コナンめも日和

「名探偵コナン」についてサンデー中心に書いています。

青山剛昌描き下ろし「警察学校編」ピンナップ

今週の『ゼロの日常』は、2週間ぶりの表紙&巻頭カラー!

ポアロな安室さんがメニューを抱えています。

オススメメニューは、カラスミパスタにハムサンドに半熟ケーキ。
どれもTVシリーズやスピンオフで登場したメニューですね。

短い間に2回表紙になり、増刊号のサンデーSでも4ヶ月連続で表紙になっているので、
編集部としての安室推しっぷりが分かりますねー

ついに1巻も発売しましたので、ますます気合いが入るといったところかも。

そして…表紙をめくると、青山先生が描き下ろしたピンナップが!

5本のデッキブラシ。

ティザー。

「警察学校編」

降谷零、松田陣平、萩原研二、伊達航、景光(スコッチ)

これは、安室透の若かりし日の姿ーー!?


事前に告知されていた通りですが、こうしてピンナップになってサンデーに載っているのを見ると、
不思議と謎の安心感と感動を覚えますね。

青山先生の手によって、彼らが5人同時に描かれたのは、コナンカフェのパネルだけだったので。

こうして描かれたものがピンナップになり、書店やコンビニなどで並べられるのもやっぱりいいですね…

降谷零以外の4人は、風呂掃除中に居眠り、それを降谷が見ているという構図。

青山先生は、ほっこりするかも的な発言がありましたが、個人的にはこの1枚で5人の関係性を表現していてさすがだな、と感じました。

死んでいる人間がまさに死んでいるように眠り、それを今生きている降谷零が見ている構図。

謎多きスコッチ。
服に付けている名札。
伊達と松田は見えているが、スコッチはあえて見えないような位置に描かれているのも、「まだスコッチの名字を明かさないぞ」という青山先生の思いを感じました。

松田の顔と手に絆創膏が貼られているのも、松田の警察学校時代のヤンチャ具合をうかがえていいですね(笑)
髪型からも ちょっと快斗っぽさを感じていましたが、実際そんな感じだったのかも。

萩原の横顔。
コナンカフェの時と同じく、萩原に関しては横顔しか描かれていないので、いつか正面から見た萩原も青山先生に描いてほしいです。

皆の中心には伊達。
高木刑事の教育係の印象が強いですが、もしかすると5人の中ではお父さん的なポジションにいたのかもしれないですね…

そして4人を見ている降谷。
当然なんですが、今よりも若く描かれています(笑)
今でもかなり若くて、高校生かと思ってしまう安室さんですが、
今回のティザーは中学生なのでは…と思ってしまいました(笑)


そんな5人の警察学校のお話が、公式スピンオフ『ゼロの日常』で描かれることが決定しました!

先週の予告の段階でネタバレしていたようなものですが、ついに正式に告知されました。

「原作 青山剛昌」と書かれているのもポイント。

今まで「原案協力」というポジションでしたが、ついに「原作」に…

(もしかすると、このピンナップのことを言っているのかもしれませんが…)

青山先生の負担が大きそうな気がしますが、これは青山先生にしか描けない話。


今のゼロティ以上に、青山先生の影響が大きくなりそうな気がします。

最近青山先生のプロットで話が動いていたのは、ネタ切れ防止の意味合いもありますが、
この「警察学校編」を描くための準備だったのかもしれません。

しかしそうなると、より原作を描く時間がとれなくなり、一体原作はどうなってしまうのか…という不安も生まれます。

8月29日の原作連載再開で、キッドが描かれるという話。

安室と赤井と工藤夫妻とのお茶会がいつ描かれるのか謎のままで不安も残ります。

キッド編もおそらく3~4話で、その後にスピンオフで「警察学校編」がスタートするという流れでしょうか…

「警察学校編」と聞いて、描き下ろしピンナップを見て、
ドキドキワクワクしつつも、心の中では色んな不安が渦巻いているのが実情かも…

青山先生が作画以外全てに関わっていることになるのか?
実際どんな警察学校時代が描かれるのか?
同期といっても、彼らの年齢はどうなっているのか?

描き下ろしピンナップを眺めながら、今後の原作とスピンオフの展開を楽しみにしたいと思います。

ゼロの日常 TIME.12 こちらキャメル

今週のゼロの日常(ティータイム)!!

