コナンめも日和

「名探偵コナン」についてサンデー中心に書いています。

FILE1052 ドジと疑惑

週刊少年サンデー2020年20号掲載



若狭先生と安室透が対峙する?新シリーズ2話!


2週連続つながる表紙! 今週は赤井ファミリーが集結。

本来は『緋色の弾丸』が公開する週でしたが、いつまでもずっと公開を待っていますよー。

表紙の背表紙をつなげると、コナンと赤井ファミリーが寝そべっている1枚の絵が完成!

メアリーが縮んだままなので、「禁断の家族写真」と同じくまだ実現していないシチュエーション。赤井さんも死んだと思われていますしね。

『から紅』の時は、平次と和葉のキス⁉の横につながる表紙。
『紺青』の時は、コナンと京極が肩車している縦につながる表紙でしたね。

今回は背表紙をくっつけることでつながる…という毎回趣向を変えているのが面白いですね。

この1枚絵を使った全サも今後ありそう…


誌面の『緋色の弾丸』特集では、公開日の表記が消えましたね…

扉は長靴にライトを当てるコナン。


☆☆☆


携帯を奪われて、牧場の地下室に閉じ込められたコナン、安室、光彦、歩美、小林先生。そしてそこには風見の姿も…

地下室のベッドに横たわる死体は、牧場主の鳩山義輔だと推理。さらに死因が自殺ではないかと推理するコナン。

さらに、兄 義輔が地下室で首を吊っているのを発見した弟 海輔は、そばにあった椅子に革靴のまま乗って、兄の体を下ろしたのかもしれないと。

また義輔の左手には蛍光ペンの跡がたくさんついており、黄色の蛍光ペンだけがなくなっていることを不審に思うコナン。

探偵バッジで、外にいる灰原、元太、若狭先生と連絡をとり、警察に通報するように伝える。しかし、灰原は電池切れ、元太は忘れ、若狭先生はうっかりスマホを水に落として使用不可に。

安室は拾った将棋の駒が、以前公安の研修の時に見た羽田浩司事件の資料のものと酷似していると見抜く。

灰原たちが救出に向かう中、コナンは歩美の証言から、男たちの目的に気付いてーー⁉


☆☆☆

●どこまでがドジ?若狭先生

今回のポイントはなんといっても、若狭先生。

前回将棋の駒「角」を安室が拾っていましたが、それはやはり若狭先生の持ち物でした。

しかもわざと落としたのではなく、ズボンのポケットに穴が開いていて落としてしまったというドジっぷり。

彼女のドジはわざとかと思いましたが、結構天然な部分もあるのかもしれませんね…

元太が安室の方を見ていたのは、若狭先生に駒を拾ったのが安室だと伝えるため。これは若狭先生が安室に駒を返すように言う場面はありそうですね。


そして駒を拾った安室。羽田浩司事件について知っていましたね!

それも公安の研修で… 海外の難事件を公安の研修で紹介するのか疑問なところもありますが、ここにきて安室とも接点が生まれたのは面白いですね(笑)

そしてその「角」は、羽田浩司の所持品で唯一紛失したもの。

安室の記憶力もさすがですね(笑) 初めて師匠に勝った時の駒のため、所持しているのとすれば犯人のみ…

しかし、それを所持している若狭先生が羽田浩司を殺した犯人とはやっぱり思えないですね。

若狭先生はボディーガードの浅香で、羽田浩司と恋人関係。現場に居合わせて、形見として駒を持ち去った…と個人的には思っています。

若狭先生に駒を返すことで、安室は羽田浩司事件の犯人が若狭先生ではないかと察し、事件のことを調べ直す展開が待っているかもしれないですね…

それにしても帽子を目深に被っている安室、良い顔(笑)


若狭先生のドジ疑惑ですが、スマホを水の入ったバケツに落としたのはさすがにドジだと思います。そんなことってわざとできるとは思えないので(笑)

そして、コナンたちが閉じ込められている地下室がある事務所に侵入しようとした際、こけたふりをしてガラス窓を割った若狭先生。

これはドジではなく、わざと…ですねー。

若狭先生と灰原と元太。何だかんだで良いチーム。


**●ちょっとうっかり?な風見

地下室に閉じ込められたコナンたち。

そこで風見は、トンネルの工事現場から掘削用と爆弾を大量に盗んだと思われる作業員の1人 鳩山海輔を追って牧場に来たことが判明。

「秘密警察みたいな事までやるんですね」とちょっと鋭い小林先生(笑)

海輔の兄 義輔は殺されたのではなく、自殺だと説明するコナン。

首を絞められた時にできる吉川線がなかったこともポイント。

そして、風見が座るときに払ってしまったという、イスについた靴の跡…

さらっと書かれていますが、うっかり証拠となる跡を消してしまうなんて、風見うっかりさん過ぎ…(笑)

先週の「降谷さん」「助かる!」に続き、今週もうっかりな一面が……

将棋の駒を見て、六冠を維持した羽田名人のことを楽しそうに話す風見もちょっとのほほんとしていて、すっかりコメディなキャラになってますよね。

●海輔の狙いは……?

海輔は兄が自殺した原因が、例の3人の誰かが関与しているのではと思い、その人物を殺そうとしているのかも。

地下室にコナンたちを閉じ込めたのも、目的が完了するまで邪魔者を隔離しておく必要があったからでしょうかね…


灰原はうまいことコナンたちと無関係の家族連れを装ったのはナイスアイデア

若狭先生と灰原と元太…家族連れにも見えなくないですし(笑)

そして、海輔はコナンたちのことを「あの親子」と証言。

安室と小林先生、コナン、光彦、歩美……まぁ親子にも見えなくはないですね(笑)


この時、あえて海輔は「牧場主の私の兄弟」と言っているのが気になりますね。

コナンたちには「弟の海輔」と名乗ったのに、わざと隠している感じ。

「牧場主が入院した」という海輔の言葉を受けて、「お兄さんの容体は?」と発言する南武。

兄弟としか言っていないのに、牧場主が兄だとなぜ分かったのか。実は南武は色々知っていて、知らないふりをしているのかも。


そして、気になる牧場主からのメッセージ。

「この山のある場所へ行き、ソレを見つけたらこっそり持ち帰り、自分が退院するまで保管しておけ!」

「ソレ」が何なのか、まぁ海輔は知っていると思いますが罠でしょうね…

男が観ていたという「夜空にビーム」の映像。

光彦が偶然観ていて、それをスマホで録画しようとしていましたが、結局録画する必要はなかった気も… 光彦はそんなことをする子じゃなかったのに…


これ、やっぱり「隕石」…?

隕石といえば、サンデーでは、9ヶ月後落ちてくる隕石が止めるため検証する漫画『ポンコツちゃん検証中』が連載中ですね。

ビームに見えたのは、夜空から落ちてくる隕石。

養鶏場に空いた大きな穴は隕石が落ちてきた穴で、埋めた跡があったのも隕石が落ちた跡。

「研究のため」「金目当て」という言葉にも納得できますし。

「ソレ」=隕石を巡って、牧場主と何かあったのかもしれないですね。


歩美が見ていた焦げた木の枝と地面に掘られた長い溝…は犯人が隕石落下地点を偽装した地点でしょうか…

つまり、その地点で犯人は ターゲットとなる人物を殺す計画をしているのかも。

消えた黄色の蛍光ペンの行方も気になりますね。


次回で解決? それとも最近多い4話完結?

若狭先生絡みで新たな事実が判明しそうにで楽しみです!