コナンめも日和

「名探偵コナン」についてサンデー中心に書いています。

FILE1063 闇夜の追跡劇

週刊少年サンデー2020年47号掲載

FBI vs 黒ずくめの組織 シリーズ第3話!


キャメルがピンチ⁉

ますます緊迫の展開になってきましたね…

そもそもこの3話は主にアクション回!だったので、アニメになった時に見ごたえありそうな感じになりそうですね。

扉は「HU」「FU」と窮地に頭を抱えるコナン。


☆☆☆

ジョディ先生の書いた暗号が訓令式だったため、組織に罠だとバレたのではないかと推理するコナンと優作。

赤井はキャメルと連絡を取り、キャンティとコルンの追跡から逃れるよう指示。

キャメルは大樽通りに入り、持ち前のドライブテクを活かして、縦列駐車の車に紛れることに成功!

マークを路上に残し、キャンティ達から逃れるキャメル。しかし、コルンが停まっていた車の向きに疑念を抱き…

新たな追っ手にポルシェ356A ジンとウォッカも参戦。キャメルはT字路で巻こうとするが、左に曲がったためにジンに追い付かれてしまう。

海ボタルのトンネルを抜けると、ベルモットキール待ち伏せされ、キャメルは右肩を撃たれてしまい、車は海に転落…

コルンはキャメルの顔をどこかで見た気がすると発言。

水没する車の中で、キャメルはドアやパワーウィンドウが動かないことに焦る。

コナンは車の空気が天井から残り20センチになるまで吸い続けるように指示。なんとかキャメルは車から脱出してーー⁉


☆☆☆

●キャメルのドライブテク


ジョディ先生の暗号が組織に罠だと気づかれた件は、ローマ字表記の問題でしたね。

しかしジョディ先生だけの責任ではなく、赤井さんもチェックしていたそうで、そこは仕方なかったとフォローが入っていました。

赤井がキャメルに入れと指示していた「大樽通り」。

「大樽」は、イギリス ロンドンにある「ウォータールー」が元ネタのようですね…

そこで魅せたキャメルのドライブテク! 前後の車間なさすぎなのに、ここまでピッタリ付けるのもキャメルだから。

この状態から車を動かすと、前後の車に擦りそうですが、どうやって動かしたんでしょうか(笑)

●VSポルシェ

キャンティを振り切ったと思いきや、今度はジンのポルシェに追い付かれる展開!

ちょうどすれ違ったタイミングでUターンして追ってくる…執念深いジンらしいですね。

赤井はT字路をどちらかに曲がり…とあえて指示を出さなかったんですよね。まぁT字路なのでどちらかに曲がるしかないんですが(笑)

そして、T字路で左に曲がったために、ポルシェに追い付かれてしまうキャメル。

左側通行なので、左に曲がりやすいというのもあるんでしょうけれども、ジンはズバリ「人間は追いたてられると、左に曲がる習性がある」と豆知識を披露。

なんでも、人間は心臓が左側にあるので、心臓を守るために壁のある左側に向かってしまうのだとか。

ジンも物知りですねぇ(笑)

●海ボタルへの逃走

「海ボタル」…はもちろん「海ほたる」のこと。

「海ほたる」といえば、劇場版『14番目の標的』のモデルの1つですね。

ついに舞台は東京から千葉へ。

ここにきて逃げ切れたかと思いきや、ジンの指示で千葉側で待ち伏せしていたベルモットキールに遭遇してしまいます。

ここのベルモットが例のパンチラですね。言われてみないとわからない感じですが…

ベルモットキールのバイク二人乗りも新鮮で何だかいいですね。『ブラックインパクト』の時は分乗していましたし。

そして容赦なくキャメルを撃つキールベルモットの腕をさりげなく掴んでいるのもいいですね…

今回地味にキール活躍シーンが多いのは嬉しい!


そして、油断してはいけないのが、コルン!

コルンって寡黙ですけども、勘というか動体視力がもの凄いですよね。

キャメル追跡の際も、車が逆に駐車しているところを見抜いたり、車に乗っている人物の顔を判別したり…

何気に油断できない存在。

そういえば『純黒の悪夢』でも、「8時の方向…観覧車の上、何か動いた」と、細かい動きに気付いていましたし、『ブラックインパクト』でも赤井の狙撃の方向を瞬時に把握していました。

コルンがキャメルのことを思い出したら、またキールが危なくなりそうなので、要注意ですね。

●水没する車からの脱出

キャメルが乗った車は東京湾へ水没…

パワーウィンドウは故障し、ドアは水圧で開かない、ガラスを割れる工具もない…ということで大ピンチ!

