロンドンには
コナン(新一) 蘭 小五郎 博士
優作 有希子
に加えて、
世良 メアリー
そして、ベルモットまで集結していたことになりますね!
ベルモットといえば、「NY編」の時にもシャロンだったり、通り魔に変装していたりで登場していましたが、まさかここまで新一&蘭の重要エピソードに絡んでくるとはびっくりです(笑)
新一の告白をどこかで隠れて見ていたなんてこともあるんでしょうか(笑)
しかしあっさりメアリーに変装を気付かれるベルモットも迂闊というべきか、これも計算の内で、メアリーを試したというべきなのか……
務武がベルモットの変装だったので、どこまで本当のことなのか疑問ですが、
ベルモットは務武とメアリーがMI6の人間だということも、メアリーに息子(秀一 秀𠮷)がいることも知っている。
しかし、待ち合わせ場所や娘の真純の存在を知らないということも分かりましたね。
街中で偶然出会った務武は本人か変装か?
その時一体何を話したのか?
務武が頭に怪我を負って記憶喪失でさまよっていたのは本当か?
ベルモットが務武に変装できるということは、務武に会ったことがある可能性もありそうですね。
さすがに写真などがあったとしても、本人の声までは再現できそうにないですし。
そもそもロンドン編は赤井秀一殉職後の話なので、ベルモットは赤井秀一が死んだと思っている状況での話ですね。
務武は秀一がFBI捜査官になったことや死んだこと(になっている)はどこまで把握しているんでしょうか…
●毒薬
務武関連は疑問だらけですが、
ベルモットが持っていた毒薬は「APTX4869」でしょうね。
「これからこの薬で… 貴女を毒殺する女よ…」
「毒殺する」と言っていますが、ベルモットはもちろんこの薬の効能は知っていますよね。
飲まされた全員が体が縮む…とは限らないですが、単なる毒薬ではないということを。
ベルモットが年を取らないことにも深く関わってきそうな薬ですし…
組織がメアリーを危険人物だと判断して、例の薬を使って暗殺の命令が下ったのかもしれないですね。
あの方は赤井秀一を「シルバーブレット」として恐れている訳ですし、その母親を放っておくはずがないということでしょうか。
●毒殺事件のトリック
一方、ヘアメイクの花崎が毒殺された事件。
椅子と割れたワインボトル、厨房の入り口に挟まれた空間だったために、犯人は4人の中に絞られてしまったのは、犯人にとって想定外だったかもしれませんね。
テーブルの下から青酸系の毒が入った小瓶が見つかっていることから、そのテーブルにいた人物が犯人だと絞られてしまいますし、犯人はなかなかリスキーな事件を起こしますよね。
暗闇の中でわざわざマーカーを使って、被害者の額に文字を書いていますし。
状況的には予備のマーカーを持っていた祐美が疑われてしまうように、犯人が仕向けたと考えればやっぱり怪しいのはマネージャーの櫛山。
やっぱり書けないマーカーを除光液で復活させたのが一番あり得そうなんですよね…
犯行当時、櫛山は席から離れていましたし、花崎の額に文字を書くことも可能。マーカーが入った礼美のバッグも持っていますし、おそらくバッグの中には除光液もあるはず…
今回コナンは口内炎で話せない状態なので、ジェスチャーか何かでアドバイスしつつ、解決するのは世良になりそう。
●美人姉妹
今回の話、メアリーと世良が薬を巡る話に加えて、メアリーが縮んだ話も入れてきましたが、
青山先生ならもしかするともう1つ要素を入れてくるかなと思っています。
今回わざわざモデルの美人姉妹を出したのも、メアリーと話を絡めるため…
メアリーとエレーナ
赤井や世良の母親と宮野志保の母親が、姉妹だと明かすつもりなのかもしれないですね。
このことはまだはっきりとは明かされていませんが、青山先生もインタビューでそれらしき発言をされていましたし、
以前コナンが灰原とメアリーが似ていることにも触れていましたから、今回で確定させるのかも。
メアリーが世良から今回の事件について話を聞いていて、姉妹の写真を見せて、妹のエレーナのことを思い出すとか…?
礼美と祐美
メアリーとエレーナ
祐美がメガネをかけているのも、エレーナを連想させるためだとしたら…?
もしくは、世良が姉妹を見て「ボクのママに妹がいるらしくてさ…」と話し出すかも。
とにもかくにも、事件と薬とメアリーと、次回も盛りだくさんの内容になりそうですね。
週刊少年サンデー 2020年14号(2020年3月4日発売) [雑誌]
- 作者:週刊少年サンデー編集部
- 発売日: 2020/03/04
- メディア: Kindle版