コナンめも日和

「名探偵コナン」についてサンデー中心に書いています。

名探偵コナン「SDB BLACK PLUS」感想

※本の内容のネタバレあり。


あの「SDB(スーパーダイジェストブック)」に新刊が登場!

100+まで発売はないと思っていたので、黒ずくめ関連をまとめた一冊として発売されたのは本当に意外でした。


黒ずくめに詳しくない人も、まさにこの本を読めば黒ずくめの組織丸わかり!

ぜひ関連するコミックスも読んでね!といった感じですね(笑)

年表に今までの組織事件の振り返りに組織のメンバー紹介に、青山先生の質問コーナーまで、色々とつっこんだ質問もあったので本当に面白かったです。


個人的に気になったところを色々と。

●表紙。

86巻の諸伏警部なコナンと組織のメンバー。

センターに「あの方」こと烏丸蓮耶が!

さらっと載ってて最初見たときは驚きました(笑)


●黒の軌跡(年表)

できごとは、やっぱり40年前の黄昏の館の話からスタート。

2019年4月発売予定の96巻数までの内容が載っているということで…

「30年前、宮野厚司が白鳩製薬の薬の開発チームに入る」
「25年前、白鳩製薬倒産。宮野医院開業」

あれ…⁉

どちらも96巻に収録されている話だそうですが、

96巻の10話まで(FILE1024 世良の追及)読んでいるのに、この話知らないぞ⁉

つまり、今度発売するサンデーに載る「FILE1025」で描かれる話、ということになりますね。

事件一色かと思いきや、急に灰原や薬の話に動いていきそうな感じになりそう。

これは楽しみです。

●黒ずくめの組織 人物相関図

年表が96巻収録までの情報でしたが、こちらの相関図は95巻までの情報。

「スコッチ」の本名が書かれていないので。

スコッチの本名は96巻で判明するんですよね…

シェリーやライ、バーボンなどカッコで書かれているので気になってしまいました。

●青山先生コメント

ジンな青山先生(笑)

組織について語りたいけれど、あまり語れない…

ジンとウォッカなどの名付けエピソード面白かったです。

コードネームって結構あっさりと決まっていく感じなんですね。

ベルモットの紹介

板倉の日記に書かれていた「猫の鳴き声」の件。

"猫を抱いた人物"=烏丸が近づいてきたから電話を切った説が書かれていましたが、
これってやっぱりただの仮説…とみていいのかどうか…

この本を編集した人が勝手に予想しているだけなので分からないのですが、もしかすると青山先生がこの本のチェックをした時に反映された部分なのかもと思ったりしました。

後の質問コーナーでも明かされましたが、板倉の電話の相手は「ベルモット」で確定なんですね。

●ラムの紹介

この中にラムがいるのか、それとも全く別の"誰か"なのだろうか…と紹介されつつも、

後の質問コーナーでは青山先生が RUMは黒田、若狭、脇田の3人の中に確実に「いますね‼」と発言。

これには少し驚きました。

本当に3人の中にいるのか…と。

2014年、先生がラムは出てたりして…と発言した際 まだ黒田はじめ3人とも登場していなかったので、
黒田、若狭、脇田の中にいるけれど、正体は違うよん
といった感じになるんでしょうか。

つまり、顔をベリベリしちゃうのか、もしくは顔を本当に整形して名前も変えてしまっているのか…ということに⁉

アイリッシュキュラソーの紹介

劇場版オリジナルの構成員は、どちらも青山先生がデザイン。

設定画が載っているのは嬉しいですね。

●ライの紹介

こちらにも「彼女との約束」が何なのか 推測が書かれていますが、確かにその通り。

おそらく明美が赤井に送った最後のメールの追伸もこれに関係してくるんでしょうね…

●組織に牙を剥く狼達&法の執行者と裏世界の住人

組織関係だけでなく、組織に対立する存在も紹介されているのは有難いですね。

闇を照らす ある意味光の存在を紹介するページ。

最後に犯罪組織の紹介もされていますが(笑)

コナンの次に降谷零が紹介されていて、彼の存在は本当にここ最近大きくなったな…と感じました。

降谷零の次が赤井秀一などFBI…

単純にFBIはメンバーが多いので、先に降谷零を持ってきただけかもしれません。

●青山先生へ132の質問

黒ずくめ限定でTwitterで募集したら、なんと3日で2万通以上届いたそうですが、
やっぱりネットだと気軽に応募できるので凄い量が集まりますよね。

厳選された質問はツッコミどころ満載(笑)

まぁ編集さんが青山先生が喜びそうな質問を結構選んでいるので、ちょっと先生がノリノリになっている感じが分かって面白かったです。

Q17 死亡後にコードネームは別の人が襲名しているのか? という質問は興味深かったです。

きっぱり「それは言えないな」と発言されているように、
もしかするとコードネームに関しては今後重大な何かが判明するのかもしれませんね。

もしかすると「ラム」はすでに死んでいて、違う誰かが「ラム」に成り代わっている可能性もありそう。

「先代のラム」と、「今のラム」…がいると考えれば、すでに登場していたりという発言にも納得がいくかも?


Q25 あの方がAPTX4869を飲んで若い警察関係者に成りすましていると考えているに対して、「ホォー… 」と回答。

これも、あの方は「烏丸」だけど、今は違う誰かかもしれない…という可能性もやっぱりあり得るのかな…と。


Q27 一番お金持ちなのは、「ダントツ烏丸」だそうで、
組織の規模ははっきり分かりませんが あの鈴木財閥を超えるお金持ちというのは本当に凄いですね…


Q35 ボスとベルモットの関係…

これも驚きの展開が待っているとみてもいいのでしょうかね。


Q88 スコッチが生きている可能性は「ありません」

先生もずいぶんきっぱりと発言されたな…と。

確かにバーボンがスコッチの死亡を実際に確認していますし、
これで死んでいなかったらちょっとバーボンというか降谷零が抱いている思いは全て台無しになってしまうような。


Q92 RUMは黒田、若狭、脇田の3人の中に確実に「いますね!!」

さっきも触れましたが、本当にいるんですね。

でも、コードネームの話もありましたし、個人的には何かどんでん返しがあってほしいです。


Q97 若狭留美先生の名前が「若さ」「留める」「美しさ」に対して、
青山先生が凄く感心しているので、これもちょっと何かあるかもしれませんね。

でもこれらのワードから思い浮かぶのはベルモットなんですけども(笑)

うーん…


Q116&119 哀ちゃんがあの方の正体や組織の正式名称を「知っている」とのこと。

知っているけれど、コナンには隠している…

まぁ灰原が初登場した時から意味深な発言をしていたので、コナンに伝えていない組織のことがやっぱりたくさんあるんですよね…

Q126 組織のスナイパー ランキング…やっぱりダントツなんですね(笑)


…他にも黒に関するいろんな質問があって面白かったです。

もっと重要な質問もあったと思いますが、マニアックすぎるものはちょっと外した感じかも。

巻末には、黒にまつわる34の事件を紹介!

これを読めば黒ずくめ絡みは完璧!

ではなく、主に黒ずくめが絡んだ事件なので、ベルモットが変装していた話や瑛祐や昴さんが登場するものは結構カットされていました。

ただRUM絡みの3人が登場する話は、ある程度紹介されていました。

実際はもっとあるので…他の話も読んでみてね!といった感じですね(笑)



黒絡みで1冊のSDBができてしまうほど、黒ずくめ関係は物語に密接に関わっている存在。

これからも動きがありそうですし、今後の連載も楽しみです。