しかし、車内ギリギリまで水を満たすことで、外側と内側の圧力が同じになり、ドアは簡単に開き、車から脱出。

コナンの助言によってなんとか脱出できました。そして優作がしっかりと解説(笑)

冷静になれば水圧のこととか考えられそうですが、焦っていると人間何も考えられなくなっちゃいますね…

キャメルの「赤井しゃん」が遺言になりそうなところでしたし(笑)

まさかここで緋色シリーズの名セリフ「赤井しゃん」が出てくるとは思いもしませんでした。

これで組織の追っ手からは逃れたのか…?
と気になるところで優作が「組織のことを少々甘く見ていた」と発言。

このセリフといい、だんだんFBIよりも優作の存在感が増してきている感じがします。

優作の言う「誰か」とは「RUM」のことなんですが、優作 vs RUMの構図が強まってきましたね。

…と、いい感じのところで、

51号まで

休 載

です!!!!

11月25日発売の52号にて連載再開。


次号から警察学校編を掲載。ついに「諸伏編」がスタート。

一応組織編は一段落したんですが、まだシリーズ3話目。続きがあると思うので、できれば休載なしで読みたかったですね。

(この話の後、普通に日常回が始まったらびっくりしますが(笑))

そもそも警察学校編が単行本発売に合わせるために、急ピッチで連載しているスケジュールなのもなかなか大変そう…

10/28 48号 諸伏編 1話目
11/04 49号 諸伏編 2話目
11/11 50号 諸伏編 3話目
11/18 51号
11/25 52号 原作 FILE1064


12/18(金)に警察学校編の下巻が発売予定。

本当に降谷編はいつ連載するのか… 原作と同時掲載というのもあったりするんでしょうか…

謎だらけのスケジュールですが、とにもかくにも警察学校編の諸伏編楽しみにしたいと思います。


FILE1062 計略の街角

週刊少年サンデー2020年46号掲載

組織編 FBI連続殺害事件 第2話!

「計略の街角」…そういえば、昔「裏切りの街角」っていうサブタイトルがあったのを思い出しました。


FBIに迫る漆黒の魔手!

ってアオリカッコいいですね。それにしてもFBIが殺されすぎのような気もしますが…

扉はスマホの暗号と、メガネをクイッとするコナン。


☆☆☆

FBIの使っている暗号が解けたコナン。

右下の点がずれていることから、文章の下半分を左右反転させると数字やアルファベットとして読めるのではないかと説明。

浮かび上がったのは、「米花町3丁目5番地 カフェ グアバ 10月3日16時」

FBIは専用のツールを使って解読していたが、コナンは頭の中で解読し、26文字のアルファベット対応表も完成させる。

先ほど殺された捜査官は、暗号を作ったジムとチェン。

キャメルは待ち合わせの暗号を使って、組織の人間をおびき寄せる作戦を提案。

暗号はジョディ先生が担当し、マークとキャメルが待ち合わせ場所へ向かうことに。

一方、FBIの暗号メールを傍受した組織のメンバーが動きだそうとすると、「待て…」とRUMの声が…!

待ち合わせの駐車場には、組織の人間が来る気配はなし…かと思いきや、入り口を見張っていた捜査官がキャンティとコルンに狙撃されてしまう!

キャメルも、赤井の指示を聞かずに駐車場から出ようとすると……車ごとジンに狙撃される…!

キャンティはキャメルの車を追跡。そんな中、工藤邸に工藤夫妻が買い出しから帰ってきてーー⁉


☆☆☆

●RUM登場!