サブタイトルからネタバレしていますが、
先週の告知で書かれいた「FBIのあの人」とは…

キャメルでした(笑)


おそらく8割くらいの人が沖矢(赤井)と予想していたかも?しれませんが、
ちょっと意外なキャラの登場になりました。


そして先週は風見の独白がメインでしたが、今週はキャメルの独白がメイン。

なんとなく今後はキャラの独白+安室という連載形式になる予感がしますが、
実は今回も青山先生がプロットにに関わっているそうで。

青山先生自身こういう独白形式が好きなのかもしれません(笑)


キャメルがたまたま訪れた喫茶店が、まさかの喫茶ポアロ

不機嫌な安室さんがキャメルの前に…

ポアロでここまで露骨に不機嫌な表情をする安室さんって、初めて見たかも。

普通ポアロには梓さんもいて、他のお客さんもいるんですが、
今回は誰もおらず、安室さんだけなのも影響しているのかも?

キャメルの脳裏をよぎったのは、『緋色の序章』の出来事。

原作84巻に収録。

あの「緋色シリーズ」のプロローグ的ポジションの話ですが、キャメルにとっては安室に怖い顔され、ベルモットに騙され、良い思い出で はないかも…


被害者の依頼を受けた探偵として登場し、異様にFBIのことを嫌っていた男としてキャメルは記憶しているのかもしれません。

キャメルは、安室のことを組織に潜入している公安だと認識しているのかどうか微妙ですが、
一応スピンオフなのでそのあたりは深く考えないようにしておきます(笑)

ポアロで安室が働いていることも知らなかったみたいですし。



「ご注文がないのなら、とっとと出て行ってくれませんかねぇ? このポアロから!」

完全に「僕の日本」パロディですが、これもスピンオフならではの遊び…

このセリフ、色んなパロディが作れるのである意味便利ですね。

アメリカンを注文して、豆知識を披露するキャメル。

「よく勉強していらっしゃるようですね… FBI…」

これも「それだけか? それだけなのか FBI」を意識したセリフ回し。

この時の安室の表情は、青山先生が赤ペンで直したコマ。

下からのアングルで、高圧的な印象になるように描き直したみたいですが、それだけで随分印象が変わりますね。


マカロニグラタンは時間がかかるからと、ハムサンドを注文。

キャメルはハムサンドの「隠し味」に気付いた模様…

『安室に忍びよる影』では、丁寧に隠し味まで説明していた安室さんですが、今回はそんな様子もなく、早く出ていってほしいのかキャメルに何度も質問攻め。

「まったく欧米人はのん気でうらやましい…
人生の半分がティータイムのようだ…」

極めつけはこのセリフ。

もうこのセリフを安室に言わせるために、キャメルを登場させたのかもしれない…と思ってしまいました。

このスピンオフのタイトル『ゼロの日常(ティータイム)』にも掛けていますし。


「最低の店員」がいるポアロを出ていくキャメル。

店の外では花火大会のために人がごった返しており、交通規制も行われるとのことで、急いで駐車場から車を出すキャメル。

「まさか…こうなることを見越して…」

安室の真の目論見は分かりませんが、ずっと窓のそばで外を見ていたところをみると、
キャメルに花火大会前に車を出させるために店を追い出したというのは本当みたいですね。

ラストは「最低の店員」安室透に、心の中で礼をするキャメル。

嫌な気分で幕開けかと思いきや、最後はスッキリと…(少し小言を言いつつも)

気になるところは色々とありますが、たまにはこういう話もいいかも…と思いました。

安室の飼い犬になった「ハロ」が全く登場しませんが、
今週も安室のアパートで留守番中でしょうか。

今後のハロの動向にも注目。


来週はまたしても表紙&巻頭カラーでポアロのお話。

来週1巻がいよいよ発売なので、サンデー的にも力を入れたいところなんでしょうね。

今週のサンデー104ページには、『ゼロの日常』1巻の広告が見開きで大きく載っていますし。

思いっきり遊んでいる広告(笑)

愛の五七五…なんかもう色んな意味で意味でひどい(褒めてる)ですが、
ターゲット層をまさに狙い打ちしている広告!な気がしました(笑)


そして

さらに

ついに…


来週のサンデーには「2大特報」が!!!!!

