ゼロの日常 TIME.17 お兄ちゃん⁉
ポアロ回&梓のお兄さんが登場。
原作でも登場したダジャレ好きのお兄さん、まさかの公式スピンオフにも登場です。
先週は2本立てで盛りだくさんでしたが、今回はいつも通り12ページで通常運転といった感じですね。
ただ2巻に収録するストックがまだ足りていないので、そのあたり一体どうするつもりなのか気になるところ。
扉絵は安室と三毛猫の大尉。
閉店後のポアロで電話中の安室。
一方梓はジャムの瓶?が開けられないようで困っている様子。
そんな中、安室は電話をしながらさらりと瓶を開けてしまう…という日常の1コマ。
さりげない場面で安室の気遣いが描かれているのは1話からですが、新井先生のこだわりなのかもしれませんね…
突然どうやったら猫に好かれるのかと安室に聞く梓。
ポアロのドアがノックされ、現れたのはーー
梓の兄・榎本杉人。
証券会社社員でクレー射撃をやっていてダジャレが大好きで、妹に変なお土産を送りつけたり変なメールを送ってきたりするという妙にキャラの濃いお兄さんです(笑)
「ドテラを着て気ドッテラ」
今でも覚えているくらい印象に残っています。
原作に登場したのは61~62巻収録の『真犯人からの届け物』のみ。
再登場の機会がありそうな気がしていましたが、結局今回のスピンオフまで登場することはありませんでした。
そんな杉人は、近くに来たから寄ってみたとのこと。
安室にダジャレを交えた自己紹介をする杉人(笑)
証券マンですし、おそらくいろんな人にこんな感じで自己紹介しているんでしょうし、自然と顔と名前を覚えてしまう楽しい人ですね(笑)
「妹と違って、まあずさんな兄ですが」
「梓」と「杜撰」をかけている訳ですけれども、こんなすらすらダジャレが飛び出してくるとは…
杉人は安室が毛利小五郎の弟子ということも知っているようで、そのあたりは梓から色々と聞いているのかもしれませんね。
2階の探偵事務所から小五郎の笑い声。
そういえば1話の時もこんな感じで影絵の演出がありましたね。
毛利先生直伝のダジャレを披露してほしいと安室に頼み込む杉人(笑)
それを見た梓が兄をパシッと。
でも安室さんなら、これまたさらりとダジャレを披露してくれそうな気がします。
場面は変わって、マンションの前で安室とハムサンドを食べる杉人。
ハンサムが作ったハムサンド、杉人は何かあるたびにダジャレを考えているようで、相当なダジャレオタクですね。
大尉を抱えながらマンションから出てくる梓。
冒頭で梓が「どうやったら猫に好かれるのか」と聞いていたのは、
兄・杉人があまりにも大尉に好かれていないからどうにかしたい…という理由からでした。
杉人を見て逃げ出し、杉人に捕まえられても逃げ出す大尉。
全然なつかないので、杉人がネットで色々調べて試しているのは面白いですね。
飼い主ではない男性の匂いを好まないのが原因?
