コナンめも日和

「名探偵コナン」についてサンデー中心に書いています。

警察学校編 CASE.3 戮力協心

少年サンデー46号掲載

名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story』

原作:青山剛昌/作画:新井隆広


警察学校編注目の第3話! 松田編ラスト。

扉はエンジン?機械を修理しようとしているか、または分解しようとしている松田。

先週分解魔だと明かされましたからね。扉はどうやらシリーズの中心人物が描かれる感じになるみたいですね。

今回のタイトル「戮力協心(りくりょくきょうしん)」

全員の力を結集して、協力して任務に当たること、だそうで。まさに一致団結、協力しようという今回の話に合わせたタイトルですね。


☆☆☆


拳銃訓練中、天井から落ちてきた作業員の命綱に、鬼塚教官の首が絡まり大ピンチ!

騒然とした雰囲気の中、降谷ら5人だけは自分の役割を把握していたーー

伊達と景光の連携、萩原から降谷へ、そして松田から降谷へ。

5人の連携により、無事に鬼塚教官を救出成功!

その日の夜、降谷と松田は屋上でとある話をーー



☆☆☆


5人による教官救出劇


松田編のラストにふさわしく、5人が協力して教官を救出する姿が描かれましたね!

普段はふざけているようで、こういうピンチな時ほど冷静に… 5人の呼吸はぴったりでした。

●伊達と景光

伊達の肩に景光が乗り 作業員を支えることで、教官の首に絡まったロープをなんとかゆるめる作戦。

これもかなりの体幹が必要になってきますが、さすがトレーニングを積んでいるとあってバランス感覚も優れているみたいですね…

●松田

一方松田はバラバラになった拳銃を組み立てる担当。

分解魔ということもあり、組み立てるのも得意なんですね。

組み立てるのに「1R(ラウンド)」…ボクシングの試合での3分間のこと。

以前『揺れる警視庁』のアニオリパートで、萩原が「3分もありゃ十分だ」と松田にからかうように言っていたので、
「1R=3分」は松田の口癖だったようですね。

『揺れる警視庁』のあのセリフは、ボクシング経験者ならではの松田のセリフであり、さらにそれが警察学校編に活きてくるとは面白いですね…

「パツキン大先生」は降谷のことですが、最初の「パツキン野郎」から随分と成長しましたね(笑)


●萩原

消えた弾丸を探すのは萩原。

「弾、こんな所に落ちてんじゃんか!」とそこに何もないのに弾の持ち主を慌てさせて割り出す手法。

まさにコミュニケーション能力に長けている萩原らしい作戦ですが、
服部平次との3日間』の「探偵甲子園」で犯人を追い詰める場面を思わせますよね。

証拠となるネジを確かめるために、ポケットに手をいれてしまい、平次に気づかれてしまうワンシーン。


手にいれた弾丸を降谷に投げる萩原。

萩原って実は野球とかしていた経験があったりするんですかね。

安定の「ちゃん」付けで「降谷ちゃん」でしたが(笑)


●降谷

最後はロープを銃で撃ち抜くのみ。

「焦ることはない…」と松田に言葉を投げかけ、やはりいつでも冷静なのが降谷零。

「外したらブッ殺すぞ…」と松田らしい文句で送り出し、降谷はロープを射撃によって撃ち抜くことに成功。

さすが降谷さん……

落ちてきた教官は伊達、作業は景光とうまく連携して受け止めることに成功し、息を吹き返した鬼塚。

まさに一件落着!

安心する降谷の後ろ、松田の肩に腕を乗せている萩原が描かれていますね。

この2人がいつどうやって出会ったのかがわかるのは「萩原編」を待つしかなさそう。

今後の展開にも期待ですね。


☆☆☆


夜の屋上


降谷はついに松田に「なぜ警察官を目指しているのか」を聞く流れに。

警察学校編、それぞれのキャラがなぜ警察官になりたいのかをエピソードのラストで明かす展開になりそうですね。

松田の父親が誤認逮捕だったと問いかける降谷。

松田は「萩(ハギ)」こと萩原から聞いたと思っていましたが、実際は資料室で調べただけなんですよね…

父親を誤認逮捕した警察を許せず、警視庁のトップ 警視総監をぶん殴りたかったと暴露!(笑)

警視総監! といえば白馬探くんの父親ですね。

まさかここに出てくるとは(笑)

ぷっと吹き出す降谷、真面目一筋な感じが一転、結構珍しい表情ですよね。

この一件がきっかけで、松田と降谷の絆はよりいっそう深まったのかも…


☆☆☆


降谷零が警察官を目指す理由


降谷はある人を見つけるために、警察官を目指していると明らかに…

てっきり最後まで引っ張るものかと思いきや、今回の話で出てきましたね。

急に姿を消してしまった とても大切な女性 エレーナ先生…

降谷にとってかけがえのない存在だったんですね。

おそらく降谷が組織に潜入した際、エレーナ先生が組織でヘルエンジェルと呼ばれていたことや、もうすでに亡くなっていることなどを知ったのかもしれません。

まさかそのエレーナ先生の姉の長男が憎き赤井秀一だとは、今も知らないでしょうし、
赤井を恨むきっかけとなった景色(スコッチ)の事件も大分先の話なんですよね…


夜の桜に始まり、夜の屋上に終わる。

松田編完結……かなり色々な情報が盛り込まれて凄く読みごたえのあるシリーズでした!

次回はいつ掲載になるのか未定ですが、『ゼロの日常』の方も再開は未定。

11月下旬に原作が連載再開するまではどういった連載になるのかは未定…といった感じですね。

青山先生と新井先生の連携、どんどん進化しているなと感じます。


これからも警察学校編、ゼロティ、原作の動きに注目、です!



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