FILE1017 「ミケ」じゃなくて
女性警察官連続殺人事件 緊迫の解決編!
苗子が犯人に捕まり、コナンと千葉は苗子を救出できるのか…⁉
千葉と苗子の恋物語もついに大きなターニングポイントを迎えましたね。
シリーズ冒頭で触れていた横断歩道のシーンの回想も、千葉が苗子のことに気付く重大シーンと合わせていて、素敵な演出になっていました。
そして、安室や黒田管理官の謎も…
さらには、最終ページの次にさらりとかなり重要な告知が⁉
さて、扉絵は走るコナンと千葉刑事。
『ゼロの執行人』ではコナンが安室と協力していましたが、今回はコナンと千葉が協力関係に。
連続殺人犯は、青野。
駐車禁止の標識が青NOを意味していたとは…
千葉も少し突っ込んでいますが、交通部ならではのメッセージということですかね。
偶然にも近くに駐車禁止の標識を指していたのが犯人のミス…
そして7155が、道路交通法 第71条5の5が運転中のスマホを意味していたことも。
犯人が分かったものの、苗子がどこに捕まっているのか分からない。
爪でスマホを7回叩く音が4回…
それにしても苗子からのメッセージと犯人の職業を聞くだけで場所を特定するなんて、コナン鋭すぎでびっくりしました。
個人的に7文字の何か「プラネタリウム」ではないかと少し思ってしまいましたが、
実は「キラキラ星」だったとは…(どちらにしても、プラネタリウムにたどり着くことになりますが(笑))
以前「改装中のプラネタリウム」が意味深に登場したので何かある予感がしていましたが、こういう形で登場するんですね~と改めてニヤリとしていまいました。
犯人の元にたどり着き、コナンが犯人の気をそらしているうちに、千葉が犯人を無事確保!
犯人を投げる千葉刑事カッコいい!
今回千葉刑事のカッコよさがすごいことになっていますね!
それよりも気になるコナン君。
キーラ キーラ ひーかーるー♪
と普通に歌っていますけど、これ本当は音程が結構ズレているに違いない(笑)
これはアニメになれば分かるはずなので、アニメ化が楽しみですね。
動機は交通違反で足止めされたことを逆恨み…しかし、恋人からの最期のメッセージは留守電に。
このメッセージに気づかなかった犯人もうっかりしすぎなところもありますが、個人的に気になったのは自殺の原因。
この恋人の自殺の原因が上司によるパワハラなので、
この犯人は恨むなら警察よりも会社の上司を恨むべきだと思ってしまいました。
しかし、彼女が亡くなったことがショックで、その原因までも考えずにこの事件を起こしてしまったんでしょうね…
ある意味、その証拠があの留守電でもあるように感じました。
犯人のトラップにうっかり引っ掛かり、足を負傷する苗子。
助けた理由を聞かれても、お互い顔を見ても、
苗子はなかなか本当のことを言い出せず、千葉は全く気づかない…
あれれー千葉刑事ー?