しかし安室にはなつく大尉。
クレー射撃をやっていて、脇腹を痛めたという話から何かに気付いた安室。
わずかに上がった口元。
このあたり、なんとなく青山先生を思わせる見せ方だなと感じました。
今回青山先生のプロットではないですが、作画のチェックには関わっているので、このあたりも修正が入ったのかどうか…
入っていないのなら、新井先生は大分青山テイストを掴んできたことになりますね。
ここで『招き三毛猫の事件』の話を出してくる安室。
大尉が絡んだユニークな話でしたね。
この後、大尉の苦手なものの話題から、杉人がたくさん貼っている「湿布」が原因だと判明。
真相に気付いた安室がわざわざ説明するのではなく、2人に気付かせるやり方がいいですね。
まさにコナンの「あれれ~」作戦みたいな感じ。
うまく真相へと誘導しているのが実に安室らしいというか、日常のちょっとした謎解きをほっこりさせるものに変えているのが面白いなと感じました。
2人と1匹を見守るこの笑顔。
一件落着ですねぇ。
ポアロでの後日談では、ちゃっかり毛利先生の話題を出して、2階の事務所にいる小五郎がくしゃみする姿も描かれています。
小五郎の顔がしっかり描かれたのは、スピンオフでは今回が初めて。
コナンが絡まず、小五郎のみ登場して安室と絡む話も読んでみたいですね。
コナンが学校に行っている間に探偵として小五郎と関わった話…とかもありえそうな気がしますし。
最後のコマは、大尉を抱き締める杉人。
「カワイイ大尉を抱きしめタイイ」というダジャレオチ。
まさに今回の話にふさわしいオチがついた感じですね(笑)
さて、来週は…海釣りへ⁉
誰と一体何のために⁉
海釣りといえば、『魚が消える一角岩』で漁船に乗る沖矢昴が思い浮かぶんですが…さすがに彼は登場しないはず?
登場したらいろんな意味で大変なことになりそうですし。
小五郎の付き添いで海釣りへ行くのもありそうですが、実際のところどうなのかは、来週楽しみにしたいと思います。
週刊少年サンデー 2018年45号(2018年10月3日発売) [雑誌]
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ゼロの日常 TIME.16 …だったよな?
『ゼロの日常』史上初の2本立て掲載、2話目。
安室さんの華麗なるバイクテクが披露される話になっています。
『ゼロの執行人』ではRX-7を大暴走させて日本を救った安室ですが、今回はなんとバイクを乗り回しました。
扉絵はセロリ…ではなく、歯ブラシをくわえている安室。
サンデーSの表紙では、セロリをくわえて多くの読者にインパクト与えました。
今回は先ほどの「カレー回」に続き、青山先生のプロット回!
犯人の車を追跡中の白バイ。
しかし、路肩へ突っ込みクラッシュ…
それを目撃していたのが、バーボンモードの安室。
瞬時にバイクを借りて、犯人の車を追跡開始!
画になるというか、カッコいいですね。
海外ドラマの主人公が そこにあった車やバイクを借りて、犯人を追跡するパターンですね(笑)
『時計じかけの摩天楼』では、コナンが爆弾をより遠くに運ぶために坊やの自転車を借りていました。
結局自転車を返すことはできなかったんですが…
追跡中、前を走るトラックの荷台から荷物が!
顔を直撃してヘルメットが!
危ない!と思いきや、飛び上がったヘルメットを見事に掴んで「道路交通法」を口にして、かぶり直すという離れ業を成し遂げます(笑)
「道路交通法」といえば、この間の原作で連載された「女性警察官連続殺人事件」を思い出しますね。
プロットが青山先生なので、もしかしたらそのあたりも意識されたのかも?
あの話を書いている途中で、今回の話のアイデアを思い付いたのかもしれません。
道交法を暗唱しながらのこんな離れ業、安室透にしかできませんね(汗)
急いで乗ったがために、ヘルメットの顎紐を止め忘れていたから
ヘルメットが衝撃で飛んでいってしまう形に。
今度はきっちりと顎紐を止めたので一安心。
犯人の車はフェンスを突き破り、どこかの波止場へ…
白バイをまいたと思いきや、コンテナの上に現れる白バイの影。
犯人の頭上から車のフロントガラス目掛けて白バイが落下ーー!!!⁉⁉
フロントガラスが粉々になり、ヘルメットをかぶった犯人の車のフロントガラスをベリベリと(笑)
車を止めるため、犯人を車から引きずり出すためにフロントガラスをベリベリにしたんでしょうけれど、
どうにも『ゼロの執行人』で安室が愛車のフロントガラスを粉々にしていたことが頭をよぎります。
あれも片手でフロントガラスをぶち破ってましたからね。
頭上から白バイが降ってきて、フロントガラスを粉々にされてヘルメットの男が睨み付けてきたら、もう逃げられない(笑)
安室が警察に通報して、犯人確保。
と、普通ならここで終わるんですが、この後さらに話が続くというのが面白い!