青山剛昌描き下ろし「警察学校編」ティザーピンナップ!

『ゼロの日常』衝撃の新章構想独占情報!



「警察学校編」といえば、やっぱり安室含むあの5人の警察学校時代のことですよね…

コナンカフェであの5人が描かれてからというもの、TVシリーズのED映像にも登場するくらいなので、
何かあるなと思っていましたが、そう来ましたか…!

以前デッキブラシの5人が描かれると青山先生からメッセージがあったので、
そのイラストがついに披露されるんですね!


警察学校「編」のイラストが描かれる、しかもティザーのイラストなので、どこかで「警察学校編」が始まることを意味している訳ですが、
原作か『ゼロの日常』のどちらか…になりますね。

ただしこれは『ゼロの日常』の特報なので、普通に考えれば、
「警察学校編」が始まるのはスピンオフの方か。

青山先生はそれを記念して描き下ろしのイラストを描いたことになりますね。

原作で「警察学校編」をするにしても、コナンを絡める必要がありますし、
原作ならこの間のエレーナと安室の回想のように、
わざわざ「編」をつけるほどのボリュームにはならないはずですし…

しかし、今後伊達刑事の手帳やスコッチの名前など重要なポイントになりそうなところは原作でも描かれそうなので、
警察学校関連が原作で触れずにいるというのもなさそうな気がします。

それなら、

新章構想=警察学校編

という予告から完全にネタバレになっているのも気になりますが、本当のところ、どうなのかは来週のサンデーを見てみないとなんともいえないところ。

来週のサンデーとともに、ゼロティ1巻も楽しみです♪

ゼロの日常 TIME.11 無礼講

初めての表紙&1話以来の巻頭カラー!

今週から2巻収録予定の内容になります。


爽やかな表紙。

サクラを持った安室、背景にはRX-7の姿も。

いかにRX-7が安室にとって重用か分かる表紙ですね。



今週は新井先生曰く「青山先生からプロット」を頂き、描かれた回ということで、
「原案協力」というより「原作」的な話といった方がいいのかもしれません。

しかも安室と風見のバータイム!

原作では、電車の窓に息を吹き掛けるくらいの活躍しかしていない風見なので、
今回のスピンオフで青山先生が風見をどう思っているのか分かる訳ですね。

コナンカフェでは、「壊したRX-7代 稼いでくださいよ…」
サンデーSでは、降谷のハンコを持った安室に対して「自分にも押してくださいよ…」

と鋭いツッコミをしていました(笑)

青山先生的には、安室に振り回されてちょっとした毒舌を披露しつつ、安室に認めてもらいたいキャラなのかな…と思っていましたが、

今回の話を読んで、その印象がより強まりました(笑)

やはり風見裕也というキャラは実に面白い…ですね。


さて、巻頭カラー!

バーにいる安室と風見。

風見の活躍に感謝する安室、感謝する風見。

風見、初カラーですね。

今までスピンオフでは安室しかカラーで描かれませんでしたが、ここにきて風見のカラーが。

もちろん原作でも風見はカラーで描かれたことがありません…

純黒の悪夢』ではゲストのオリジナルキャラクターだった彼が、
今やグッズになりついにはサンデーの巻頭カラーを飾ることにもなるとは…ちょっと嬉しいですね。


そして彼からがいるのは、プールバー「ブルーパロット」!!!

81巻収録『小五郎はBARにいる』に登場したバーで、バーテンダーの福井柚嬉も今回チラッと登場!

しかしこのバー、元々は『まじっく快斗』に登場する寺井ちゃんのバー。

まじ快2巻に収録されている話に出てきます。

ここに来て『まじっく快斗』ネタも入れてくるとは『ゼロの日常』なかなか油断できない作品ですねー

さすが青山先生プロット回。


ただ小五郎もこのバーに以前来たことがあるので、うっかり安室と小五郎が鉢合わせ…なんて展開もあったりなかったり。

そんな時、安室はどんな反応をするのか…

まぁ彼ならうまくごまかすかもしれないですね。


安室はスコッチソーダを注文。

やはりこういう時もある友人の名前が入った酒をオーダー。

もしかすると、安室はバーに行けばとりあえずスコッチ…という流れが定番なのかも。

レモン、グレナデンを断る安室。

このグレナデンは赤い色をしているので、まさに赤井色になってしまうから避けたという訳ですね(笑)