暗号を逆手にとって、組織を追い詰めるんじゃないかと予想していましたが、まさかここまで組織に追い詰められてしまうとは。

なんといっても、今回RUMが登場しましたからねー(声のみで)

緊迫感も増し増し。

RUMの丁寧な喋り口調は、『純黒の悪夢』の感じが思い浮かびました。この話アニメ化された時もあんな声になるんでしょうかね(笑)

わざわざ声を変えているのも、組織の人間に裏切り者がいないかどうか警戒しているんでしょうか。

RUMの声にみんな焦っていましたが、ジンだけは笑みを浮かべていましたね。

ここまで組織フルメンバーで登場していますが、そういえばバーボンは一体どうしているのか… 気になりますよね…

公安の動きが描かれるのかも注目。

そしてRUMの正体もまだまだわかりませんね(笑)

本当に脇田がRUMだったら、あの寿司屋の口調とのギャップが凄いことになるんですが、それが狙いでしょうか(笑)

●暗号解読

さて、話を振り返ってみると、冒頭で暗号をあっさり解いたコナン。

あの暗号を頭の中で解いてしまうって、もはやコナンの頭の中どうなっているんだって感じです(笑) ただコナンも平次も、暗号系の事件で結構解読表作らずに解いてしまっている印象的ですね。

グアバジュースを売りにしていたカフェが閉店。その看板が店先に捨ててあるって(笑)

暗号の解読表。「M」「W」は大文字か小文字かで形が変わりそうですね。


組織をおびき出す作戦に加わるキャメルに対して、帽子を差し出す赤井。

実は「この世にいるはずのない人間」だったキャメル… って今さらすぎる気が(笑)

緋色シリーズでもベルモットと会話していましたし、(ゼロティでも安室と色々ありましたし) 何気に表に出て行動しているんですよね…

赤と黒のクラッシュ』でキャメルの車が爆発する時も、組織に姿は見られましたが、顔までは見られていなかったので、おそらく気付かれていないんでしょうね。


しかも帽子をかぶったら万能って、赤井さんは帽子をコナンのメガネ張りに信頼しているみたいですね。

そもそも、赤井さんもこの世にいるはずのない人間のはずが…FBIの面々に顔出しして、この間も帽子かぶって素顔で車を運転していましたが……

こんなブーメランなセリフ、いいんですか…(笑)

と色々心配になります。でも、これは赤井さんも「自分はもう死んだ人間で、バレるとキールが危ない」ということを認識している、ということでいいんですよね?

●組織の作戦

一方、組織はFBIの暗号をあっさり傍受。こんな簡単に傍受してしまうって、やっぱりFBIのセキュリティが心配になってしまいます(笑)

そしてここでRUMが登場するんですが、気になるのはジンのセリフ。

「ああ… 大事の前だ… 邪魔なハエ共は1匹でも多く…」

この「大事の前」って、以前黒田管理官も言っていましたが、やっぱり組織で何か大きな事が起きるみたいですね… そして、そこにバーボンも絡んでくる感じなんでしょうか。

果出風町の駐車場で待機するキャメル達。

果出風町。これはイギリスの地名 カーディフが元ネタですね。

そしてビルで待機していたデイビッドが撃たれてしまう… 原作でキャンティとコルンが狙撃しているのは結構レアですよね。いつも未遂で終わっているので…

さらに、ジンも狙撃!

キャメルの隣に座っていたマークは足を撃たれてしまいます。

ジンがライフル構えているのって、まさに『天国へのカウントダウン』ですよねぇ…

でも、あれれ~⁉ ジンって「左利き」のはずなのに、引き金を「右手」で引いていますが…

これって、作画ミス⁉ それなら単行本で修正されるかと思いますが、結構大きなミスですよね。

『元太少年の災難』で、ジンは左利きだと言っていましたし。

もし作画ミスではないのなら、ベルモットが変装していることになりますが、そんな危険なことするでしょうか。キャンティに命令も出していますし…


それから焦ってキャメルに指示を出す赤井さん、珍しいですよね。

赤井さんにもこういう一面があるんだ、と。『緋色の弾丸』でもきっとそういう赤井さんが見れそうな気がします。

キャメル、あっさり工藤邸まで帰ってきたら、居場所がバレるので、うまいことドライブテクで逃げ切ってくれよな!

●工藤夫妻、帰宅

工藤夫妻が買い出しに行っている間に色々と大変な事態に…

優作は暗号を書いたのがジョディ先生ということで、あることに気付く。

優作キレッキレですね。もはや「優作 VS RUM」の話になっている気が(笑)