実はこの安室の白バイ追跡劇、
1つ前のTIME.15「カレー回」冒頭で風見が話していた「昨夜の謎の人物による白バイ追跡」だったことが判明!
あの何気ない会話が伏線だったんですね…
安室の顔の傷も、バイク追跡中に飛んできた荷物によるもの。
風見の質問をさらりと流す安室。
さすがに白バイで怪我したとは言えないですよね。
白バイ警官の怪我を知っていた安室に対して風見が質問するも、またさらりと流す安室(笑)
「風の噂でちょっとね…」
ファサと髪をかきあげながら…
安室が髪をかきあげている姿を見ていると、『純黒の悪夢』の「なんて子だ…」や『ゼロの執行人』の「IoTテロか…なんて子だ…」を思い出してしまいます(笑)
うまく誤魔化せたと思ったら、風見はそう簡単には引き下がらない模様…
安室さん、誤魔化すのが意外に下手なんですかね。
それとも風見が意外に鋭いのか…
やっぱり新井先生の描く安室は、目を閉じている顔が結構印象に残りますね。
原作であまり目を閉じる描写がないからでしょうか。
今回は2本立てでしたが、また最初から読み返したくなる工夫がされていて、楽しめました。
さてさて、来週は梓さんのお兄さんの杉人さんが登場するようで。
原作には1回しか出ていないけれども、ずいぶんユニークなお兄さんでした(笑)
来週も、青山先生プロットなんでしょうか…? 楽しみです。
2巻のストックがまだたまっていないので、来週も2本立てかと思いきや、1話のみ? どうなるんでしょうか… そちらも気になります。
週刊少年サンデー 2018年44号(2018年9月26日発売) [雑誌]
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ゼロの日常 TIME.15 カレーに失礼
『ゼロの日常』1ヶ月ぶりの連載再開に2本立て、さらに表紙も!
表紙はイヤホンの安室透。
サンデーの表紙を飾るのも何気に3回目、連載15回目にして表紙3回目ってなかなかないですよね…
安室が付けているBluetoothイヤホンがバカ売れしたのも懐かしい…
久々の連載はカレーとバイク、今回は青山先生のプロット回ということで、
先生のこだわりがいろんなところに見え隠れしていました。
それにしても、青山先生のプロット回がどんどん増えていってますよね…
この後に控えている警察学校編も先生のプロットでしょうし、先生の関わり具合が凄いことに。
さて、扉絵はどこかの非常階段で電話をかけるバーボン。
バーボンもなかなか出番がないですよね…まぁ話が作りにくいというのもありそうですし。
ある日の昼下がり、風見が入ったとあるカレー専門店。
ーーこのカレー屋の看板、青山先生が大好きな神保町にあるカレー屋さん「ボンディ」ですね(笑)
青山先生がカレー好きというのは知られていますが、そのなかでも1番大好きなのが「ボンディ」のカレーだそうで。
サンデーの目次や「30周年本」などでもインタビューで答えています。
好きなカレーの話を描く、ある意味青山先生とっておきのネタですよね。
満席だと言われて、たまたま相席になったのは…なんと安室(降谷)でした(笑)
自分の上司とたまたま昼ごはん一緒になるという、何気にありそうな感じのシチュエーション。
安室は「チキンカレー(中辛)」を注文!
