コナンめも日和

「名探偵コナン」についてサンデー中心に書いています。

FILE1029 泣く子も眠る

コナンと安室の雪山事件!

ついに殺人事件が発生してしまい、緊迫のシリーズ第3話。


トイレで和田が額をボーガンで射たれて亡くなっているのが発見される。

長野県警に現場の状況を伝えた上で、コナンたちはペアで行動することに。

しかし、コナンと安室がトイレに行っている間に 教会では謎のガラス音が発生。

くじで選ばれた西野と川崎が様子を見に行くも… 風呂場で川崎が毒殺されてしまいーー⁉


☆☆☆


まさに、急展開の連続でしたね。


まずは、関係者たちが好き勝手言い出し始めたその時に、脇田が水戸黄門の格さん風の口上。

脇田「オゥオゥオゥオゥオゥ‼」

脇田「何を隠そうこのお方は泣く子も眠る名探偵… 毛利小五郎… 人呼んで眠りの小五郎たァ このお方のことよォ‼」

普通は「泣く子も黙る」なんですが、「泣く子も眠る」は洒落がきいているというか何というか(笑)

水戸黄門なら、ここは安室が印籠を出す出番ですね。

脇田が格さんで、安室が助さんといったところでしょうか。

安室と脇田の肩をポンと叩く小五郎を見て、コナンも「水戸黄門染みてきたな…」と思っていますし。

これ、脇田がRUMだった場合、江戸っ子口調で「オゥオゥオゥオゥオゥ‼」と組織のメンバーに指示を出していたり、『純黒の悪夢』の「下がりなさい ベルモット」もかなりシュールな感じになりますね(笑)



☆☆☆


長野県警とのやりとり。

小五郎が今回も長野県警の大和警部たちに電話で連絡していましたが、山奥の教会でも電話が繋がるものなんですね。

現場で小五郎が撮った動画を観ている3人。

諸伏警部は動画に映った金髪の男ーー安室に「以前どこかで…」と見たことがあるのか会ったことがあるのか、既視感を抱く。

やはり、諸伏警部は安室のことを知っていそうですね。

諸伏高明警部はスコッチこと諸伏景光の弟ですから、弟が仲良くしていたゼロのことも電話で聞いて知っていましたし。

警察官になった時に景光は 兄の高明に写真を送っていたので、
もしかすると会っていたのではなく、少年時代に降谷零と一緒に映った写真や警察学校時代の写真を見たのかもしれませんね。

この感じだと、諸伏警部と安室が会うのは確実。

ただ問題なのは、諸伏警部が弟の友人=降谷零だと認識してしまうと、
会った時に安室透の正体がバレてしまう可能性があることですね。

特に脇田がRUMだった場合、安室=バーボン=降谷零=公安のつながりに気付いてしまう大ピンチですし。

まだ脇田がRUMだとは決まっていませんが(笑)

しかし、諸伏警部のことですから、あえて話さないかもしれませんし、
安室も諸伏警部と会って、景光の面影を感じて気づくかもしれないですね。


☆☆☆


コナンと安室、トイレでの秘密の会話。


コナンと安室が事件に関して色々と話しているところをみると、『ゼロの執行人』を思い出しますね。

まだ安室も犯人の狙いやトリックについて分かっていない模様。

しかし、ここで重要なのはコナンが安室に対してこの一言。


コナン「RUMって知ってるよね?」


随分ストレートに聞いてきましたね(笑)

そう簡単に答えるはずもなく、少しはぐらかされましたが、
ヒントを教えてくれるのは安室らしいところですね。


安室「その人物はとてもせっかち… ーーってことぐらいかな?」


RUMは「せっかち」

まぁそうでしょうね… バーボンに「急げよバーボン」というメールを送ってくるくらいですから。

あの方=烏丸が慎重居士…というのは以前ベルモットが発言していましたが、ラムはその逆。

「慎重なボス」と「せっかちな側近」で、うまくバランスをとっているのかもしれませんね。

そう考えると、やはり「RUM=脇田兼則」説が真実味を帯びてくるところ。

「せっかち」といえば、「江戸っ子」

ついさっき「オゥオゥオゥオゥオゥ‼」と喧嘩腰でしたし、
バーボン=安室の様子を見るためにわざわざ雪山まで一緒に付いてきている様子からみても、RUMの性格と一致。

さらに以前RUMのメールに書かれていた「Time is money」=「時は金なり」が「脇田兼則(わきたかねのり)」のアナグラムというのも、
RUMが脇田であるという暗号として送っていた…のかもしれませんね。

しかし、あまりにもストレートなので、これはやっぱりミスリードなのかな…と感じてしまいます。

RUMは本当に脇田なのか…

RUMは寿司屋なのか…

組織のNo.2が寿司を握っているのは本当なのか…

江戸っ子で出っ歯の寿司屋のおっさんがRUMでいいものなのか…

うーん……やっぱりRUMであって欲しくない(笑)

