コナンめも日和

「名探偵コナン」についてサンデー中心に書いています。

FILE1038 隠すより現る

堆黒盆と灰原を巡る世良&昴 シリーズ解決編!

世良と昴の動きが気になる今回のシリーズ、ついに解決編ですね。

解決編といっても、メインは事件ではなく別のことになっていましたが(笑)


…とその前に、青山先生が例の村で92巻「さざ波の年表」と昴のセリフが間違っていたと訂正発言されました。

つまり、「あれから18年」ではなく、「あれから17年」
赤井さんは33歳ではなく、32歳というのが正しいみたいです。

単行本では修正されるようですが、その話が発売されるのは来年の4月でしょうね…

92巻も重版されるときに修正されるんでしょうか?


話は戻って本編へ。扉はコナンと灰原を見ている世良。


☆☆☆

古美術鑑定家殺人事件の真相を見抜いたコナン達。

世良が堆黒盆についた血の跡の謎について解説し、犯人を指摘。

さらにコナンや昴も補足的に推理を披露し、本物の盆が誰のものだったのかを明らかにする。

そして博士の小皿の謎も解け、世良もあっさりと身を引き、コナンは赤井にとあることを確認しようとするもーー⁉


☆☆☆

事件の真相


今回の事件の鍵となる血のついた盆ですが、やはり博士が盆をどんな状態で回転させたのかがポイントでした。

北東の位置に血が付いている状態で 真横に回転させた時、同じ位置に鶴のクチバシが来るためには、裏側の北西の位置にクチバシがないとおかしいという話。

絵で説明しないとなんとも分かりにくい話なので、アニメになった時はより分かりやすく表現されていると思います。

犯人は証券会社社員の遠嶋。

そして犯人自ら口を滑らせてしまうというコナンの罠(笑)

補聴器が壊れていたというのは犯人しか知らない事実。先週現場で壊れていたことを話していた気がしますが、廊下なので犯人には聞こえていなかったということ?

殺すつもりはなかったと言う遠嶋ですが、カッとなって槍で殴っただけでなく、その後止めを刺しているので殺意がなかったとは言えない状態ですね…

鑑定士?の沖矢昴が登場し、堆黒盆は本物ではなくても数百万の価値があると宣言。

赤井さんって意外にも骨董品に詳しいんですね(笑)


本物の盆は誰のものか… それは、持ってきた箱の座布団の真ん中に血が飛んでいる蝶野…というシンプルなもの。

これにて事件解決…ですが、本題はここから、ですね(笑)


☆☆☆

博士の小皿


「隠すより現る 栗介」と書かれた箱に入っていた小皿の正体は、おじさんの栗介が誤って割ってしまった小皿を修復したものの結局バレてしまったというお話。

烏丸蓮耶の紋章が刻まれた小皿かと思っていましたが、的外れでした(笑)

しかし、接着剤で破片を繋いで油絵の具で修復したのなら、その絵の具を全て落としたら紋章が浮かび上がってくるなんてことがあったら面白そうです。

栗介おじさんのお茶目な一面が見えたお話でしたね。


ただ今後栗介の話が出てきたら要注意な気がします。


☆☆☆

領域外の妹の意味


まずは「領域外の妹」について。

メアリーの正体は、考察でよく見かけた「sister - ter = sis = MI6 イギリス情報局 秘密情報部」の方程式の通りの真実となりました。

世良とメアリーが泊まっているホテルも「BOND SEVEN」ーージェームズ・ボンドと007…まさにMI6のことですね。


ただコナンが推理しているだけなので、ちゃんと赤井さんに確認して!とツッコミたくなります(笑)

赤井も「大体の予想はついている…」とちょっと誤魔化した感じ(笑)

その予想は、母親のメアリーが薬を飲んで縮んでいること…でしょうね。コナンも同じ予想をしていますし。

でもやっぱり、コナンと赤井全然情報共有しないので、ちょっと大丈夫かなと思うところがたくさん。父の優作とは「烏丸蓮耶」の話をしたのに、コナンとは特に何も話していないのも気になりますし…

コナンは赤井に、自分が新一だと正体を隠していますし(赤井にはバレているっぽいですが)、なかなか難しいところなんでしょうかね。


そもそももっとややこしいことになっているのは、赤井ファミリー。


「言い得て妙」を使ってコナンと灰原に笑顔で切り返し、世良はバイクであっさり帰っていきました。

灰原に迫ったかと思いきや、あっさり身を引いたのは、どうやら沖矢昴の存在があったみたいですね。

昴の使った「50:50 (フィフティ フィフティ)」が、赤井秀一の父 務武の口グセだと判明。

その口グセが秀一にも移ったとのこと。

世良は昴に兄の秀一を重ねて幕切れ…… 最初は世良VS灰原かと思いきや、途中から世良VS昴の話になった印象が強いですね。

世良と昴が今度会ったら、その正体に気付きそう。灰原が薬のことをそう簡単に話しそうにないですし、世良と昴の関係はわりとすぐに動きそう。

来年の映画のこともありますし(笑)


世良は兄 秀一が死んだと思っているけれども、メアリーの方も同じく死んだと思っているんでしょうか。

むしろメアリーは「死んだ長男」発言から、秀一が死んだと思っていて、夫の務武はどこかで生きていると思っていそう。

そのあたりがよく分からないんですよね…

次男の秀𠮷は、兄の秀一とメールでやりとりしているので、生きていることはしっていますし、真純とも連絡を取り合っている仲。

きっと兄が生きていることは妹に伝えるな、と秀一が秀𠮷に口止めしているのかもしれないですね。

母はMI6、長男はFBI、次男は棋士、妹は女子高生探偵。父の正体は明かされていませんが、凄い家族ですよね(笑)

父は世界的推理小説家で、母は元大女優、息子が高校生探偵の工藤ファミリーもいるくらいですし、コナン界のファミリーは最強揃い。

しかし赤井ファミリーは、あまりにも頭が切れるためか情報を共有せずに常に隠し事だらけで報連相というものが存在しないかのような対応が多いですね(笑)

うっかり機密情報を漏らしてしまうかもしれないので、あえてそうしているのかもしれませんが。


☆☆☆

32~35号は休載


8月7日発売予定の36・37合併号にて連載再開! つまり今回も1ヶ月休載ですね。

ゼロティもどんな動きがあるのか気になりますね。