チキンカレーの中辛…青山先生が大好きな「ボンディ」でいつも注文するというメニュー。
一方風見は「ビーフカレー(激辛)」
風見といえば、チョコレート大好きな甘党かと思いきや、激辛好きな辛党でもあったんですね。
辛いものに目がない風見。
福神漬けをとろうとするとーー
「赤い」福神漬けよりも
「白い」ラッキョウがよく合う…と安室。
クリスマスカードの時は赤い服を着ようとしなかったり、今回は赤い福神漬けを食べないようにしたり、「赤井」の影が見え隠れしていますね(笑)
わざわざ太字にしているあたり、完全に狙ってますねぇ…
さらにジャガイモの皮をむいて、カレーの具として食べる、この食べ方。
青山先生のボンディでのカレーの食べ方と同じ(笑)
サンデーうぇぶりで無料公開されている「サンデー非科学研究所」の3話に青山先生が大好きなボンディのカレーが紹介されています。
今回の安室さんの食べ方が、青山先生とそっくり。
先生は安室にこのカレーの食べ方をさせたかったんですね。
おいしそうにカレーを食べる安室。
一方風見のカレーは想像以上に激辛だったようで、ついつい水の方に手を伸ばそうとするが…安室に止められる(汗)
「カレーに失礼」
今回のタイトルですね。
確かに辛いときに水を飲むのは、辛さを広げることになるのであまり良くないらしいですね。
風見は水を飲まずに激辛カレーを食べることに…
風見がんばれーと応援したくなるのはこういった瞬間なのかもですね。
安室と風見、天国と地獄のようなカレーのイラストは非常にシュール。
以前新井先生が風見とキャメルの龍虎図を描かれてTwitterにアップされていたのを思い出しました。
こういった構図のイラストは、新井先生の得意分野なのかなーと思いました。
最後のオチも秀逸。
激辛カレーを食べた風見に感想を聞く安室、風見は一言「うまい… (水が…)」
まさに勘違いコントを見ている感じで吹きました。
何だろう…いつの間にか風見がヒロインというか漫才のボケ担当になったかのよう(笑)
安室はまだまだカレーについて話したりない様子…
何となくカレーの美味しさについて語る青山先生と、それを聞くアシスタントか編集さんがイメージされました(笑)
青山先生のカレー愛もきっとそれは凄いんですよね。
いつか先生のカレートークをじっくりと聞いてみたいです。
さて、今回は2本立てなので、もう1本!
バイクのエピソード!
続く。
週刊少年サンデー 2018年44号(2018年9月26日発売) [雑誌]
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FILE1021 遺品
VSキッド 妖精の唇編 解決編!
先週平次が和葉キッドにキスをーー⁉
というドキドキの展開の続き。
果たして平次は気づいているのか、気づいていないのか…
結論から言うと、気づいていませんでした(笑)
和葉を目の前にすると何も考えられなくなる平次の思考回路、順調にラブコメ探偵街道をまっすぐ進んでいるみたいですね。
あの瞬間、コナン達が部屋に入ってこなかったら平次はキッドとキスしていたことになったので(おそらくキッドが意地でも止めるでしょうが)、本当に危機一髪でした。
皆が仮眠中、和葉に変装したキッドが部屋を抜け出して宝石が展示されていたガラス部屋へ。
あっさりとガラス部屋に入り、大分溶けた氷の中から宝石を取り出した瞬間ーー
照らされたライト、ガラス部屋を包囲する人影。
諸伏警部(とコナン)はキッドのトリックを全て見抜いていたようで、その上でキッドを罠にはめ、現行犯で取り押さえる算段。
宝石はまだ氷の中にあり、溶けてから盗むのも想定済み。
諸伏警部が堂々と説明しているので、コナンの影がすっかり薄くなってしまっている気もしますが、
キッドを追い詰める諸伏警部は新鮮ですね。
和葉に変装していたことにも諸伏警部は気づいていたようですが、気づいていなかった者もいるようで…(笑)
閃光弾と煙とともに消え失せるキッド。
原作にキッドが初登場した『邂逅』『コナンVS怪盗キッド』のエピソードを思い出しますね…
消え失せたのは、抜け穴を使っていたから…それも見抜いた諸伏警部はさすが。
あえて見逃したのも、キッドが宝石を持ち主に返すことを想定してのこと。
そして、宝石の本当の持ち主がブローカーではないことも見抜いていたようで、何から何まで本当に凄いですね…諸伏警部…
平次も気づいていたようで、ここで見せ場が!
