コナンめも日和

「名探偵コナン」についてサンデー中心に書いています。

警察学校編 CASE.1 竜虎相搏

名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story』

原作:青山剛昌/作画:新井隆広


連載がついに始まりました!

昨年に描き下ろしのティザーで告知されてから、まだかまだかと待っていた人も多い『警察学校編』

今回は「松田編」を3週連続掲載ということで、サンデーも青山先生描き下ろしの表紙でスタート。


降谷零
松田陣平
萩原研二
伊達航
諸伏景光

この5人が最初に描かれたのは、コナンカフェ。

その後、原作にチラリと登場して、ついに表紙を飾ることになりました。

セピア調で描かれているので、まさに彼らの懐かしき思い出といった感じ。

青色のティザーは全サになりましたし、この表紙も何かしらグッズになりそうな気がします。

5人の並び、降谷零がセンターではなく、降谷と松田が並んでいるのは、今回「降谷VS松田」が描かれたというのもあるでしょうね。


☆☆☆


ーー警視庁警察学校。

夜桜の下で殴り合う降谷と松田。

悪夢にうなされた景光の元に、ケガをした降谷がやってくる。

翌朝、鬼塚教官指導のもと日朝点呼が行われ、そこには伊達と萩原の姿も。

クセ者揃いの5人を引き受けることになった鬼塚に対して、松田はとある発言をしてーー⁉


☆☆☆


警察学校編、青山先生がネームを担当して下書きもチェックしているというのは本当だったんですね!

コマ割りが明らかに青山先生によるものですし、新井先生の絵もかなり青山先生寄りになっています。

まさかここまでテイストが変わってくるとは… ゼロティとは別物という感覚でいいかもしれませんね。

降谷と松田が殴り合う見開きのカラーは、新井先生のテイストがかなり発揮されていてすごくよかったです。


今回のタイトルになっている「竜虎相搏(りゅうこそうはく)」…強い物同士の戦い まさに降谷と松田のことですが、
松田編ではこの2人を中心に、松田の「警察なんて…クソ食らえってな‼」というセリフの意味を解き明かす話になりそうです。

そんな松田のセリフも流れる注目のPVはこちら。

youtu.be


この一言のために、松田演じる神奈延年さんは呼ばれたと考えるとかなり豪華ですね。アニメ化のフラグでしょうか…

『揺れる警視庁』の時以来ですが、少し若く演じているのがポイントですね。


☆☆☆

それぞれのキャラクターの印象

●降谷零

降谷は警察庁の人間ですが、なぜ警視庁の警察学校に入校しているのか謎が多い。

そのあたりもこの話で明かされるんでしょうか…

全科目オールAという優秀さとともに、松田と殴り合うというやんちゃな一面も。

「僕は絶対に警察官にならなきゃいけないんだ…」と松田に話していたように、降谷がなぜ警察官を目指すのかも知りたいですね。


●諸伏景光

松田編だから完全に油断していましたが、彼の両親は何者かによって殺されていたというのが衝撃でした…

黒い犯人が隙間からこっちを見ているのは完全にホラーですね。

幼い頃に両親を殺されるという、ジョディ先生と同じパターン。

両親が亡くなっているというのは以前明かされましたが、事故ではなく事件だったとは。

ジョディ先生の両親はベルモットに殺されましたが、景光の両親を殺したのも組織の人間なんでしょうか…

もしくは事件の犯人はまだ捕まっていなくて、その犯人を捕まえるために警察官になろうとしていたというのもありそうです。

その後警視庁公安部に所属し、黒ずくめの組織にスコッチとして潜入し、赤井に正体がばれたために自殺してしまうという悲しい結末が…

景光の兄 諸伏高明も結構波乱な人生を歩んでいますが、彼もこの事件のトラウマを抱えているんでしょうか。

本当に景光に関してはかなり意外でしたね。

そうそうケガをした降谷に対して、医務室から薬箱取ってきてやると駆け出していったところをみると、エレーナ先生だけでなく景光もケガの手当てをしたことがあったのかもしれませんね。


●伊達航

降谷に次ぐNo.2の成績で、降谷と松田の喧嘩の件もフォローするという、みんなのお父さん的な存在。

何も問題を抱えていないかと思いきや、警察官だった父親は辞職しているようで。

殉職ではなく辞職というところをみると、何かしら問題を起こして辞職せざるを得なかったとか何かあったようですね。警察官の辞職といえば、小五郎のおっちゃんを思い出しますね。

伊達編では、おそらく父親の話がメインになりそう。

伊達は手帳や高木刑事の話も後々重要になってきますが、それは原作での話ですね。交通事故死して、高木刑事に託した手帳…


●萩原研二

優れた洞察力とコミュニケーション能力で女子学生を追い回し、モテモテな性格。

個人的には萩原が一番の謎ですね。

松田のことを「陣平ちゃん」と呼び、昔からの友人のようですし、「萩原編」は松田との出会いの話とかがメインになるんでしょうか…

そして年齢問題もありましたが、あっさりと全員22歳で確定しましたね。

それが本当なら、今から7年前…警察学校卒業後すぐに殉職したか、もしくはその1年後に殉職したかという話に。そのあたりも詳しく知りたいですね。はぐらかされてしまう感じになりそうかも(笑)

『揺れる警視庁』の冒頭のアニオリは、青山先生がどのくらいチェックしたかどうかも気になりますね。

あの頃はここまで松田と萩原がフューチャーされるなんて思っても見ませんでしたし、色々と設定変更もありそう。


●松田陣平

いきなり降谷零と殴り合い!
歯が抜けた!とちょっと焦る展開。

歯は差し歯。父親がプロボクサーなので、昔試合か喧嘩で歯が抜けてしまったとかの事情でしょうか…

降谷零もボクシングをしていますが、実は松田の方がボクシングの腕はあったのかも…?

どっちが勝ったのかという疑問に降谷「僕だ」松田「俺だ」と負けず嫌いな性格も面白いですね。


実技や高い専門知識を持ち合わせるも、協調性の無さが顕著。昔から機械いじりとかをしていたっぽいですね。

鬼塚教官に怒られつつも、きちんと正しい答えを言う松田。

ちょっと『まじっく快斗』の快斗を思わせますよね(髪型も合わせて(笑))

教室で青子とドタバタ喧嘩をしつつも、先生が指定した問題をきちんと答えるーーまさに青山先生の好きそうなキャラ(笑)

最初に「松田編」を持ってきたのも、一番描きやすそうというのもありそうですね。降谷零との因縁も描けますし。

「警察なんて…クソ食らえってな‼」

なぜ松田がそう思うのか、これは松田の父親との関係も関わってきそうですね。

プロボクサーの父親が暴力騒動で警察に捕まったとかもありそう。


☆☆☆


さて来週は…


新井先生による表紙!
どんな雰囲気になるのか楽しみです。

喋るRX-7の全サもあるようですが(笑)

全サといえば、この警察学校編のネームも全サになりそうですよね。

松田編で1冊、他の話もあるなら計5冊に…?

そもそも「警察学校編」は1エピソード3話で5人分描かれるなら、全15話。プラスアルファのエピソードもあるとして、単行本は別で発売されそうですね。