ゼロの日常 TIME.16 …だったよな?
『ゼロの日常』史上初の2本立て掲載、2話目。
安室さんの華麗なるバイクテクが披露される話になっています。
『ゼロの執行人』ではRX-7を大暴走させて日本を救った安室ですが、今回はなんとバイクを乗り回しました。
扉絵はセロリ…ではなく、歯ブラシをくわえている安室。
サンデーSの表紙では、セロリをくわえて多くの読者にインパクト与えました。
今回は先ほどの「カレー回」に続き、青山先生のプロット回!
犯人の車を追跡中の白バイ。
しかし、路肩へ突っ込みクラッシュ…
それを目撃していたのが、バーボンモードの安室。
瞬時にバイクを借りて、犯人の車を追跡開始!
画になるというか、カッコいいですね。
海外ドラマの主人公が そこにあった車やバイクを借りて、犯人を追跡するパターンですね(笑)
『時計じかけの摩天楼』では、コナンが爆弾をより遠くに運ぶために坊やの自転車を借りていました。
結局自転車を返すことはできなかったんですが…
追跡中、前を走るトラックの荷台から荷物が!
顔を直撃してヘルメットが!
危ない!と思いきや、飛び上がったヘルメットを見事に掴んで「道路交通法」を口にして、かぶり直すという離れ業を成し遂げます(笑)
「道路交通法」といえば、この間の原作で連載された「女性警察官連続殺人事件」を思い出しますね。
プロットが青山先生なので、もしかしたらそのあたりも意識されたのかも?
あの話を書いている途中で、今回の話のアイデアを思い付いたのかもしれません。
道交法を暗唱しながらのこんな離れ業、安室透にしかできませんね(汗)
急いで乗ったがために、ヘルメットの顎紐を止め忘れていたから
ヘルメットが衝撃で飛んでいってしまう形に。
今度はきっちりと顎紐を止めたので一安心。
犯人の車はフェンスを突き破り、どこかの波止場へ…
白バイをまいたと思いきや、コンテナの上に現れる白バイの影。
犯人の頭上から車のフロントガラス目掛けて白バイが落下ーー!!!⁉⁉
フロントガラスが粉々になり、ヘルメットをかぶった犯人の車のフロントガラスをベリベリと(笑)
車を止めるため、犯人を車から引きずり出すためにフロントガラスをベリベリにしたんでしょうけれど、
どうにも『ゼロの執行人』で安室が愛車のフロントガラスを粉々にしていたことが頭をよぎります。
あれも片手でフロントガラスをぶち破ってましたからね。
頭上から白バイが降ってきて、フロントガラスを粉々にされてヘルメットの男が睨み付けてきたら、もう逃げられない(笑)
安室が警察に通報して、犯人確保。
と、普通ならここで終わるんですが、この後さらに話が続くというのが面白い!
実はこの安室の白バイ追跡劇、
1つ前のTIME.15「カレー回」冒頭で風見が話していた「昨夜の謎の人物による白バイ追跡」だったことが判明!
あの何気ない会話が伏線だったんですね…
安室の顔の傷も、バイク追跡中に飛んできた荷物によるもの。
風見の質問をさらりと流す安室。
さすがに白バイで怪我したとは言えないですよね。
白バイ警官の怪我を知っていた安室に対して風見が質問するも、またさらりと流す安室(笑)
「風の噂でちょっとね…」
ファサと髪をかきあげながら…
安室が髪をかきあげている姿を見ていると、『純黒の悪夢』の「なんて子だ…」や『ゼロの執行人』の「IoTテロか…なんて子だ…」を思い出してしまいます(笑)
うまく誤魔化せたと思ったら、風見はそう簡単には引き下がらない模様…
安室さん、誤魔化すのが意外に下手なんですかね。
それとも風見が意外に鋭いのか…
やっぱり新井先生の描く安室は、目を閉じている顔が結構印象に残りますね。
原作であまり目を閉じる描写がないからでしょうか。
今回は2本立てでしたが、また最初から読み返したくなる工夫がされていて、楽しめました。
さてさて、来週は梓さんのお兄さんの杉人さんが登場するようで。
原作には1回しか出ていないけれども、ずいぶんユニークなお兄さんでした(笑)
来週も、青山先生プロットなんでしょうか…? 楽しみです。
2巻のストックがまだたまっていないので、来週も2本立てかと思いきや、1話のみ? どうなるんでしょうか… そちらも気になります。
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