西の高校生探偵 服部平次の本領発揮で、偽のブローカーを追い詰める!
三重県の英虞湾、オリエント効果など、バレバレな嘘でしたね。
しかし、「こっちの方は」すぐに偽者だと分かった…と口を滑らせてしまい、和葉に問い詰められる展開に(笑)
ここで本物の和葉が登場!
やはりずっと今の今までトイレで眠らされていたんでしょうか。
そして「青ノリ」がついていなかったから…と適当な言い訳をする平次…!
平次の告白への道はどうやら、まだ続くみたいですね…
一体どこで平次が告白するのか楽しみですが、もうこの感じだと今度平次&和葉が登場したら、かなりの確率で告白イベントはありそうな予感♪
さて、キッドの行方は…
この察しているジト目コナン、これが今回の話のラストコナンです!
何気に後6ページはコナンの出番なし!
これも何気に凄いような…
今回のキッド編、コナン何か活躍しましたっけ…
完全に諸伏警部に出番を持っていかれていってしまった感じでしたね。
キッドは宝石の持ち主「山本萌奈」さんの元へ…
話そうDAYで言っていた、キッドに会いたいという願いが叶いましたね~
ちゃんとキッドの姿で会っているのがいいですよね。
何気に今回のシリーズ、初のキッド衣装!
前回まではずっと背後霊状態だったので、満を持しての登場ですね。
ピンク色の真珠の物語や、ブローカーの目的、さらにはキッドの狙う宝石ではなかったことも明かして、
宝石は萌奈さんのおばあ様の棺へ…
とこれが今回のサブタイトル「遺品」のことを指しているのかと思いきや、
実はこの後に重大な物語が………
そう、いつものキッド編なら コナンと平次の後日談があるんですが、今回のキッド編はひと味違う…
それにしても今回のキッド編はより一層『まじっく快斗』的な話でしたね。
警視庁にて。
高木刑事と佐藤刑事が例の封筒について会話中。
あの封筒は、伊達刑事に送られたもので、1年も前からロッカーに入れっぱなしになっていたとのこと。
そして、封筒の裏には「0」のサイン。
さらには佐藤刑事の警察学校時代の話…!
伊達さん達がヤンチャしまくったせいで、佐藤刑事の年だけ規律が信じられないぐらい厳しくなったという事実も…!
佐藤刑事の背景に描かれているのは、警察学校時代の降谷、伊達、松田、萩原、そして景光。
ここにきて、原作にも彼らが‼‼
コナンカフェやゼロティの新章告知のピンナップに描かれましたが、原作で描かれるのは初めて。
原作でこうやって描かれると、「公式化」されたというか本当に公式設定だったのか!と嬉しくなりますね。
(その分、色んな矛盾を含んでいるのがこの警察学校時代の同期の方々でもあるんですが)
みんな若いですね…松田は絆創膏貼って、降谷とにらみあっているので、
何かがきっかけでケンカして、伊達らが止めに入った感じですよね。
このあたりの内容が、公式スピンオフ『ゼロの日常』でも描かれそう。
何気に萩原は原作初登場!
松田が「萩原」と呼ぶ場面は昔描かれましたが、萩原研二の顔が描かれたのは原作では初めて。
松田刑事が登場した頃を考えると、登場から15年以上たったこのタイミングで描かれることになるとは本当に衝撃…
先生が描かれると萩原を原作で見たいとずっと思っていたので、これは嬉しい…
さらには、萩原を想って喪に服しているサングラスの松田刑事も!