この後すぐに下を向いているので、千葉は苗子の顔をよく見ていないことが分かります。
足を負傷した苗子をおんぶして病院へ歩く千葉。
このおんぶというシチュエーションも良いですよね…
お互い顔を見合わせていない状況でありながら、最も2人が密着している状況で、まさにドッキドキの場面。
おんぶされている苗子の表情がずっと見えていないのも、この後の場面を盛り上げますね。
そして極めつけが、信号が赤の横断歩道。
その昔、苗子が千葉に恋をした運命の場所。
ーーダメですよ 渡っちゃ…
昔ある少年に言われた言葉を、目の前の男性に語りかける苗子。
ページをめくって描かれているのは、横断歩道を前にした2人だけの世界。
横断歩道で、少女は少年に恋をした。
あの少年も大人になり、警察官に。
それでも彼は昔恋をした少女への想いを胸に秘めていた…
そしてその少女も大人になり、警察官に。
今その想いが繋がりーー
情景を中心に、セリフだけが淡々と描かれるのって、結構青山先生の作品では珍しい気がするので、少しドキッとしてしまいました。
この場面、本当に素敵ですよね…
71巻の苗子初登場以降、20巻以上の道のりをかけて、ようやくこの2人が…おめでとうございます♪
「バカ」の後、「遅いよ!」「もォ‼」と抱きしめる苗子も。
そして、いつの間にかいるコナンも(笑)
照れているのが可愛い。
この間放送された『妃弁護士SOS』
毛利夫婦ラブラブな雰囲気に割って入る高木刑事のような感じですね。
苗子の携帯には由美からの留守電。
先週昴さんが守った由美は、無事に帰宅…というかチュウ𠮷の家に帰ったみたいですね(笑)
徹マンしたりとチュウ𠮷と由美の関係も何だかんだで良好なようで良かったです。
翌朝、ポアロの前で電話している安室。
相手は黒田管理官。
安室を使って事件情報をコナンに流させたのも黒田だと判明。
「例の件」のことを聞かれて、険しい表情を浮かべる安室。
そしてお茶会の件を思い出しつつ、「まだ何も…」と答える安室。
最後に黒田が安室に一言
「バーボン…」
わぁぁあぁ…! 完全に『ゼロの執行人』の答え合わせのようなラストでしたね!
『ゼロの執行人』でも、安室と黒田は繋がっている…? 謎の口パクセリフ…? と謎が提示されていましたが、
今回安室と黒田が繋がっていること、そして安室が黒田に「バーボン」と呼ばれていることが確定しました‼
あの口パクも「バーボン」の動きで、なおかつ台本にも書かれているそうなので、
まさに決定的瞬間でもありますね…
なぜ黒田に「バーボン」と呼ばれているのか。
これは完全に「ラム=黒田」だと思わせるためのミスリード…
ラムからの指令が、黒田からの指令だと思わせるための。
昔ベルモットとジョディ先生の時も似たような演出がありましたが、
個人的にはこういうミスリード演出大好きです。
ラムからの指令がメールなのに、わざわざ直接バーボンと話す必要なんてないんですから。
黒田はおそらく安室を組織に送り込んだ張本人…潜入捜査官として活動するきっかけになった人物のはず…
黒田の言う「大事」が何を指し示すのかはわかりませんが、今後安室の身に大きな出来事が発生するのは確実のようです。
しかし、安室はあえてお茶会のことを黒田に黙っていますが、その真意も気になるところ。
実際お茶会で何があったのか明かされていないので何とも言えませんが、安室にとってのターニングポイントになったみたいですね…
ーーと、ドッキドキの展開が続いた話で、来週も楽しみ!と思ったら…
まさかの「33~39号まで休載」⁉⁉
7週間の休載…だそうです。
連載再開は8月29日(水)発売予定の40号なので、約2ヶ月のお休みですね。
しかし、その間、原作お休み中は『ゼロの日常』を連載。
原作が再開すれば、『ゼロの日常』はお休み。
という…サンデー的にはある意味コナンがずっと連載している状態を維持できる連載形式になるようです。
やはり…『ゼロの日常』は、安室透人気+原作連載の穴埋めという意味合いで連載が始めたのが狙いみたいですね…
『ゼロの日常』は青山先生が毎回チェックして赤を入れたりしていますし、
『ゼロの日常』を連載しつつ、原作も連載するという今までの状態が結構特殊だったんだなと感じました。
連載復活!しましたが、今回のシリーズが始まる前にもお休みしたり、連載のペースが1シリーズ終わるごとにお休みする感じになっていますし、
このゆったりしたペースで連載することが、青山先生の負担にならないのなら、もう本当にこの調子で連載を続けてもらえたら嬉しいですね。
『ゼロの日常』は来週から連載再開。
このままではネタがなくなるんじゃ…と思うところもありますが、安室さん大好きなワンちゃんが再登場しましたし、
話は意外な方向に進みそうな予感がします。