すかさずライウイスキーがベースのウイスキーソーダを注文する風見…

まるで風見に殺意を持ったかのような安室の鋭い視線…

安室さん、やっぱり赤井のことが嫌いすぎるでしょ…

絶対ライを注文しない男ーーそれが降谷零であり、安室透。

さらに誰かがライを注文するのを嫌がるという徹底ぶり。

そこでバーボンソーダを頼む風見。

安室がスコッチを飲み、風見がバーボンを飲む。

まさに彼らの思い入れのある人物の酒を飲んでいることになるので結構意味深ですよね…

そして、この後からひたすら風見のモノローグが続きます(笑)

果たして降谷零の右腕として活躍できているのか…

無礼講だから"降谷"でいいよ、いやでも呼べない…

チョコレートはウイスキーとの最高の相性…

まさに安室と風見に例えているかのような描写。

以前風見はチョコレートしか食べていないくらいの食生活を披露していましたが、
まさにそのチョコレートは風見のことを言っているようなものですよね…


チョコレートを食べ、ウイスキーを飲み、さらにバーボンをニート(ストレート)で注文。

ソーダで割らずに、バーボンをそのままより深く知ろうとする風見の姿は、
安室のことをより知りたい認めてもらいたい風見と重なります。

より深く、より一層、降谷零の右腕として活躍するためにーー


「ヘベロォ」という謎の擬音を発しながら、風見の安室に対するモノローグはさらにエスカレート!

バーテンダーの女性と話す安室に対して、謎の嫉妬を抱いていく風見。

モテている…

顔がいい…

うらやましくなんてない…

隣の安室の表情が歪んで見えることで、より一層、風見の内面がカオスなことになっていくのを表現しているかのよう。

風見って人間感があって、ますます好きになるキャラだなと感じます。

この回を読んで風見が好きになった人がたくさんいるはず!


いつも安室の無茶ぶりに応え続けている自らを思う風見。

原作で電車の窓に息を吹き掛けたり、
『ゼロの執行人』では日比谷公園で腕を捻られたり、
この間の回でRX-7を運転しようとしたら、窓に押し付けられたり…

さらにはそのRX-7を修理するよう連絡したのは安室だったり…(笑)

いやまさかね、『ゼロの執行人』で大破したRX-7がつい最近ピカピカになっていましたが、
その修理を手配したのが風見だったとは。

風見本当に毎度大変な思いをしているんだな…と改めて思ったしまいますが、
この後さらに大変なことが…

つい「降谷」と呼び捨てで呼んでしまった風見に、
またしても安室の鋭い視線、カウンターに顔面を押し付けられて、涙を流して戸惑う風見ーー!!!


実は後ろの客がケンカして飛んできたグラスから、風見を守るための安室の行動だった訳ですが、
なんだかもう風見がヒロインか何かに見えてきますね。

華々しく?隠れて活躍するヒーローに対して、苦悩するヒロイン。


ーー僕(自分)を、守るために…

急に風見が自分ではなく、僕と言い出したので焦りましたが、
もしかするとこう見えて風見は本来 一人称「僕」のキャラなのかもしれませんね。

人に対して強くしっかりせねば…と思う一方で、実は人一倍悩みを抱えていて繊細。

そんな一面がこの「僕」に表れているように感じました。

純黒の悪夢』や『ゼロの執行人』でかなり人に高圧的な態度を見せていた彼も、
実は心の内では悩み困惑し誰にもそれを打ち明けられずにいるーー

のかもしれないですね。

そして、こういった酒の席ではついそんな心の中の声が漏れてきてしまう…

ますます風見って良いキャラだなと感じます。



結果として呼び捨てにしたことを安室が怒った訳ではなかったのを知って、一安心の風見。

安室に「飲み直さないか?」と言われ、
呼び捨てではなく「降谷さん!」と嬉しそうに答える風見も良いですね。

風見の色んな表情が見れた回でした。

青山先生が風見に対してどんな思いを抱いていたのか分かる回でもあり、今後も負担にならない程度にプロット回があると嬉しいな…と感じました。


そういえば、安室の愛犬 ハロはアパートで安室の帰りを待っているのかな…

遅く帰ってきても、喜んでお出迎えしそう(笑)

またハロの今後の動向にも注目ですね。


次号「FBIのあの人」が登場…って、一体誰が⁉

まさか眼鏡をかけた大学院生が登場するんですか…

それともゲーム好きなあの人か、筋トレ好きのあの人か、サーカス好きのあの人ですか…?