ジト目な佐藤刑事が松田刑事のことを思い出しているのは新鮮ですね…
今まで松田刑事を思い出すたびに切ない表情をしていた印象が強かったので。
さらにさらに高木刑事から「伊達刑事と松田刑事は同期」という情報が!
佐藤刑事から「松田君」呼びの理由が!
佐藤刑事と松田刑事。同い年か松田刑事が年下と思っていたので、ここでまさかの松田刑事の方が年上に。
そのため「君」呼びの理由も明かされることになったんでしょうね…
『純黒の悪夢』で安室と松田の関係が明かされてから、松田への注目度が再び上がることになるとは、本当に凄いですね…
封筒の中身はスマートフォン。
穴が空き、穴の内側に黒ずんた染み…
読んでいる人はかなりピンとくるはず。このスマホは…スコッチの…
さらに諸伏警部は中国の軍師の言葉を引用した上で、
スマホの持ち主が自分の弟だと見抜くーー
この瞬間…
「スコッチ=諸伏高明警部の弟」
という事実が判明!
スコッチが諸伏警部の弟なのでは…?という推測は以前からたまに出ていましたが、本当に弟だと確定しました。
スコッチの名前が「景光(ひろみつ)」というのは、先生が「とび森」で明かしていました。
しかし、苗字だけはあえて明かしていなかった…
それは既に登場している人物の関係者だったから…
諸伏警部の若い頃とスコッチの顔がよく似ているのも 弟ではないかという根拠のひとつになりました。
諸伏警部が思い出しているのは、ある日々の弟・景光…
兄と同じ警察官になったと写真付きで送られてきた手紙。
東京でアダ名が「ゼロ」の友達ができたとかかってきた電話。
電話をかける幼い景光の隣には、幼い降谷零の姿が!
タンクトップに絆創膏…ヤンチャ感が出ていますよね。
一方景光は礼儀正しそうな雰囲気。
2人は幼い頃の親友だった…というのは本当だったんですね。
この数年後、ギターを一緒に練習、警察官になり、警察学校に入り、組織に潜入、そしてあの出来事がーー
そんなことを考えていると、だんだん胸が苦しくなってきます…
ここにきて、諸伏警部の過去を、スコッチの過去を、安室の過去をどんどん描いていて今回とてつもない情報量ですよね…
そういえば諸伏警部、東都大学法学部卒業なので、長野から出て一時期東京にいたことがあるんですよね。
その時、もしかすると弟に会っていたかもしれませんね。
諸伏警部は35歳、景光は29歳で6歳離れているので、
諸伏警部が大学生の頃 景光は中高校生くらいですし。
ちょうど諸伏警部が警察官になったのは長野なので、弟からの手紙の宛先が長野県なのも納得。
スマホに彫られた「H」の件。
手紙にか書かれている「H」サインは、例のスマホに彫られている「H」と同じ。
景光本人が彫ったのか、もしくは「景光のスマホ」だと分からせるために安室が彫ったのか…どちらともとれますね。
さらに伊達刑事に送られた封筒の送り主も、封筒の裏に書かれた「0」=「ゼロ」から、その東京の友達ではないかと推測。
まさにその通り。
そしてその封筒を伊達刑事が開け、指示通りに諸伏警部に送付する…予定だったんですね。
しかしなぜこんなややこしいことを…と思うんですが、安室は景光の死を警察学校時代の仲間にさりげなく知らせたかったのかもしれませんね…
小包に貼られた紙が滲んでいたのは、やはり景光の死を知った伊達刑事の涙か…?