鍵はジョディ先生の友人、澁谷夏子先生。

「渋谷夏子」と書かれていますが、正式には「澁谷夏子」のはず…

まさかここで澁谷先生の話が出てくるとは、意外でした。今回の暗号がローマ字で書かれているのがポイント。

小学校で習うローマ字は、訓令式なので、「フ」を「hu」と表記。

本来はヘボン式で「フ」を「fu」と表記するべきなんですが、

ジョディ先生は、澁谷先生に教わったこともあって、果出風町の「カデフ」を「kadefu」ではなく「kadehu」と書いてしまった訳ですね。


以前やりとりされた暗号の「古糸」は「furuito」とヘボン式になっているので、急に暗号が訓令式に変わっている…

この違和感にRUMは気付いて、罠だと思ったんでしょうね。

暗号の作成者が別の人物になっている…と。

FBIのメンバーもジョディ先生に任せずに、後でチェックすればこんなことにはならなかったのでは…と思うんですが、後の祭り。

昔のあのキレッキレのジョディ先生はどこに…とちょっと悲しくなりつつ…

あっさり見抜く優作とコナン。やっぱり優作はチートキャラですよね… 知恵を借りるどころか、FBIを仕切る展開になってしまいそう(笑)

次回も緊迫の展開が待っているはず…楽しみです!


FILE1061 血染めのID

週刊少年サンデー2020年45号掲載

最大衝撃ーー新章突入!!!!!

ついに、ついに来ました新章。

サンデーの表紙はジンとコナン!

ジンの視線の先には、コナン。

今までジンがここまで大きくカラーで描かれたことはないですし、2016年16号の黒に染まったサンデー表紙と逆のアングルになっているのもいいですね…

扉はフードをかぶって険しい表情で走るコナン。


☆☆☆


夜、タクシー乗り場の方をビルの影から見る男。

男はトニーとの待ち合わせに暗号を使っていた。しかし、やって来たのはウォッカ

血にし染まったトニーのFBIを見せられ、逃げる男……その先には、ジン!

翌朝、身元不明の外国人の遺体が見つかったニュースを怖がる探偵団。

2日連続で2人ずつ外国人が亡くなっていることに疑問を持つコナンと灰原。

何かが落ちる音がして、コナンが向かった先には外国人。ビルの上には、ウォッカ

ジンの指令でキャンティとコルンに狙撃されそうになるコナン。

しかし、キールが現場にヤジ馬が増えたことを報告し、何とか狙撃を回避…

外国人の身元がFBI捜査官だと判明し、スマホには謎の暗号が残されていた。

コナンは急いで工藤邸に向かうと、書斎にはジョディとキャメル、ジェイムズに赤井。

暗号を使って待ち合わせをしていた捜査官が次々に組織に狙われている事態に。

組織の狙いは、FBIの拠点。捜査官が暗号の解き方を組織に話してしまったと危惧が、その様子を見たコナンはーー⁉


☆☆☆

●FBI連続殺人事件

ジンにウォッカキャンティ、コルン、キール

組織のメンバー勢揃い!

ここまで揃うのは67巻の米花百貨店の事件以来でしょうか。

なんといってもやはり、キール

赤井の生存がバレると危ないので、赤井には昴のままでいてほしいのですが……今回も工藤邸では赤井の姿でしたね。

人物紹介欄に「仮の姿で暮らす」と書いていましたが(笑)

キールといえば、「RUM」のメールを送ってきたり、『純黒の悪夢』で少し登場したり、と時々出てくるものの、今どうしているのか気になっていました。

組織のメンバーとして活動しているのがわかって安心しました(笑)

しかも、今回は捜査官の転落現場に居合わせたコナンをうまく狙撃されないように誘導していましたし。

キールがいなかったら、コナン本当に危なかったですね…

しかし、組織のメンバー白昼堂々活動しすぎでは…(笑)


話は冒頭に戻り、逃げる捜査官の顔に蹴りを入れるジン!

ジンの足が長いのか、捜査官の姿勢が低かったのか…

ジンって結構足が高く上がるんですね(笑) 意外でした。

そして容赦なく拳銃を口に突っ込んで抹殺… ジン怖…

相変わらず容赦ないですね…

ここまでジンの活動するとなると、やはり、この話が収録される100巻の鍵穴はジンで決まり!でしょうか。

記念すべき100巻ですし、その可能性は高くなった気がします。

●FBI捜査官連続殺害事件

殺伐とした流れから、探偵団の日常へ。

ちょっと『赤と黒のクラッシュ』を思い出す流れですね。FBI絡みなので、まさに『赤と黒のクラッシュ2』っぽい雰囲気。

それにしても、FBI捜査官殺され過ぎでは…

一昨日に2人、昨日に2人、そして今日2人… 計6人、FBIのメンバー殺されていることになるんですが……

捜査官がビルから飛び降りる時も、上手いこと飛び降りる方法があったのでは…

しかも暗号の解き方がバレたのなら、違う暗号でやりとりすれば良かったのに、また殺されてしまうし…

極めつけに、一度暗号を見ただけのコナンに、あっさり解かれてしまうという展開…

FBI、大丈夫ですか…⁉

しかも工藤邸に一旦身を寄せることにして、工藤夫妻に買い出しに行かせるという(笑)