来週も楽しみです!

ゼロの日常 TIME.10 決めた

ゼロの日常、ついに10話!

今回の話までで1巻収録分なのですが、随分キリのいいところで2巻に続く感じですね。

今週のサンデーには、1巻の表紙や青山先生の秘蔵ネームもチラッと載っているで
発売が楽しみです♪

新井先生のTwitterで明かされていなかった部分も収録されそうなので、
どのくらい青山先生が関わっているのかが分かりそうなのでこれは嬉しい。

『ゼロの日常(ティータイム)』1巻は、8月8日(水)発売!



さて、扉絵。

ガールズバンド回の回想で登場した バーボン ライ スコッチーーー

これまた後ろ姿が画になっていて、いい構図ですよねー

こう唐突に回想の1コマを挟んでくるので油断は禁物。

ギターケースには ギターとともにライフルも入っていて、中学生時代の世良が彼らに出会うことに。

この話は原作88~89巻に収録。





野良犬を飼うことになった安室。

と アオリにしれっと書かれていますが、本当に飼うことにしたんですね。

多忙極まりないトリプルフェイスの生活で犬を飼えるのか疑問でもあるんですが、
そこは安室透なので うまくやり通す感じなんでしょうか…


さっそく動物病院で予防接種。

名前を決めておらず、「どんなお名前つけてもらえるのかな?」と聞かれて、アンッ‼と元気よく返事をするわんちゃん、注射が嫌で逃げ出すわんちゃん…

回を重ねるごとにこのわんちゃんの可愛さが増してきているような気が(笑)

そりゃぁ安室さんもついには飼う決断を下してしまいますね。


アパートに戻って、ほぅ…となっているわんちゃんも可愛い。

安室の右腕に巻かれた包帯。

消毒液を出して逃げ出すわんちゃん。

安室さん、いつケガしたんだろう…と思ったんですが、前回わんちゃんを助けるために飛び出した時にしたケガかも。

もしくは、職務中のケガか。

一瞬『ゼロの執行人』のクライマックスで腕をケガした場面がよぎりましたが、
その後の話である「洗車回」には半袖で腕をケガしている様子がないので、
それとは違うケガのようですね。


急に飛び出したわんちゃんは安室のギターに激突。

「友達と一緒に演奏したくて覚えたんだ…」

ここで急にスコッチこと景光との思い出が…‼

まさか安室さん、ギターを始めたきっかけが彼にあったとは。

これは原作にも出ていない情報なので、今回のスピンオフが初出!

このあたりおそらく青山先生のアイデアなのかもしれませんが、
スピンオフで景光(スコッチ)のことが思いの外どんどん出てきますね。

この勢いなら、原作の回想にも彼のことが出てくる可能性がありそうですね。


安室のギターを聞きながら、くるくる走り回るわんちゃんが可愛い。

可愛いすぎませんか?


そして安室がはじめて覚えた曲を演奏。

『故郷』

音楽の教科書にも載る定番の曲ですが、それを安室が演奏しているのが何だか良いですね。

洋楽ではなく、日本の歌というのもいい。

自分の故郷である日本のことを思っているような、そんな感じがします。

わんちゃんもある音に反応、疲れて寝ているわんちゃんも可愛い。

ドとシの並びがお気に入りの音のようで、それにちなんで安室は犬の名前を決めようとする…

安室ドシさん

安室CBさん

最終的に決まったのはーー

安室「ハロ」さん!


ガンダムですね(笑)

ここにきて、ガンダムネタが放り込まれることになるとは…結構意外でした。

「ハロ」は、アニメ『機動戦士ガンダム』などのガンダムシリーズに登場する架空の小型球形ロボット。

アムロ・レイのペットロボットとして登場するので、
まさに「アムロ」が「ハロ」を飼うという、ガンダム通りの展開になる訳ですね。

このわんちゃんが何色なのか分かりませんが、緑色だったらまさにハロな感じになるんですが、おそらく白でしょうね。

(来週の表紙&巻頭カラーで明らかになるはず)

「いろは」を使って「ハロ」になるのも、実に日本が恋人の安室さんらしいところというか。


Vガンダムでは、カミーユがハロを拾う展開があるそうなので、
もしかすると風見がハロを飼うことになる可能性もあるかも?

