ゼロの日常 TIME.1 三足の草鞋
青山剛昌先生が完全監修した安室透の公式スピンオフ!
クレジットが原案協力となっているのは、『犯人の犯沢さん』と同じですね。
作画は『ダレン・シャン』『ARAGO』『天翔のクアドラブル』さらには『レ・ミゼラブル』のコミカライズも担当した新井隆広先生。
予告の段階で大分青山先生っぽい雰囲気になっていましたが、
実際に漫画を読んでみると…
青山先生の絵柄を残しつつも、しっかり新井先生の漫画になっていたので安心しました。
内容もいきなり朝シャン後の朝のひとときから始まり、ついつい立川監督が頭をよぎりました(笑)
立川監督もインタビューで安室の風呂のシーンとか描きたかったと話されていましたが、
この始まりはインパクトあるかも…
カウントダウンからの見開きで「ゼロ」
安室が住むマンションは「MAISON MOKUBA」
沖矢昴が工藤邸に引っ越してくる前は「木馬荘」に住んでいましたが、
どちらも元ネタはガンダムのホワイトベース。
もしかすると、焼けた「木馬荘」の跡に「MAISON MOKUBA」が建ったという裏話もありそう。
このマンションのネーミングは青山先生のアイデアなのか新井先生の手によるものなのか気になりました。
ポアロでのさりげない朝の支度が、後の展開に繋がってくるというのは、
安室さんの些細な気遣いを描いていて素敵だなと感じました。
梓さんとの会話も何だかほのぼのしていて違和感がないんですよね…
スピンオフということで、原作を読んでいるとニヤリとする要素も色々と出てきそうな予感も。
梓さんが「探偵さんならもっと論理的に考えないと」とさりげなく言ったり、
安室さんのことを「三足の草鞋」と言ったりと
何気に的を射ているセリフを言っているのも面白いなと感じました。
ラスト。
ベルツリー急行での衣装、ベルツリー急行で使用した銃、そしてパスリング。
おそらくベルツリー急行事件の前夜と言ってもいいほどの雰囲気。
こうやって少しずつ準備をしているんだ…と些細なこだわりを感じる場面ですね。
背景にギターが置かれているのも気になりますし…
そして、赤井秀一。
その下にはシェリーとコナンの写真も。
何だかジョディ先生の隠し写真立てやベルモットのダーツボードを思わせる感じで、
ライ(赤井秀一)とシェリーの写真は組織で入手したんでしょうが、
コナンの場合はベルモットのように隠し撮りした可能性…
ゼロの日常(ティータイム)といえども、最後はシリアスな感じに。
赤井秀一の名前が出てきて安室さんの表情が一変。
ほのぼのとしていた冒頭とはずいぶん違う雰囲気に…
青山先生曰く、安室透の弱点は赤井秀一みたいですからね…
次回、ベルツリー急行編!
…というわけではなく、朝の日常話になるみたいなので、こう毎回シリアスな一面が出てくる訳ではなさそうですが、
楽しみにしたいなと思います。