FILE1032 山菜採り
原作久々に連載再開!
『紺青の拳』公開を記念して、表紙は怪盗キッドvs京極真!
キッドと京極の間にはコナンと園子が。
この構図、鳥取県北栄町にある朝倉書店に飾られている、青山先生描き下ろしの色紙と全く同じなんですよね。
先生もこの構図が気に入っているのか、色紙のイラストがカラーイラストでしかも表紙になるのはちょっと嬉しいです。
『紺青の拳』は4月12日(金)公開!
原作はキッドも京極も登場せず(この間登場しましたから)、若狭先生のターン。
☆☆☆
群馬県に山菜採りにやってきたコナンと探偵団、小林先生、そして若狭先生。
自然と触れあう授業の下見として、楽しく山菜採りをしていた探偵団だったがーー
車で案内してもらった善田舞佳先生のピアスが消えてしまい、歩美と一緒に車の周辺を探すことに。
そんな中、血の臭いとともに、車のそばに舞佳のダーリン 吹越桐司の遺体が発見される。
群馬県警の山村警部のもと、捜査が開始され、舞佳が犯人だと疑うが…⁉
☆☆☆
久々に若狭留美先生出てきましたね。
そ、し、て、
若狭先生の声優といえば、『うる星やつら』のラムちゃんを演じていた平野文さん。
あの方の側近 RUM候補、ラムちゃんが声優ということもあり、
今回は待ってましたと言わんばかりの『うる星やつら』ネタのオンパレードでした(笑)
冒頭 善田舞佳の「ダーリン」呼び。
しかも若狭先生にも「ダーリン」と言わせる形に(笑)
山村警部を演じている声優 古川登志夫さんは、『うる星やつら』の諸星あたる役。
最後はコナンが「うるせぇヤツら」発言…は、まさに『うる星やつら』のこと。
若狭先生と山村警部、ラムとあたる…『うる星やつら』の主役がコナンで再会する記念すべき回でした。
山村警部も久々に、88巻の『ゾンビが囲む別荘』以来の出番でしたね。
今回は妖怪ハンター山村としての活躍はなさそうな感じ?
さっそく舞佳を疑っていますし。
☆☆☆
そもそも、今回の事件は元々犯人が分かっている倒叙ものの話。
『から紅の恋歌』『紺青の拳』の脚本 大倉崇裕さんが得意としているスタイルですね。
大倉さんの代表作『福家警部補』シリーズにもあるように。
被害者 吹越桐司 (ふきこし とうじ)
犯人 善田舞佳 (ぜんだ まいか)
ふきのとうとゼンマイ、山菜が元ネタですね。
冒頭から吹越を刺殺する舞佳。
かなり血が飛び散っていますが、犯行現場までどうやって運んだのか、血の跡はどうしたのかとか気になります。
どっかの女のために建てた別荘の前で刺殺…
これもまた犯人の勘違いで、吹越は舞佳のために別荘を建てていて、一緒にいた女性は不動産関係の人だったとかそんなオチになってしまうんでしょうか…
☆☆☆
みんなが山菜採りをしている風景を写真風に紹介しているコマ割り。
青山先生この演出好きですよね。
以前少年探偵団がキャンプに来た話でも使われていましたし。
確か歩美ちゃんが灰原さんを「哀ちゃん」と呼びたい『お金で買えない友情』の話。
そういえば若狭先生が登場してから、博士と一緒ではなく先生と一緒にどこかへ行くことが増えた少年探偵団。
今回もきっと若狭先生の秘密が何かしら明らかになるはず。
風向きが変わって血の臭いを感じ取った若狭先生は、亡くなった羽田浩司を思い浮かべる…
ズボンの後ろポケットに将棋の駒を入れていましたし、若狭先生は羽田浩司が亡くなった現場に居合わせていたのは確実でしょうね。
黒田管理官も同じく思い浮かべていましたし、
RUMが抜かった事件に2人が直接関わっているのは確定。
問題はその事件で一体何が起こったのか…ということでしょうね。
☆☆☆
舞佳が仕掛けたトリックとは。
普通に考えれば、吹越の遺体は元々現場にあり、
駐車した時、車で遺体を隠し、
ピアスを探している間に舞佳が車を動かして遺体を出現させた
…ということでしょうね。
吹越の遺体は木に寄りかかっていましたし、
車の右と後方の窓は段ボールで塞がれていたので、そこに遺体があるか分からない。
しかも、右窓は段ボールで塞がれているので、左側の扉から出るしかない。
被害者の寄りかかっていた木の右側に、同じような木。
記念写真を撮った時に映っていたのは、おそらくこの木でしょうね。
でも写真と現場をよく比較すれば、車が移動していることくらい分かりそうなものですが。
では、どうやって舞佳は車を移動させたのか。
エンジンをかけると周りに気づかれるので、エンジンをかけずに。
女性でも簡単に車を動かせる方法があると、以前TVでもやっているのを観たことがあります。
車のギアをニュートラルにして、4つのうち1つのタイヤを動かすだけ。
女性1人でも可能だそうで、気になる方は「人力 車 動かす ニュートラル タイヤ」などで調べてみてください(笑)
ピアスをさがすふりをして、タイヤを動かして車を動かしていた訳ですね。
10ページ目の6コマ目、舞佳の不自然なポーズは、タイヤを動かしていたから。
その証拠に「手が泥だらけになるまで」と歩美ちゃんが言っているのに、舞佳の右手は綺麗なまま。
つまり、右手でタイヤを動かしていた証拠…
歩美ちゃんはずっと下を向いていたから、車が動いていることに気づかなかったのかも。
☆☆☆
と、1話の段階でトリックも推理できる話でしたが、次回以降どんなヒントが出てくるのか
若狭先生絡みで何が起きるのかを楽しみにしたいと思います!
来週は『ゼロの日常』、原作は1週休み。
体育倉庫の地下から安室たちは脱出できるのか⁉
3巻のつづきが読めるのはサンデーで! ですね。
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