そのまま諸伏警部の手に渡ることなくロッカーに1年も入れっぱなしになっていた訳ですが、伊達刑事が亡くなってからそのままになっていたのは少しひっかかるかも…
普通なら伊達刑事の家族が遺品を受け取りにくる可能性もあるはずなのに…
なぜ今になってロッカーが整理されることになったのか気になるんですが、
そのあたりは突っ込んではいけない感じでしょうか(笑)
そういえば以前、伊達刑事から送られたメールを安室が消す話がありましたが、
あのスマホ入り小包を見た伊達刑事が安室に送ったと考えるとしっくりくるかも。
…と、考えれば考えるほどに今回のシリーズは深読み可能な仕様に(笑)
その分矛盾も色々と出てきそうな気も…
いやぁ…本当に色々と詰め込みまくりで凄い話ですね。
「平次と和葉のラブコメ」
「怪盗キッドVS服部平次」
「怪盗キッドVS諸伏警部」
「諸伏警部と謎の封筒」
「安室の過去 警察学校時代」
コナンの存在感が薄くなっている気もしますが、いろんな要素が詰まっていました。
今回のサブタイトル「遺品」も、妖精の唇と景光のスマホ、さらには伊達さんのロッカー…とトリプルミーニングくらいになっていますよね。
そしてこの続きは…9週間の休載の後、11月28日発売のサンデー53号にて‼‼
9週休載…
2ヶ月の休載…
どんどん休載が伸びている気もしますが、先生もゼロティの監修や修学旅行編の監修、来年公開の劇場版の監修とやるべきことが山のようにあるので仕方ないのかもしれませんね…
連載再開のタイミングで劇場版タイトル発表!というのもありえるかも。
その分、楽しみは増えまくりなので、連載の再開を待つとともに期待したいと思います!
来週から9週連続で『ゼロの日常』が掲載されることも確定しましたし、来週も楽しみです。
週刊少年サンデー 2018年43号(2018年9月19日発売) [雑誌]
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FILE1020 翻弄
VSキッド 妖精の唇編、シリーズ3話目!
その前に…今週のサンデーにはとっておきの情報が載っていますね。
祝「修学旅行編」アニメ化!
昨年の今頃、サンデーで連載中だった修学旅行編のエピソードが
来年の1月5日と12日に2集連続1時間スペシャルで放送されることが決定しました。
いつアニメ化されるんだろうと思っていましたが、
秋ではなく、年明けに放送の形になりました。
海老蔵SP以来の新作1時間SP、山本監督の気合いも入っていそうなので楽しみです♪
さてさて、本編。
前回のラストで増殖した宝石、そしてキッドからのメッセージ。
和葉に変装したキッドはどうなるーー⁉
そして、やっぱり諸伏警部は…
と色んな意味でもドキドキな回でした。
扉は大きく諸伏警部、その後ろにコナンと平次。さらに和葉(キッドの変装)。
コナンのジト目な感じからして、変装バレバレみたいですね。
氷の中に大量に発生した宝石の正体は、フローラルアイスパフォーマンス。
解説は今回も諸伏警部。
いやいやいや…これはさすがに実現不可能な気がするんですが…
いかに早技だとしても、どうやって氷の内側を彫ったのか謎だらけの気が…
といっても、キッドのことですから、何かうまいことやったのかもしれません(笑)
…と無駄に突っ込むのはやめておきます(笑)
シートの中で変装した和葉がこっそり彫ったとしても、
平次は真っ暗な中で和葉がそばにいないことに気づかなかったのか…とちょっと気になる部分はありますが…
当然2人が疑われるのは自然な流れなんですが、キッドはまたしても「ムニュ」と平次をうまく誘導して危機を逃れます。
このあたりも計算のうちなんですね、さすがキッド。
2人が部屋から出ても警報は鳴らず、キッドはどうやって盗んだのか…
いや、まだ盗まれていないと考えるのが自然…
諸伏警部も氷の方を無言で見ていますし。
宝石を隠すのは宝石の中…
「マジでちょれーなコイツ…」とゲスい顔の和葉(&背後霊キッド)
和葉がこんな表情するなんて…キッドの変装だからありえる話(笑)
それにしても平次、和葉の言うことをどんどん信じてしまいラブコメ探偵っぷりが加速していますね…
さらにはくしゃみをして、中森警部に部屋の冷房を切るように誘導。
次郎吉おじさまは切ることに反対しますが、諸伏警部はあっさり賛成…
彼にも何か考えがありそうですね。
ーーとうまく物事が行きかけた時…
コナンが和葉に「トイレ我慢してるの?」とツッコミ(笑)
コナンにはキッドが和葉に変装しているのがやっぱりバレバレみたいですね。
膝を曲げて身長を低くするやり方は、博士に変装した時もしていますしね…
ここまでは割りとキッド回の流れなんですが、この後 長野県警からの電話には驚きました。
久々の大和警部と上原刑事!