むしろ工藤夫妻が買い出しに行ったら、余計に目立つんじゃ…

前回、組織が工藤夫妻に探りを入れ、工藤夫妻と工藤邸は安全だと判断した展開があってからの今回ですから、まぁ大丈夫かな…といったところなんでしょうか。


そしてFBIが拠点にしているホテルには組織の気配は無し。

そのホテルって、どこなんでしょうね。もしかすると世良とメアリーが偶然泊まっているなんてこともあったりして。

今回の話で、組織とFBIの関係性に何か大きな動きがあるのかもしれませんね。

●暗号メールの解読

コナンがあっさり解読したFBI捜査官の暗号メール。

暗号でやりとりするなら、暗号そのもの以外に、別の鍵を用意しておいて、その鍵と組み合わせることで解けるようにしておくべきだったのでは…

暗号メールに記されていたのは、「待ち合わせの住所と場所と日付と時間」

本誌では「電話」と書かれていましたが、「時間」の間違いでした。


仕方ないですが、サンデー時々誤植あるなぁ…という印象です。単行本では直っていると思いますが。

電話番号まで暗号に書かれていたら情報量凄いことになってますよね。

さてこの暗号、一体どうやって解くのか…

コナンが目撃した暗号メールを元に解き明かそうと思います。

ポイントは、不自然な「点」の位置。

暗号の「時間」に該当する部分は、おそらく3行目、右下の4桁。

どうにかして「00:00」という形に直す必要がある…ということですよね。

「:」の下の部分は、位置が妙に下にありますし、斜めになっているのがおかしい…ということで、同じ列の右から3番目を見てみると、「:」の下のパーツが見つかります。

つまりこれは、数字の下の段ごと左右反転すれば、数字が浮かび上がるのでは…

とうことで、下の段(中線を含む)を左右対称反転してみると、

「10.03.16:00」

10月3日16時…!!!!!


同じように、1行目と2行目もそれぞれの下の段を左右反転してみると、謎の文字列と数字が浮かび上がります。

アルファベットをデジタル表記で読むと…

f:id:silver4869:20201013013020j:plain

bEIKA 3-5 (米花3-5)
CAFE guAVA (カフェ グアバ)
10.03.16:00 (10月3日16時)


まさに、待ち合わせの住所と場所と時間ですね。

この「カフェ グアバ」は、コナンが駆けつけた現場に意味深に倒れていた看板。ここにもヒントがあった訳ですね。


さて、今回の冒頭で捜査官が読んでいた暗号も、同じように解読すると…

f:id:silver4869:20201013013038j:plain

FuruItO 2-1 (古糸2-1)
tAXI StAnd (タクシー スタンド)
10.02 20:30 (10月2日 20時30分)

となります。

古糸という地名、どうやら昔『上野発北斗星3号』で登場した「古糸市」のことみたいですね。

これはホームズの「赤毛連盟」に出てくる地名「フリート街」が元ネタ。

冒頭を見返してみると、きちんとタクシー乗り場が描かれているので、この答えは合っている…ということになりますね。

デジタル表記で「X」はなかなか読みにくいですが…

今回の話、ちょうど10月3日の出来事なんですね。

●さて次回は

コナンがあっさり解いてしまったので、暗号の解読がメインになるかと思いますが、
もしかするとこの暗号を逆に利用して、組織を誘き出す作戦に出るのかもしれないですね。

RUMが姿を見せるのかも気になりますし。

気になるといえば、『警察学校編』

コミックス 11月に上巻、12月に下巻の発売が決定しましたね。

しかし、下巻に収録されるであろう「諸伏編」と「降谷編」がまだ連載されていないので、今回の組織編は意外に短いのかも⁉

11月から警察学校編の連載を始めないと間に合わなさそうですし…そのあたりどうなってしまうんでしょうか…

そもそも、上下巻にするにはページが足りないのも気になります。

基本1話12ページで1人につき3話なので、12×3×5人=180ページ。ちょうど1巻分くらいで、上下巻に分けるだけの分量はないんですよね…

青山先生への質問コーナーが大量にあるんでしょうか。詳細待ちですね。


さて、次回も楽しみです!