ますます疑惑は深まるばかり(笑)



☆☆☆


ミントタブレットのくじトリック。


隣の建物から何かが割れる音がしたため、1組のペアが様子を見に行くことに。

空のミントタブレットケース2つと音がするケース1つ。

音がするケースを引いた人のペアがアウト…ということでしたが、明らかにトリックでしたね。

しかもこのくじを提案した西野にしか出来ないトリック。

音がするケースを引いたのは西野でしたが、結果いつどんなタイミングで引いても、西野たちが音がするケースを引き当てるようになっています。


マジックでよくあるタネで、マッチ箱を振ったら音がするのに、箱を開けてみたら空だったというものの応用編ですね。

箱の中は元々空っぽで、手首に中身の入った箱を隠しているために、振った時に音がするトリック。

つまり、ミントタブレットのケース「3つとも空っぽ」で、西野の右手首に「中身の入ったケース」を隠していることになりますね。

西野が右手で振っている時だけ、ケースから音がしていますし。

ミントタブレットから中身を出した時に、こっそり右手首に中身の入ったケースを隠したんでしょうね。


そもそも、ペアになろうと言い出したのは安室ですが、もしかすると誰も言い出さなければ西野が言い出したかもしれませんね。

藤出と郁絵が元恋人なので、自然と西野は川崎とペアを組むことになるでしょうし…

個人的には安室がコナンとペアを組もうと言い出したのは少し意外でした。

てっきり「毛利先生」とペアを組むかと思いましたが、弟子が2人もいる上、脇田とコナンを一緒にさせたくない、もしくは脇田とはペアを組むわけにはいない、といった都合もあるかもですね…

しかし、コナンと安室がペアになり、トイレに行ってしまった後で川崎が毒殺される事件が発生。

もしトイレに行かずに残っていれば、コナンか安室が必死に止めたかもしれないと思うと、少し悔やまれるところ。


☆☆☆


風呂場でツーアウト。

まさにあの暗号の通りに、風呂場で川崎が毒殺されてしまいました。

コナンも安室もまだ暗号が解けていないようなので、風呂場で何かが起きるとは全く思っていなかったかもしれないですね。

きっと「野球」という共通点に来週気付くはずなので、次の犯行はきっと止められるはず。

そして、また新たな暗号が…

守備番号の順に読むとーー

「ショサイデチェンジ」

「書斎でチェンジ」となりますね。

チェンジはスリーアウトのことなので、次で犯行は終わるはず⁉

「スリーアウト」だったら、場所を示す単語が2文字しか作れないので 犯人はうまいこと考えましたよね。


☆☆☆


果たして犯人は誰なのかーー⁉

やはり、第一の殺人の時も、第二の殺人の時もくじを引いていた西野でしょうね。

和田をトイレに行かせたのもやはりトリック。

あの時、レポート用紙を9等分していましたが、9枚のうち 真ん中の紙だけが周囲破られているために手触りだけで判別することが可能。

今回の扉絵に描かれている「和田」のくじも、周囲が破られてギザギザになっていますし。

破ったくじを配る際、周囲が破られている真ん中の紙を和田に渡せば、意図的に和田をトイレに行かせることは出来そう。

後は、ボーガンが自動的にセットしてあるので、用具入れを開ければ発射。


ミントタブレットのくじは、先ほど書いた通り。

では、川崎の毒殺方法は…

またしてもこの間の『刑事48殺人事件(仮)』と同じく、飲み物からは毒が検出されず。

脇田も都合よく十円玉持っていましたよね。

十円玉で調べる場面を見ると、黄昏の館の千間探偵を思い出します。

川崎は潔癖症なので、自分の飲み物にしか手をつけない。

では、一体どこに毒が仕組まれていたのか。

おそらくペットボトルの蓋の内側…でしょうか。

西野は藤出のカバンから飲み物(おそらくペットボトル)を貰っていたので、
そのペットボトルの蓋の内側に毒を塗っておき、
川崎がメールを見て目を離しているうちに、蓋だけをすり替えたといった具合。

これなら、ペットボトルの見た目は変わりませんし。

ただ犯人なら、こうなることを予想して 毒付きのペットボトルの蓋を元々隠し持っていそうですが。


西野が犯人なら、次に殺されるのは藤出か郁絵か…

そもそも、ニッチが自殺した場所や自殺の理由などが未だにはっきりしないので何とも言えません。

もしかすると、郁絵を巡ってあの関係者の中で何かが起こったために、ニッチが自殺した可能性も…

それなら次に狙われるのは藤出か⁉

来週も緊迫の展開のはず。

RUMや脇田、諸伏警部関係でまた動きがありそうなので楽しみです!