コナンめも日和

「名探偵コナン」についてサンデー中心に書いています。

FILE1047 待ってたよ…

週刊少年サンデー13号掲載。


原作久々の連載再開!

サブタイトル「待ってたよ…」の通り、待ってました!!

警察学校編の翌週に休載を挟まず続くのは嬉しいですね。

表紙はメアリー、そしてコナン&世良

メアリーが大きく掛かれていて、紅茶を入れるカップに小さくコナンが入っているという、ちょっとYAIBAっぽい作風になっています。

背景はピンクのチェック柄で、「不思議の国のアリス」のような可愛い雰囲気。

可愛いくておしゃれな感じで、またこのイラストもグッズなどに使われたりするんでしょうねー

扉は、APTX4869の解毒薬を見つめるコナン。


☆☆☆

クラスメートの姉のバースデイパーティーに招待された蘭たち。

コナンも一緒に来たものの、口内炎ができてしゃべりづらい様子。

薬を飲もうと開けたケースには、APTX4869の解毒薬が。それをうっかり世良に見られてしまい…

世良はメアリーに連絡し、メアリーから「薬を掠め取れ」と指示を受ける。

パーティーは進み、暗闇の中でバースデイケーキが登場し、思い出の写真がスライドに表示され、お祝いムードたっぷり。

そんな中、事件が発生してーー⁉


☆☆☆


●注目のゲストキャラ

今回は蘭や園子、世良の同級生が登場しました。

修学旅行編でも名前のある生徒はあまり出てこなかったんですが、ここにきて新たなキャラクターが!

この関澤祐美さん、昨年開催された「話そうDAY」で名前登場権を獲得された方なんですよね。

おめでとうございます!

蘭のクラスメートを希望されていたので、まさにその通り実現した訳ですね。しかも、バースデイパーティーということで、誕生日を祝ってもらえるという、この上ないくらい嬉しいこともあって、この描かれ方って最高ですね!

蘭に「祐美チン」と呼ばれているのも本人の希望なんでしょうか(笑)

美人なお姉さんがいる設定もいいですね。今回もしやそのお姉さんが殺されてしまうのかと思いきや、違いましたが何か訳ありな感じがありそう。


関澤祐美 せきざわゆみ (17) 帝丹高校2年生
関澤礼美 せきざわれみ (21) モデル
櫛山認 くしやまみとむ (28) 礼美のマネージャー
初根継男 はつねつぐお (21) パティシエ
花崎瑞俊 はなさきみずとし (32) ヘアメイク

名前の元ネタは、薬が関係しているということで、
「咳」「くしゃみ」「発熱」「鼻水」ですね。

新型コロナウイルスが流行しているということで、これらの症状にはついつい敏感になってしまいます。

気を付けたいですね。


●解毒薬

薬といえば、

今回の話で重要になってくるのが、APTX4869の解毒薬。

世良は前回、灰原に接近して薬の存在を突き止めようとしましたが失敗。

今回は、偶然にもコナンが持っていたピルケースの中に入っていた錠剤に、解毒薬らしき物を発見し、どうにか奪い取れないか画策する…といった話になりそうですね。

そもそも、コナンは重要な解毒薬が入ったピルケースに口内炎の薬をいれてしまったんだあぁ

という話ですが(笑)

修学旅行編の時、コナンは解毒薬が1錠余ったのを灰原に黙っていました。

(ただし、修学旅行編アニメ化の際、このことはカットされてしまいました。この話がアニメ化される時には、この部分はちゃんと描かれると思いますが)

この余った解毒薬がどうなるのか気になっていたんですが、ここに来てメアリーを絡めてきましたか!

メアリーは常に風邪を引いている感じなので、この解毒薬を飲んだらすぐに元の姿に戻れるでしょうね(24時間限定ですが)。

そして今回少し気になったのが、解毒薬の「色」なんですよね。

基本的に解毒薬にはトーンが貼られていなくて、「白いカプセル」だったんですが、今回「青と白のカプセル」となっていました。

修学旅行編のアニメ化も白いカプセルでしたし、ここに来て設定を少し変更したんでしょうか…

メアリーが飲まされたのは、「赤と白のカプセル」だと判明。

APTX4869ですね。

ロンドンのヴォクスホールブリッジにて…

ヴォクスホールブリッジはMI6のビルのそばに架かっている橋なので、
以前世良の回想に出てきたメアリーがずぶ濡れだったのは、薬を飲まされて思わず川に飛び込んだか落とされた可能性が大きそうです。

『緋色の弾丸』の予告にもちらっと出ていましたが、メアリーがMI6の人間というのはもう確定でいいみたいですね。

コナンもこの間そうじゃないかと推測していましたし。

1人で紅茶を入れているメアリー。つい「相棒」の右京さんを連想しますが、彼女はイギリス人のたしなみといったところでしょうか…(笑)


●倒れたヘアメイク

関澤姉妹の映像が終わった瞬間、暗闇の中でヘアメイクの花崎がうめき声をあげて倒れる事態が発生。

原因はおそらく…ケーキに入った毒?

被害者のケーキが半分になっているところからも、その可能性が高そう。

しかしそうなると怪しいのはケーキを作った初音。

花崎の両側に座っていた櫛山は電話が鳴ったため席を立ち、礼美はイチゴを落としてテーブルの下に。

一体犯人は誰なんでしょうか…

また、花崎の額に書かれた「天罰」の文字。

花崎のメガネが暗闇で光ることを利用して、マーカーを使って書いたんでしょうけども、
なぜわざわざそんな危ないことを…

字が乱れているのは、利き手ではない「左手」で書いたため。

関係者は全員右利きみたいですし、全員が犯人候補に。

一番疑われそうなのはマーカーを持っていた同級生の祐美。

蘭が「祐美チンは犯人じゃない」と必死にかばいそうな気がします。

犯人がなぜマーカーを使って額に文字を書いたのか。

おそらく自分が容疑者から外れるため。つまり、「書けないマーカー」を持っていた礼美、もしくはマネージャーの櫛山が怪しい…?

礼美のバッグを今、どちらが持っているのかが重要なポイント。

油性マーカーは、除光液などに浸けることで復活させられるので、犯人はそれを利用したのかも。

明るくなったとき、櫛山の姿が見えないのも気になりますね。

さて、次号も事件の行方に加えて、世良とメアリーの行動にも注目ですね。