ゼロの日常 TIME.45 河童の古井戸

週刊少年サンデー2020年43号掲載

久々のゼロティ再開!

今回は妖怪にまつわるお話。

妖怪といえば、妖怪ハンター山村の出番! ですが、さすがに山村警部のは登場しませんでした(笑)

扉は天狗の安室に、鬼の風見、雪女の梓。


☆☆☆

夜、ハロを散歩中に神社の奥で見つけた古井戸。

ハロが急に倒れ、安室も力が入らなくなりピンチに。

数日後、ポアロでは、神社の裏に温泉施設が出来ることや、神社にある井戸に河童が出ることが話題になっていた。

浩樹が言うには、河童が狙うのは子供や動物で、急に気分が悪くなるが匂いはしなかったという。

そんな話を聞いていた鶴山のおばあちゃまは、餓鬼穴の伝説のようだと話す。

やっぱり妖怪の仕業だと思った浩樹は、安室と一緒に河童を探そうと誘うが、安室は「ダメだ、ダメだ、ダメだ!」と怖い顔。

その夜、浩樹はたくまとマリアとともに、神社に河童探しへ。

そこに現れたのは、まさかの河童ーー⁉

3人は急に気分が悪くなり動けない中、安室が駆けつけてーー


☆☆☆

●妖怪騒動の真相

妖怪の仕業…本当に?

そんな謎から入った今回の話。井戸の裏に温泉施設が出来るという話題からオチは読めていましたが、まさか本当に河童が出てくるとは驚きました。

河童の正体は、自給式呼吸器を装着した風見だった訳ですが(笑)

見つかった温泉というのが炭酸泉で、井戸周辺から高濃度のCO2が湧出されていた。しかも、CO2は空気より重いため、井戸周辺の窪地にたまる。

近づいた動物や子供は大人より小さいので、CO2中毒に陥ってしまう…ということでした。

さらに熊野の餓鬼穴も一種のCO2中毒なのではと推理する安室。

これにて一件落着…と思いきや…

●赤はNG

たくま君たちの証言によって、神社に河童と赤マントが出るという噂が広まっていました(笑)

たくま君が気を失いそうになる中で、上着をはためかせる安室を見て、赤マントと勘違いしたんでしょうね。

「赤マント」というのは都市伝説の一種。妖怪とは違いますが、古くから子どもをさらうとされる赤いマントを身につけた怪人のこと。

救出中の時、安室は「赤」を身につけていなかったにも関わらず、「赤マント」と勘違いされてしまうのでした(笑)

どこまでも赤がNGな安室さん…ゼロティですっかり定番ネタになってしまいましたね。

風見もつい吹き出していますし。

●改めて振り返り

冒頭ハロの散歩から始まり、鶴山のおばあちゃま、梓、浩樹、たくま、マリア、そして風見とゼロティの主要キャラ勢揃いな回でした。

キャラのローテーションが決まってきたので、そろそろ新たなキャラを追加してほしいところですね…

ハロの散歩シーンはやっぱり癒されました。

「ダメだ、ダメだ、ダメだ!」という珍しく怖い表情の安室はどこかのシンジくんを思い浮かべてしまいました(笑)

浩樹の言う「帝丹小の不思議」は、小林先生が登場した「帝丹小 7不思議事件」のことですね! 懐かしい。

そして、草むらから飛び出してきた黒猫!は、以前も登場した『YAIBA』のクロですね。

新井先生は『YAIBA』好きですし、お気に入りのキャラみたいですね。

今回も所々に小ネタがちりばめられていました。

ゼロティが次回いつ掲載になるかは不明ですが、45号からは原作が連載再開!

ドキドキな展開になりそう…

ゼロティの連載ペースを考えると、もしかすると5巻で完結させるつもりなのかな…と最近思っています。キャラが限られているので、なかなか話を考えるのが大変そうな気がしますし。

といっても、あと5話で5巻のストックが埋まるのでまだ分かりませんし、もしかしたら5巻以上続くかもしれませんし、ただの予想なのであしからず。



FILE1060 ショーはこれから

週刊少年サンデー2020年39号掲載

優作ピンチ⁉「TVで推理ショー」編 解決!