とは言っても、動物病院へ予防接種をしにいく安室を見て 疑問に感じる風見ですから、
犬を飼う展開になるのは低そうかも。

「僕が受けると思ってるんじゃないだろうな…」

この時の安室の表情、なかなかのジト目ですよね。

安室透はさすがにこんな表情しないと思うので、まさに降谷零ならではといったところ。

それにしても、『ゼロの日常』では結構スーツ姿が多い安室。

1巻の表紙もきっちりスーツですし、
そのあと帰宅して着替えて動物病院に向かったということになるのかな。


さてさて、来週は表紙&巻頭カラー‼

「風見とバータイム」という意味深なワードが並んでいますが、
どんな話になるのか楽しみです。

バーといえば、組織のやりとりなどバーボンのイメージがあるので、
どんな2人が描かれるのか気になりますね。


来週から『安室透のワンダフルライフ』『ゼロのわんちゃん奮闘記』『愛犬ハロの冒険』あたりにタイトルが変わってしまいそうな感じになりそうだと思っていたら、通常運転みたいですね。

名前がつくと本当に距離感が縮まるというか、本当に家族になったと感じる瞬間ですよね。

安室が孤独な存在として描かれてきて、ついに家族のような存在がすぐそばに。


いつかハロは 誰か別の人の元へ行きそうな予感がしているんですが、そのあたりもどうなるのか…

出会いがあれば、別れもある…

もしかすると、本当に運命の分かれ道が待っているのかも…


安室とハロの幸せそうな表情が見られて 読者は癒されて大満足ですが、
その一方で何かが起こるかもしれないのでドキドキですね…

来週からは2巻の話。

1巻ももうそろそろ発売するので、青山先生の下絵やネームなど楽しみなところも盛りだくさん、楽しみです♪

ゼロの日常 TIME.9 いけないよ

2週間ぶりの連載再開。

原作の連載がお休みの時に、このゼロティが連載されるという形式に変わりました。

原作の連載再開も楽しみですが、こちらも新展開を迎えたようで楽しみが増えました。


前回、安室さん大好きな犬が再登場しましたが、
今回もあの犬が大活躍するお話。



扉絵は渋谷駅の風見。

中央には安室の後ろ姿が…

そこに安室がいることに気づいていないのか、もしくは『ゼロの執行人』のように他人のふりをして情報交換をした後なのか…

後ろ姿だけで安室透感を漂わせているこの構図、結構好きですね。



安室の愛車の屋根ですやすや眠っていたあのわんちゃん。

安室のアパートまで特定したみたいで、その安室透好きっぷりに磨きがかかります(笑)

河川敷に現れて以降、安室透がいる所に現れ続け、ついに自宅にまで…

まぁこれは、わんちゃんだから可愛いんですよね。

人間だったら逆に、安室透さんに逮捕されてしまうくらいのストーカーになってしまいますし…

怪我をしていたので、洗ってワセリンを塗って手当てをしてあげる安室さん。

ここで唐突にワセリンが登場しますが、安室さんのLINEに「ワセリン」と話しかけると妙に詳しい返答があって面白かったです。


ーーもうここにいては いけないよ

今回のタイトル回収。

犬を置いて、RX-7に乗って去っていく安室。

一瞬寂しげな表情を見せるも、何か閃いた様子の犬。


その後も安室の前に現れては、今度は電柱にぶつかったり、歩道橋から転げ落ちたり、驚くべき追跡能力を見せつつ、怪我をしていくわんちゃん……

見ていてちょっとかわいそうに思いつつも、ちょっと可愛くて……

路地裏で黒猫とケンカをしたり……


ーー⁉⁉

この黒猫はーー!!!


「クロ」じゃないかーー!!!


