コナンめも日和

「名探偵コナン」についてサンデー中心に書いています。

ゼロの日常 TIME.13 あ…

今週の『ゼロの日常』は、新井先生による「青山先生修正カット」から色んな意味でネット上を騒がせたお話。

最終的には青山先生までその件に触れる展開になりましたが、
まさかこんなことになるとは…

今週はラストにちょっと驚きの展開が待っていたので、結構予想を裏切られる感じの話でした(笑)


さて、表紙&巻頭カラーは喫茶ポアロから。

積まれたお皿を高いところへ置こうとしている梓に、安室が「僕に任せてください!」、2人の指先が触れるーー

まるで少女漫画かラブコメの始まり!



見開きのカラーは、カラスミパスタ、ハムサンド、半熟ケーキ(大)を持った梓と安室。

今週の表紙と連動していていいですね。

ほのぼのしていますし…

このカラーも新井先生がアナログで描かれているみたいなので、
またその原画がTwitterで公開されるかも?

お皿を受けとるのに失敗しそうになり、焦る安室。

最後のコマの梓さん完全に乙女の顔になってますよね(笑)

安室さんも珍しく照れ線入ってますし。


女子高生や女性客にモテモテの安室。

刑事さんやおじさんにモテモテの梓。

安室と梓がお互いに嫉妬している感じで、これまた珍しい…

イチゴを乗せて、ケーキを作っている安室。

怒ってないと言いつつ、その横で急に「あ~ん」と口を開く梓。

照れた安室は、梓にイチゴを食べさせーー

梓さんはこんなことしない!

と一部ファンから声が聞こえてきそうですが、

これ、JKが見ていたらかなりの炎上案件じゃ…

『ゼロの執行人』でも、安室が梓に言い寄っていることがJKたちの間で大炎上だったと話題になりましたが、
見ているのが刑事さんだけで良かった…かも。

といっても、そこまで深く考えなくても、どこまでもほのぼのしている2人。


時間は流れ、うとうとしている梓。

安室と梓「お揃いですね」

さらに…

梓「ずっとここにいてくださいね!」


あえて何も答えないというのが安室っぽい…

極めつけに安室とゆびきりして「約束」する梓。


一体どこのラブコメですか……!?

安室と梓の間に何があったのか……!?

この後一体何が起ころうとしているのか…


実は梓さん、この間の風見並みに酔っぱらっているんじゃ…とも思いつつ、

梓にとって、安室はポアロに欠かせない存在になってしまったんだな、そんな感じがします。


が!



次のページから一転、

2人は今まで居眠りしていたことが分かります(笑)

とんでもない夢を見たようで、

梓は巨大ゴキブリが街を襲う夢。

ちょっと梓さんらしいですね…きっとポアロでもGと格闘しているはずですし。

そして安室は組織のバーボンとしての夢。

銃を構えているので、ジンとウォッカを暗殺しようとしているんでしょうか…
もしくは あの2人の命令で、とんでもない任務につかされていて、
あんなジト目になっているのかも…


ラストのコマは、1話に登場した鶴山のおばあちゃんが居眠り。

見ているのは、安室と梓がラブラブな夢。

夢……………全ては夢だったのです!

と隣の柱に書かれていますが、まさしく今回描かれてもののほとんどが鶴山のおばあちゃんの夢ということに…

柱を読まずに読み終えると、「ちょっと何だったんだ?」と思うところもありますが……


ーー夢オチか!!!


最初のカラーから 2人が目覚めるまで、ずーーーーーっと鶴山のおばあちゃんの夢だった訳ですよね(笑)

原作の連載でこんなに長々と夢オチをしてしまうとツッコミの嵐になりそうですが、
短編 1話完結ものだから良いんですよね(笑)

その昔 青山先生は、『まじっく快斗』で「刃VS快斗!」という短編を描いたのを思い出しました。(3巻に収録されています)

まじっく快斗』の黒羽快斗(怪盗キッド)と『YAIBA』の鉄刃が対決する
夢のコラボレーション作品!

これが実は夢オチ。

さらにこの話にコナンを加えた三つ巴の戦いが全サのビデオになりました。

その名も「コナンvsキッドvsヤイバ 宝刀争奪大決戦!!」

現実ではありえないであろうコラボレーション!

すでに原作では怪盗キッドが登場していますし、鬼丸や沖田といったYAIBAのキャラも出ているので、ある意味現在では可能なコラボになりましたが、
当時は夢のコラボレーションだった…はず(笑)


そんな風に夢オチは、ある意味読者にとってとんでもない展開を描くのにうってつけ。

「安室透の恋人=日本」であるという回答が安室自身と作者から得られている今、
ある意味現実的にありえそうでありえない、安室と梓のやりとりを描こうとしたのかも…

まさにこのやりとりを見ていると、『ゼロの執行人』で梓が言っていた「ネットで大炎上だったんだから!」を生みかねないなと感じてしまいました。

そして今回は、作中に描かれたことが現実にも影響を及ぼすということにもなりました。

風見の言うように「降谷さんが怖いです…」と言ってしまいたくなるほど、
安室透の影響力は本当に拡大し続けているんだな…と感じました。


振り返ってみると、この話のプロットを考えたのは青山先生。

あの「ネットで大炎上」ネタを『ゼロの執行人』に入れたのも青山先生。

もしかすると、本当に青山先生はこれが現実になることを見越して、
あえてこういった話を描いたのかも…と思ってしまいました(笑)


全ては……青山剛昌先生の手のひらの上。


ここはこう言い換えるべきでしょうか…



ーー青山先生が怖いです…と。



さて、合併号なので来週はお休み。

次回、体調不良の日常。

その回の翌週は、ついに原作の連載再開!ですね!

楽しみです♪