まさかまさかの展開の連続でびっくり!でした!

ショーはこれから…

いやいやまさかここまでとはな…

扉はサムターン錠とドアノブ、探偵バッジで情報を伝えるコナン。


☆☆☆

連続殺人の犯人は、アナウンサーの夢川彩子。

テレビの前で驚く蘭達に加え、優作に変装したキッドも驚きコナンにツッコミ。

番組は続行。被害者の部屋のドアには共通点が3つ。

1つ目は、扉のレバーハンドルの上にサムターンの鍵がついていること。

2つ目は、何かを挟んで引っ掛けられる物が落ちていたこと。

3つ目は、取っ手付きの重さのある物が落ちていたこと。

サムターンに挟める物(ヘアクリップ・割り箸・トング)を挟み、
その先に重さのある物(紙袋・コンビニ袋・フライパン)を引っ掛け、それぞれレバーハンドルの上に置く。

落とさないようにドアを閉めて、外からレバーハンドルを下げれば、置いた物が落下してサムターンが回り、密室が完成!

現場の状況から、背の低い左利きの人物の犯行だと推理。左手の腕時計は抵抗された傷を隠すため。

動機は、彼女が思い付いたトリックを勝手に使われてしまったことがきっかけ。

目暮警部が到着し、渋谷にキッドが現れたことを知るも、コナンはキッドが優作に変装しているので偽者だと言い張るが……

実は優作に変装していたのはベルモットだった…⁉

RUMからの命令で優作を探りに行っていたという。

一方、焦るコナンは寝ている優作達に報告しようとドアを叩くと現れたのは、赤井ーー‼‼


☆☆☆

●優作たちの作戦

キッドが優作に変装するほのぼの回かと思いきや、まさかの展開になりましたね(笑)

有希子が誰かに監視されていると知った優作は、あえて目立つ行動をとって相手の出方を見る作戦に。

そこで怪しげなイタリアンのチラシが入っていたので行ってみると、料理の味がおかしかったので、食べるフリをして…

料理を全部バッグの中にって、有希子さんもやりますね(笑)

料理にはジスチグミン臭化物が入っていて、その症状が出たフリをして、組織の人間を工藤邸に誘い込むという作戦。

しかしコナンにはこのことを知らせなかったのはなかなか危険ですよね。

工藤邸にやってくるのがベルモットで良かったというべきなのか… 有希子がベルモットのことを友人として「シャロン」と呼んでいるのは嬉しい。

RUMがバーボンに工藤新一について探れと言われても、工藤邸にてお茶会が開催されてしまい、

今回もRUMがベルモットに工藤優作について探れと言われても、優作の作戦通りの展開になってしまい…

RUMも大変ですね(笑)

組織が今大変なことになっているそうですが、このことも関係しているんでしょうか。

●ショーはこれから

これで組織に工藤邸を襲撃される心配はなくなり、後は備えるだけ。

「組織(かれら)の… 大きな… 動きに…」

アオリの「ーー前座は終わった。ショーはこれから。」

フォントもいつもと違いますし、カッコよすぎですね!

この「ショーはこれから」。

今回のシリーズが「TVで推理ショー⁉」で始まり、「ショーの打ち合わせ」と来て、「ショーはこれから」で締め。

「ショー」って、TVでの推理ショーの話かと思いきや、「組織の大きな動き」というダブルミーニングでもあったというのに驚きました。

そのため、今回の話の扉に「ショーはこれから」と書かれていて、もしかして話が続くのか⁉と思いましたが、最後のページを見て納得。

これでもう次回から組織編が始まってもおかしくないくらいですね。なんといっても、「100巻」ですから!

ホントにこれはこれから何が起きるのか楽しみです。

●「優作に変装しているキッド」に変装していたベルモット

今回の話を色々と振り返ると、まずここが一番の衝撃ですね。

最初1話目のラストに登場した優作を見て、誰かが変装している! と。

優作本人は倒れ、優作に変装している有希子も倒れ、残された変装できる人物。

可能性として挙げられるのが、キッド そしてベルモット

しかしあの口元の感じでキッドだと思ってしまったんですよね…

しかも2話目からキッド(快斗)の口調で話すので、もうキッド本人だと思ってしまいましたね(笑)

しかも、コナンが「怪盗キッド‼」と名指しで呼んだ時、優作の背後にキッドの背後霊が!