青山剛昌先生の作品『YAIBA』16~17巻にチラッと登場するボス猫。

YAIBA』はコナンの前に連載していたサムライアクション漫画。

全24巻ですが、コナンほど文字も多くないので結構サクサク読めて面白い、大好きな作品です♪


今回登場した、黒猫のクロ。

主人公の刃がひょんなことから体が小さくなってしまい(コナンのように幼児化ではなく、物理的に小さく)、

屋根裏に潜んでいたネズミたちと一緒に野良猫と対決することになるのですが、
その野良猫たちのボスとして登場します。

「ドクロ」と呼ばれ、ネズミたちに恐れられる存在ですが、ラストには意外な展開!を迎えます(笑)


新井先生のTwitterでは、

「今回は先生に許可を頂いてヤイバの登場キャラ(っぽい)ものを一箇所描かせて頂きました!」

と触れていたので楽しみにしていたんですが、まさかクロだったとは!


YAIBAのこんなマニアックなキャラを描いてくるあたり、
新井先生も相当なYAIBA好きなんだなーと感じてより一層嬉しくなりますね。

もしかすると、このわんちゃんもクロと同じく意外なラスト!を迎えるのかもしれない…そういう思いをこめて、新井先生があえてクロを出したのかもしれません…



「手当てはこれで最後…」

最後の手当ての後。

雨の中、傘をさして静かに横断歩道を渡る安室。

犬が渡ろうとすると、車が急に飛び出してきて……


もう映画か何かを観ているような気持ちになりますが、犬を守って茂みに突っ込んでいく安室さん、本当に彼は凄い人ですね(笑)

つい『ゼロの執行人』のラスト クライマックスを思い浮かべてしまいました。


追いかけてくるなと言っても、怪我をしてまで追いかけてくるので、
一体どういうつもりなのかと犬に問おうとした時……脳裏をかすめたのは、「あの女性(ひと)」との想い出。

このシーンを犬に重ねるのは、もう新井先生完全にこれ狙っていますよね。

幼い頃の降谷零が、わざと怪我することでエレーナ先生に会いに行く口実を作っていたこと…

この事実が明かされたのは、この間連載した原作の「黒ウサギ亭」の話(※95巻収録予定)なんですが、
すぐにこのネタを活かしてくる新井先生のフットワークの軽さにも驚きですね。

あの「黒ウサギ亭」の話を読んでいない方は、わりと何のことやら…と感じている人も多そうですが、
95巻が発売された時に読んでみてください(いつ発売になるのか今のところ未定ですが…)。

ゼロティ1巻は 8月8日に発売決定しており、
来週掲載分まで収録する予定なので、この降谷零の過去が原作よりも早く単行本になってしまうんですよね。

もしかすると、95巻と同時発売ということを見越してこの話を描いた可能性もありますが、
今のところ発売の情報はなさそうですし。


傷ついた犬を昔の自分に重ね合わせている安室。

最初に登場した時、

君も…
独りぼっちか…

と犬に話しかけていましたが、
あの時もおそらく自分自身に重ね合わせていたんですよね…

そして、今回は幼い頃の安室自身に。

一方、安室自身はエレーナに。


あの回想シーンでは、「宮野エレーナ 29歳」と書かれていたので、
まさに安室はエレーナと同じ年齢に。

ますます目の前で傷ついた犬と、幼い頃の安室自身を重ねてしまう訳ですよね…

あの頃のエレーナ先生も、こんな気持ちだったんだろうか…

そんな風に思う安室の心境が聞こえてきそうな気がします。


雨の中、「おいで」と言われて 犬はそれを拒否しますが、安室はそっと抱きかかえ一言「一緒に帰ろう…」

まさか安室自ら犬を連れて帰ることになろうとは。

ずっと独りで、孤独で生きてきた男が…ついに一緒に帰る者がいる瞬間…


雨が降っているシチュエーションも安室の心情を表しているようで印象的ですね。

『ゼロの執行人』でも雨のシーンはかなり印象に残っていいますが、
今回もかなり安室らしい切なさと孤独感を思わせる風景…

出会った時も雨。

そして、一緒に帰る時も雨。


雨の中でも画になるのが、まさに安室透。


安室が犬を飼おうとしているのか、それとも飼い主を探そうとしているのか、本当の目的は分かりませんが、
スピンオフにまた新たな展開が生まれ 物語が大きく動き始めました。


この後の展開はかなり新井先生の手腕が試される感じになりますが、どんな展開が待っているのか楽しみですね。

それでは…また来週!