コナンめも日和

「名探偵コナン」についてサンデー中心に書いています。

FILE1033 幸運の御守り

今週のサンデー 付録は「拳の書」!

『紺青の拳』で青山先生が関わった原画やコンテが載っている特別付録。

毎年恒例のことになりましたが、また劇場版を見たくなる楽しい付録ですね。

詳しい感想はまた後ほど。



☆☆☆


善田舞佳に案内されて、山菜採りにやって来た探偵団。

歩美が舞佳のピアスを一緒に探していると、舞佳の婚約者の遺体が発見される。

山村警部が捜査を進める中、歩美は当時四つ葉のクローバーを探していたことがわかり、探偵団で捜索を開始。

「御守り」と言われ、若狭先生は羽田浩司との記憶を思い出しーー

そしてコナンは現場を再確認し、真相にたどり着く…‼



☆☆☆


若狭先生…唐突に羽田浩司のことを思い出しましたね(笑)

この間の黒ウサギ亭の安室と同じような感じですね。


御守りと言われて、思い出した若狭先生の記憶。



角行を持った羽田浩司

「『遠見の角に…好手あり』ってね…」

「それでも僕を… 殺すというんですか?」

倒れている羽田に対して、

ー ー馬鹿な奴…

と誰かがつぶやく。




……という、意味深な回想シーンでしたね。

若狭全然が羽田裕司とつながっていたことは以前からほのめかされていましたが、実際にどういう関係なのか不明でした。

燃えるテントの話で、ズボンの後ろポケットに将棋のコマを入れていたことがわかりましたが、
今回羽田が持っている角行がそれなのかもしれませんね…

「御守り」という言葉に反応したのは、若狭先生が将棋のコマを御守りとして持ち歩いているという意味かもしれないですね。

しかし羽田浩司、顔が変わった?

若狭先生視点なので、多少の補正がかかっているということなんでしょうか(笑)


「遠見の角に好手あり」

自陣に打たれた一見利いてないような角も、実は後に利いてくることがある…という将棋用語。

羽田が殺されることで、後々あなた=若狭先生に影響を与えるかもしれないと諭しているということかもですね。

そうなると、羽田浩司を殺したのは若狭先生ということになるんですが……

最後の「馬鹿な奴」という台詞が気になるところ。

最初は殺そうと思って接触したけれど、思いのほか心を動かされて殺せなかった若狭先生。

しかし、そこへ第三者=RUMが羽田に近付き、羽田と若狭先生を殺そうとするも、羽田だけが殺され、若狭先生は逃亡。

もしかすると、羽田は若狭をかばってRUMに殺されてしまった可能性もありそう。

コナンが「右目に障害が」と推測している通り、以前右目を負傷。

RUMに襲われた若狭先生は、その時に右目を負傷… おそらくトラウマになっているんでしょうね…


そのため、後で殺された羽田を発見し、「馬鹿な奴」と思ってしまったという…

これで、若狭先生が将棋のコマを持っていた理由がなんとなく想像がつきますね…

自分を守ってくれた「御守り」として持っているということかもしれないですね。

これは全てアマンダのボディーガード 浅香=若狭先生と考えた上での話ですが。

つまり、RUMは浅香の口を封じることができなかった… RUMがぬかった一件という訳ですね…

となるとRUMは一体誰なんだ…ということになるんですが、やはり脇田か…うーむ…

脇田はまだまだ謎が多過ぎますからね、この間の雪山の話でもほとんど脇田のことは分かりませんでしたから(笑)

今後の展開が楽しみです。


☆☆☆


山村警部と若狭先生、また今回も面白い会話をしていました(笑)

死臭について語る若狭先生。

昨夜サスペンスドラマで偶然見て、とコナンのような言い訳をする若狭先生に対して、山村警部が「雷様殺人事件でしょ?」と。

鬼嫁が旦那をビリビリーって感電死させる…

まさに『うる星やつら』のラムとあたる(笑)

ダーリンをビリビリーっと感電させるラムちゃん

今回も『うる星やつら』ネタですね(笑)

山村警部って初登場の時サスペンスドラマ好きなキャラだったので、ちょっと懐かしいなと思いました。



四つ葉のクローバーを探していた歩美ちゃん。

幸せなコトを運んでくれる…こういうところが歩美ちゃんらしいというか、乙女な感じですね。


☆☆☆


さて、今回の事件。


被害者は閏間茂史(うるま しげふみ)

元ネタは漆(うるし)でしょうか…

指名手配中の結婚詐欺師で、別荘のクローゼットには手を血で染めた衰弱した女性。

おそらく舞佳がこの女性に罪を着せるために仕組んだんでしょう。


そして遺体を出現させたトリックは、前回予想した通り、エンジンをニュートラルにして前タイヤを手で動かしたというもののはず。

タイヤのタイヤ痕があるのもその証拠。

事件前に撮った写真と現場写真をよーく見比べれば、それが数メートルずれていることも分かりますし (スマホで見比べたけれど、山村警部は気づきませんでしたが(笑))

気づかなかったのは山村警部らしいというか…

山村警部がコナンをつまみだしたり、小林先生が謝っていたり、ちょっとコミカルな描かれ方をしていて、青山先生やっぱり山村警部のこと大好きなんだなーと思いました。

今回はコナン自ら推理を展開するのか、それとも眠りの山村が登場するのか、若狭先生の名推理が見れるのか、そのあたりも楽しみです。