ここでみんな優作がキッドだと思い込んでしまいました。

背後霊も発言者のイメージなので、(蘭が時々コナンに新一のイメージを重ねる…みたいな)必ずしも正しいとは言えない存在。

背後霊という馴染みあるものを逆手にとって、読者を欺いた訳ですねぇ…


そもそもベルモットって、コナンとキッドの関係性をどこまで知っているんでしょうかね。

以前『漆黒の特急(ミステリートレイン)』の話で、シェリーに変装していたのがキッドだと後で気付いたベルモット

あの時のコナンとキッドの電話を盗み聞きでもしていないと、ここまでコナンに対するキッドを再現できないですよね…

ベルモット恐ろしや。

まぁでも、「この優作って、本当にキッドが変装している?」と気になる部分は振り返ればありましたね。

まず、薬局に現れた、帽子をかぶった黒い人影。

よく見ると帽子の形が、快斗愛用の黒い帽子と違い、ハンチング。

つまり、薬局にいた人物は快斗ではない…ということを意味していたんですね。

そして、工藤邸に入ってくる時の「了解」とニヤリとした口元。

あれは工藤邸に侵入できたことを喜ぶというベルモットの笑みだったんですね。

現場にヘアクリップが落ちていることを不審に思ったのも、女性目線だから?

フィギュアのことを「人形(ドール)」と言っていたこともひとつ。

探偵じゃなく「泥棒」発言も。キッド本人なら「怪盗」と言いそう。

夢川アナウンサーの手を取る優作も、これがベルモットだと考えるとなかなかにシュール。

しかも、この時コナンは優作の足を踏んでいるので、まさかこの時キッドではなくベルモットだとは思わなかったでしょうね(笑)

しかも、ベルモットもまさかコナンが足を踏んづけてくるなんて思っても見なかったかも?(笑)

なかなか真実にたどり着けない優作キッド。これもベルモットの演技でしょうか。

そして夢川アナウンサーが犯人だと伝えた後で驚く優作キッド。

演出上の都合でしょうが、本来ならコナンが犯人の名前をイヤホンで伝えた時点で驚くはず。これもベルモットの演技ということに…?

こうやって話を振り返れば、色々と新たな発見の連続。青山先生の巧妙な物語展開にやられました…

しかもこれが3話完結で描かれたというのも凄いですね…

●扉の向こうに、赤井秀一


そして今回、FBIの用事で不在にしている赤井がおいしい場面に登場!

焦るコナンが扉を開けたら赤井がいるって、凄いシチュエーション。

しかも内緒ポーズにイヤホン、さらに黒いTシャツというスタイルで完全に新たな一面を見せてきましたね(笑)

赤井さんの鎖骨が見えてるってなかなかレア。

FBIの面々、ジョディやキャメルも久々に登場!

1話目で有希子が話していた「FBIの用事」もしっかりと伏線だったとは…

盗聴器や隠しカメラの類いは付けられていなかったのは、あえて付けないことで優作達を油断させる組織の作戦とも言えますね。

ベルモットは「必要とあらば…何時でも…」といつでも殺せるようなことを言っていましたし。

工藤夫妻と赤井とFBI、もはや最強の布陣すぎて、コナンが少し蚊帳の外になっている感じも否めないところ。

コナンがどう動くのかが今後の見所でしょうか。

●オールキャスト出演!

さらに今回、3話完結という通常パターンながら、登場人物の豪華さが凄かったですね。

登場順に、

コナン
優作
キッド
中森警部
目暮警部
有希子
赤井(昴)
小五郎

ベルモット(シャロン)
ジン
ウォッカ
ジョディ
キャメル

背後霊出演も含めてここまでメインキャラが勢揃いする話って、なかなかありません。

ジン&ウォッカもいつものイメージではなく、実際に登場したのも嬉しい。記念すべき100巻ですからね。

夏だけど、ジン&ウォッカはいつもの黒服で車の中で涼んでいる感じですね。

さて、原作は45号から連載再開。

10月7日発売号なので、また1ヶ月近く連載が空きますね。

そしてゼロティは43号から連載再開。

9月23日発売。1話or2話掲載して、またしばらくお休みといった感じ?

次の原作のシリーズが終わると、警察学校編の諸伏編がスタートする予定?

とにもかくにも、再開後が楽しみです!