諸伏警部がキッドの宝石を守るために東都まで行ったのは、長野県警全体に伝わっていたようで、
みんなその報告を待っていた…というのざ面白いですね。
そして例の封筒の話題に。
封筒をロッカーに入れっぱなしにしていた刑事…
諸伏警部には、警視庁に入っていそう弟が…
両親が亡くなり、東京の親戚に引き取られ…
小包を持っていた刑事は弟の知り合い…?
別の仕事に就いたと聞いて音沙汰無し…
ここに来て新たな情報が山盛り…!
ーーまさか、その弟って、スコッチ(景光)!?
スコッチの苗字を青山先生がずっと伏せていたのは、彼が既存の人物の血縁者だからだと話題にもなりましたし、
さらにその苗字が「諸伏」なのでは?という噂も流れました。
しかし、それが今現実になろうとしているとは…!
諸伏警部の弟がスコッチ…
謎だったスコッチの素性が明らかになる感じですが、
この話題 原作だけを追いかけている人には結構唐突に感じるな…と思いました。
そもそも、スコッチの名前が「景光」というのも原作には出ていませんし、
さらにはスコッチと安室透が幼なじみというのも原作には無し。
スコッチが安室透の警察学校時代の同期だったかも…というのも原作では描かれていません(青山先生は描き下ろしイラストやピンナップのみ)
まさに原作以外の情報を色々知っている人には、ニヤリとするポイントですよね(笑)
兄 諸伏高明
弟 諸伏景光
2人の名前を並べてみると、どちらの名前も光輝くイメージで兄弟なのも納得がいきます。
諸伏警部の両親がすでに亡くなっていることが分かりましたが、
元ネタになっている諸葛孔明も幼い頃に両親を亡くしているので重なる部分がありますね。
あの封筒に何が入っているのか分かりませんが、スコッチの死に繋がるものなのかもしれません…
諸伏警部は弟が死んだことについて知らないようでしたが、
潜入捜査とはいえ、命を落としたのなら家族に連絡が行くような気がしますが…そのあたりはどうなっているのか気になるところ。
そのあたり来週どう描かれるのかも楽しみです。
「アタシ」を「ウチ」と言っていることや、ヒザを曲げていることから、
和葉がキッドだと見抜いていたコナン。
平次は和葉がキッドだと気づいているのかどうか…
仮眠するための部屋で平次と和葉(キッド)2人っきり…
和葉の「添い寝」発言から、平次の壁ドン!
ふざけた口を塞がなアカン…と平次は和葉にキスをしようと…‼‼
あかん、あかんで!平次~!
ここでキスをしてしまったら、ある意味伝説を作ってしまうことに!
キッドも忘れられないトラウマに…
この焦ったキッドの顔!
完全に快斗の顔ですが(笑)
『天空の難破船』では蘭にキスしようとしていましたが、
今回はその逆パターンになっていますね(笑)
あれは未遂でしたが、今回はキッドが意地でも未遂に終わらせそうな気がします。
というよりも、これは平次の作戦…ですよね?
キスを迫ってキッドの正体を明かそうという平次の作戦。
そうじゃなかったら、平次の株が大暴落…
いや、きっとそのはず!
来週はキッドの宝石の行方、平次と和葉の恋の行方、諸伏警部の弟の正体…と盛りだくさんの内容になりそうなので楽しみです!